今日は作ったかばんにこの本と「空山」を入れて
もって行き
重くていやになった
肩掛けショルダーに本は駄目ね
で
車に本は置いて 読める場所に行くときだけ持つことにした
今日は病院で予防注射も診察も待ち時間が多く
「千日紅の恋人」は読み終えちゃった
不運な結婚二回に敗れた主人公は
安いアパートの管理人
不運な彼女はもうじき40歳
結婚の不運って考える
どうにも相手に縛られ運命を変えられてしまうもの
それが
結婚だと私は思っていた
結婚してもこう自由でいられるというのは
実は凄くラッキーなことだろうな
逃げられない
そういう恐怖の対象って
人との関係では怖い思いをする
沖縄で
またいじめで殺された中学生
誰も救えなかったいじめにあって
その子の恐怖を思ってしまう
DVに泣く女性も多いのだろうなあ
主人公の不幸な結婚については
この小説のテーマではないのだけれど
アパートに住む人々は
精神を病むものもいるし奇行の人もいる
人の暮らしに立ち入ってみれば
とんでもない展開になってるものだけれど
とんでもないような暮らしをつむぐ住民に対して
昔の長屋の大家のような管理人
まなざしが温かい
著者が精神科医だからかもしれない
DVの地獄
子供のいじめの地獄
こういうものを解きほぐすのは
意外と不可能じゃないかもしれないという
人間への信頼感が
あるかな
友人が読むことを進めてくれる
「風花病棟」もその手かもしれない
「風花病棟」はどうにも手に入らないなあ
読み終えたときの予備に持っていった
「空山」
これは前に読んだ
読んだことを忘れて
こんな重い本を持ち歩いて
オバカさんねェ
私は読むのが早いけれど
何を読んだのか忘れるのも早い
だからこうやって読んだ本のことを書いておけば
読んだかなどうかな
というのは
ブログを検索すれば出てくるから便利
忘れていたけれど
まだまだ
隠れてますよね