ゆったりーの日記

ゆったりーのの日常を、スタッフ・利用者・ボランティア・見学者などいろーんな人がいろーんな目線でレポートします♪

3月11日(月) 8年前を思い出して...

2019年03月11日 | 代表&スタッフの活動日記
8年前の今日、東日本大震災が起きました。
今日はその時間帯に、ひろばに居合わせた皆さんで黙祷しました。

今日は0歳の赤ちゃんの利用が多く、
震災の後、東京都の水道水から、1歳未満の乳児の摂取制限の指標を上回る量の放射性物質が検出され、東京23区と多摩地区の5つの市で乳児に限って水道水の摂取を控えるようにということになり、乳幼児を抱える皆さんはお水の確保に一時期大変だった話を少ししました。

震災後2~3年くらいまでは、利用者の皆さんも、すでに子育てしていた方も多かったから、「あの時は大変だったね」と話し合えたけど、
今の利用者の皆さんは、当時はきっとまだ独身だったと思うから、あんまり当時の話題にはなりませんでした。

記憶って風化しちゃうなぁなんて思いながら、たまたま、今、ゆったりーのの倉庫や書棚の昔の資料を整理しているのですが、
本当に偶然!8年前の日報が出てきました。
日報の一部を抜粋します

2011年3月11日(金)
利用者懇談会を行っていたが、途中から地震発生のため中止。(PM14:45分ごろ)
余震がPM15:20 頃に2回あり、ひろば・カフェの中央に皆さん集まってもらいました。
メダカの水槽が横揺れに揺れて、水がこぼれたりしましたが、ひろばの遊具が落ちたりはしなかったです。
皆さんケガもなくて安心しましたが、地震の強さに驚きが大きいです。
利用者の皆さんが「ゆったりーのに居てよかった、家に居たら子どもとオロオロするだけだった…。」と口々にお話していました。
「今晩は枕元に靴とタオル・ヘルメット等を用意してお休みください」とお伝えしました。



この日は、利用者の皆さんを帰したあと、スタッフも17時ごろ早々に帰ったわけですが、
まさか、電車があんなに動かなくなって夕方になってあれほどの帰宅困難者が出ることや、
東北ではそのころ、あのようは大津波が来てあれほどの被害が出るなんて、この日報を書いている時点では想像できませんでした。
みんな、自宅に帰って、テレビを見て、この地震の影響を知ることとなりました。

2011年3月12日(土)
余震時の避難方法の確認。
地震の翌日だが、(利用者の皆さんは)家にいるとストレスが溜まるとの事で、片付けの途中で気分転換に来たようである。
安全点検…ガラスひび割れ6か所。壁水漏れ少々あり。


2011年3月14日(月)
お母さんたちは「家に一人でいるよりは、ゆったりーのにいたほうがいい」と口々に言っていました。
「地震により、家の中が片付けが必要になり、大変だった」と言っていた方もいました。


2011年3月15日(火)
わらべうた遊び、木育ひろば、中止。
原発事故の影響か、利用者が少ない。



震災後、最初は家にいると不安なのでゆったりーのに集まってきていたのですが、原発事故の概要が明らかになると、外出を控える傾向に。
この日のブログを読むと、この日からゆったりーのでは募金を始めています。
「スーパーやコンビ二では食料品の棚はほとんど何もなく、計画停電のため電車も混乱、原発の事故のニュースもあり、外は閑散としています。」
と書いてありました。

2011年3月18日(金)
この日のブログをお読みください。

2011年3月19日(土)
キッズマッサージがあり5組の参加者。(各種企画の再開)
地震の後ちょうど1週間後ということでしたが、いつも通りのゆったりーのを心がけてやりました。
初めて来る方もあり、今日はにぎやかでした。



震災1週間後くらいからは、震災の影響が長引き、不安とストレスの影響が出てきたり、できるだけ今までの日常を取り戻そうという雰囲気だったのかな?と。

どうしても記憶が薄れていくのは仕方ないことですが、これをきっかけに、今一度、「もしも」の時のことを考えてみるきっかけとなれば、と思います。

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