短編なんだけれど
子供が母親に喋っているという文章
懐かしいような感覚が語られている
蓑を付けた人→イノシシ
釣りをする人→土手の一本シメジ
と見立てる 子供のメタファ
おしゃべりの声 人間のざわめきと
鳥や動物のさえずりや鳴き声を
同じように音のもじゃもじゃ模様のように語り
それが人のざわめきも
近づけば明瞭になるように
鳥たちのさえずりも 同じようになるはずだと
感じている子供
自分の耳が育って大きくなれば
鳥たちの言葉も明瞭になる
そういうイメージ
などなど
幻想とかメタファとかって難しい話ではなく
子供の時は
そういう世界に住んでいたなあと懐かしく感じた