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Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

心のなかの差別

2020-12-26 17:52:24 | 映画・ドラマ
こんにちは。

エルです。


今日の良いこと・寒かったけど起きた!自転車で駅まで行った!



ゾンビ映画を観ました。
『デッド ライジング ウォッチ タワー』。
もうゾンビが出てくるってだけでイロモノ扱いですけれど
低予算なりによくまとまっていたんじゃないかな?

ゾンビにたとえ噛まれても、血清を毎日打っていれば人間でいられる。

ところがその血清に粗悪品が混じっていたせいで効果がなくなり、街にはゾンビが増えちゃって…

ヒロインは2人いるけども、そのうち1人は噛まれていて血清を打っている。

でも感染症にありがちな差別にあい、仕事はクビ(辞めるまでの間は地下勤務)、フィアンセは逃げ出す。

ふと深田恭子の『神さまもう少しだけ』というドラマを思い出した。

ウォッチタワーという言葉が表す通りのラストがショッキング。
人は人を差別しないと生きられないものなのか?

自分が一番惨めじゃないとか、そんな考えは気持ち悪いのに、ついやっちまう自分がオーマイ!

いかん!ネガティブモードは回収だ!

笑顔でキュートでビューテホーでいなくちゃね。



皆様に幸運を!



無敵じゃないジャッキー

2020-12-16 12:39:30 | 映画・ドラマ
こんにちは。

エルです。

今日の良いこと・やっぱり朝は凍結したアスファルトに雪が少し積もった状態。
徒歩でも所々怖かったのですが、起きる時間を早めなくても余裕で家を出られて駅に着きました。
私、早めに家を出ていたんだなあと今更思ったのでした。


ジャッキー・チェン主演『フォーリナー』観ました。ビデオです。

歳とったジャッキーが爆弾テロで娘を殺され、復讐に立ち上がる。
前に何処かでみたような設定だなぁ。

相手側が手練れです。(そうじゃない人もいっぱいいるが)。
でもピアース・プロズナンは言われなきゃわからなかった。
007の人に見えない。色々杜撰。色ボケ感情ダダ漏れおっさん。

そして結構喰らって怪我するジャッキー。
笑顔のないジャッキー。

ラストも、、、なジャッキー。
そんな新鮮なジャッキーを観る映画。



皆様に幸運を!


戦後を笑いが駆け抜ける

2020-11-29 15:04:02 | 映画・ドラマ
こんにちは。

エルです。

市川昆監督作品『青春怪談』を観ました。

ちょい役で出ている芦川いづみの日活映画第一作なのだそう。

概要は三橋達也演じる慎一と、北原三枝演じる千春。幼馴染みの2人の結婚を双方の親が考えているうちに
何故か親同士が結婚する運びに…。

轟夕起子演じる慎一の母親は、とても子どもっぽくて慎一が心配するほど。

さらには惚れたはれたに興味が無い慎一に業を煮やした女が、千春は実は男だと新聞に書いて嫌がらせをする。

まあ、とんでもないコメディで、原作は獅子文六。

クールビューティーの北原三枝はわかるけど、
女たらし役のイメージの三橋達也が、合理主義一本槍で、中性的。全然女になびかないところが面白い。
これぞ配役の妙。

なかなか気持ちの良いカラッとしたお話でした。


今日の良いこと・いつもよりお客様が少なかったのはやはりコロナが原因でしょう。お店としてはアレだけど、土日の不要不急の外出は減っているのでは?と思ったのでした。


皆様に幸運を!


原節子の屈託

2020-11-28 07:14:02 | 映画・ドラマ
おはようございます。

エルです。


原節子の『晩春』を観ました。

小津安二郎監督で、笠智衆や杉村春子など常連の俳優陣。

私は似たような『麦秋』より(←コラ!)
『晩春』の方が好きだなあ。

親娘二人暮らしで終戦後を生きて来たが、なんとか娘を嫁がせたいと思う父親の話。

時代というのもあって、自分の世話ばかりさせて婚期を逃しかけている娘を父親は案じるのだけれど

娘の方は苦にしておらず、むしろずっと父親と一緒にいたいと思っている。

原節子の独特の空気感、低めの声やクリクリした瞳、品の良い言葉遣いや身のこなしに

笠智衆の方はなんだか台詞が棒読みにみえていたけれど、

娘のために芝居を打っている「受けの演技」だったかと、後で知る。

父親が若い後添いを貰おうとしていると気づいた原節子の表情が凄かった。

瞳に裏切られた鬱屈が漂うのがとても良い。

いつも明るく上品で元気な原節子。

それだけじゃない原節子が観られます。




今日の良いこと・昨日がとても寒かったせいなのか、はたまた恒例の土曜日の憂鬱なのか体調は不調。
こんな時にね、子どもの頃のようにお布団にもぐって、好きな本を読みながらうつらうつらするのは至福なのですよ。




皆様に幸運を!

フィクションだけどそういう世の中

2020-11-20 11:53:40 | 映画・ドラマ
こんにちは。

エルです。

以前紹介した『シカゴ・ファイヤー』の姉妹作品『シカゴ・メッド』。
その中にこんなエピソードがありました。

映画館で突然銃を乱射する男が現れ、パニックになった人々が逃げ出す。
家族連れで来ていた夫婦のうち、妻がまだ小さな息子が転んだのを庇い、頭を蹴られたり踏まれたりで硬膜外出血(血腫?)を起こし脳死状態に。

護身用の銃をもっていた男性が、乱射男を撃ったことでその場が収まり、射たれた男は重体、撃った男性は一躍ヒーローになって、映画館で逃げる際に怪我をした人々から感謝される。

男性も額を怪我したので病院で縫ってもらうのだが・・・。

実は乱射男はユーチューバーで、銃に見せかけたニセモノで乱射している風を装ったイタズラ好きの若者だった。

最初はヒーローをインタビューするために病院に駆け付けたマスコミは
今度は額の怪我を縫ってもらった男性に対して「撃たれた若者が重体なのをどう思うか?」と聞いてくる。

ひょんなことからツイッターのフォロワーが爆発的に増えた男性に「人殺し」のツィートが届き始める。

結局男性は自殺してしまう。


病院内では、ユーチューバーを救うために脳死状態の妻(前述の息子を庇った母親)の内臓(型が適合)を移植するしかなくなり、逡巡の末、夫が涙ながらに同意書にサインする。

ユーチューバーの両親が感謝を述べようとするのを制して、妻を喪う夫が叫ぶ。
「お前は生きなければならない。お前がどんな酷い事をしたのかを俺は一生お前のユーチューブにツィートしてやる!」


なんだかとっても今の世の中を切り取ったようなエピソードだな、と思いました。
重かった。



今日の良いこと・庭の紅葉はいまひとつですが、


血のように紅いといわれるもみじが色褪せて見えます。

でも、満天星は紅い。これ、結構他のお庭でもそうみたい。



皆様に幸運を!