遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

「千日紅の恋人」帚木蓬生

2009-11-25 19:25:36 | 日本の本

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今日は作ったかばんにこの本と「空山」を入れて

もって行き

重くていやになった

肩掛けショルダーに本は駄目ね

 

車に本は置いて 読める場所に行くときだけ持つことにした

 

今日は病院で予防注射も診察も待ち時間が多く

「千日紅の恋人」は読み終えちゃった

不運な結婚二回に敗れた主人公は

安いアパートの管理人

 

不運な彼女はもうじき40歳

 

結婚の不運って考える

どうにも相手に縛られ運命を変えられてしまうもの

それが

結婚だと私は思っていた

結婚してもこう自由でいられるというのは

実は凄くラッキーなことだろうな

逃げられない

そういう恐怖の対象って

人との関係では怖い思いをする

沖縄で

またいじめで殺された中学生

誰も救えなかったいじめにあって

その子の恐怖を思ってしまう

DVに泣く女性も多いのだろうなあ

 

主人公の不幸な結婚については

この小説のテーマではないのだけれど

アパートに住む人々は

精神を病むものもいるし奇行の人もいる

人の暮らしに立ち入ってみれば

とんでもない展開になってるものだけれど

とんでもないような暮らしをつむぐ住民に対して

昔の長屋の大家のような管理人

まなざしが温かい

 

著者が精神科医だからかもしれない

DVの地獄

子供のいじめの地獄

こういうものを解きほぐすのは

意外と不可能じゃないかもしれないという

人間への信頼感が

あるかな

 

友人が読むことを進めてくれる

「風花病棟」もその手かもしれない

「風花病棟」はどうにも手に入らないなあ

 

読み終えたときの予備に持っていった

「空山」

これは前に読んだ

読んだことを忘れて

こんな重い本を持ち歩いて

オバカさんねェ

 

私は読むのが早いけれど

何を読んだのか忘れるのも早い

 

だからこうやって読んだ本のことを書いておけば

読んだかなどうかな

というのは

ブログを検索すれば出てくるから便利

 

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
言葉や暴力のいじめ、ほんとに際限がないのでしょ... (kazuyoo60)
2009-11-26 10:24:21
うふふふ、内容は覚えておられても、題名と結びつかないことも--でしょうか。
kazuyoo60 様 (遊工房)
2009-11-26 14:23:24
しばらく虐待やいじめ
忘れていたけれど
まだまだ
隠れてますよね

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