遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

コラージュのわけ

2011-02-18 08:51:48 | 現代美術

キュビズムとコラージュって何の関係があるんだろう

頭の悪い私には

全然わからなくて 気持ち悪かった

大塚先生が教えてくれることの

そのわけが

やはりわからなかったが

みんなはわかってるんだろうか?

 

これまで

絵にまつわることでは  そういうことがいっぱいある

 

ところが

下の写真 これはもう写真でしかないようだけれど

ここに至るいろいろなデッサンも残っていて

 

私には  やっとわかったよ!

 

きっと誤解だろうけれど

Img414

描かれた絵と

こういう彫刻?は行ったり来たりして考えられたんだ

この作品の場合

色のコントラストの強さが

実際の空間に位置とはちがう

後ろにあるものを前進させる

 

そういうことをこれを作りながら考えたんじゃないか

それが絵に使われてる

 

ピカソのオブジェはそれだけで  わけもなく楽しいから好きだが

多視点を組み入れたように

二次元と三次元を入り組んでいったり来たり

そういうことを考えたんじゃないかと思った

コラージュは平面的だけれど

よく陰なんか描きこんで

浅浮彫みたいにしてたり

まるでそれが 様式のように

俗人には見えてくるけれど

コラージュされたのは 紙や布ではなく

二次元と三次元かもしれない

 

だから  キュビズムからコラージュは生まれたんだ!

 

それが異世界の融合だのなんだの  そこから新しい世界を作るだの

私には それがどうしてキュビズムから出てくるんだ?

わからなかったけれど

 

これが  そういう発想に発展して言ったのだと思えば

よくわかる

 

上の写真を見ると

クルト・シュビッターズのアッサンブラージュを思い出すけれど

思想的には別の人だけれど  似てる

 

一つの芸術が 派生して新しい芸術を生むというのは

すごくいいなと思った

(クルト・シュビッターズがピカソの影響を受けたということじゃない

クルト・シュビッターズのほうが早いかもしれない)

 

でも  キュビズムは あんなにはやったとはいえ

それぞれ 別の展開だもの

 

新しい展開を山ほど生んだ

という点で言えば

ピカソの キュビズムみたいなのは

すぐれた博士論文みたいなものかなあ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« CD大量生産中 | トップ | 血圧と痛みの話 »

コメントを投稿

現代美術」カテゴリの最新記事