ゆったりーの日記

ゆったりーのの日常を、スタッフ・利用者・ボランティア・見学者などいろーんな人がいろーんな目線でレポートします♪

ほっこりCafeから②:「甘えさせる」と「甘やかす」の違い

2016年04月22日 | 代表&スタッフの活動日記
「ほっこりCafé」にてレクチャーしてくださる臨床心理士である近藤総子先生のお話より、
乳幼児期や学童期の保護者が聞いても参考になるお話を少しずつ紹介します。

前回:「ボンド形成」「ビタミンI(愛)」の大切さ

◆「甘えさせる」と「甘やかす」の違い

子どもに愛情を注ぎたい、子どもが言ってくることを受け止めてあげたい
と思うけれども、「甘やかす」ことになってしまっていないか?
とわからなくなるときがある。
と、ある親御さんからの質問がありました。

「甘やかす」ことと、「優しく接すること」や「甘えさせる」ことは違うと先生は言います。

「甘やかす」は良くないが、「甘えさせる」は充分にさせてあげて良いそうです。

では、何がどう違うのか?という例を教えてくださいました。

例えば、子どもが「チョコレートが食べたい」と言ったとします。
一定量をあげるのはよいが、ほしいと言うだけいくらでもあげるのは「甘やかす」になります。
また、例えば、ご飯の前ならあげるべきではありません。そこが違います。

ただし、本当はチョコレートをあげる約束をしていたのに、こちらの理由でうっかり食べられなかったのであれば、
そこはこちらが認めて、少しでも食べさせてあげるべきです。

また、どうしても聞き訳がないとき、本当に少しだけあげて(「甘えさせる」)、
でも、ご飯前だから残りはまたご飯のあとにあげる約束をする(「甘やかさない」)というように、
「甘えさせる」「甘やかす」を区別するようにすることが大事です。

というお話でした。

ほっこりCafeから①:「ボンド形成」「ビタミンI(愛)」の大切さ

2016年04月15日 | 代表&スタッフの活動日記
「ほっこりカフェ」にてレクチャーしてくださる臨床心理士である近藤総子先生のお話より、
乳幼児期や学童期の保護者が聞いても参考になるお話を少しずつ紹介します。


◆「ボンド形成」「ビタミンI(愛)」の大切さ

人は誰でも、成長の過程で人生のどこか一時期に
「無気力」や、「やたら寝る」、「人と接したくない」など
「鬱(ウツ)」っぽくなる時期があるそうです。

そういう時期を、人は自我や自尊心を強く持つこと、そして、
伴走者がいることで、乗り越えられるのだそうです。

自我や自尊心を強くするためには、
幼少期から信頼できる誰か(一般的には親、とくに母親のことが多い)との「ボンド形成」が大切である
と近藤先生は話します。

「ボンド形成」の「ボンド」とは、
「心理的へその緒」のこと。

つまり、お腹の中で赤ちゃんが母親からへその緒を通じて血液と栄養をもらっていたように、
生まれ出た後も、ビタミンI(愛)という栄養を、貰い続ける必要があるということです。
これは、まず、誰か1人の人と「ボンド形成」をしっかり作ることが大事なのだそうです。

1人の人と「ボンド形成」がしっかりできて、初めて2人目3人目との関係も作っていくことが出来る
と考えるため、生後間もない赤ちゃんのお世話をする人(主に母親が多い)との愛着形成が大事だと言われるのは
この事なのだと思いました。

この「ボンド形成」により、しっかり栄養(愛情)が行き届き、余裕ができると、
耐性(がまんする力)ができ、様々な困難を乗り越える力もつくと考えられています。

そのため、対人不安などの理由で、学校や仕事に行けないというような困難を抱えるお子さんに対しても、
まず、伴走者である家族とこの「ボンド形成」の「へその緒」を繋ぎなおすことから始める、
いくつになっても、遅すぎるということはないのだと先生はお話されていました。

赤ちゃんや幼児期は、
いわゆる話しかけたり抱っこしたりと、一般的な赤ちゃんのお世話を通していけばよいのだ
とイメージしやすいですが、
では、大人に近くなった子どもに対しては、
具体的にはどのように「ボンド形成」により、栄養(愛情)を送るのでしょうか?

先生のお話では、
仮に返事が来なくても毎日電話をするとか、メールを送るとか、そんなことでもよいのだそうです。
常に、気にしているよ、というメッセージを送り続けることが大切なようです。

つづき

4月15日(金)共催事業:ほっこりカフェ

2016年04月15日 | 代表&スタッフの活動日記
H28年度、NPO法人ゆったりーの、生活サポート生協、NPO法人ワーカーズコープ
の共同企画を日本コープ共済生活協同組合連合会 地域ささえあい助成を使っていくつか試行してみることになりました。

そのうちのひとつ、生活サポート生協を中心に、成人したお子さんのことで悩んでいる親御さん同士が話合ったり臨床心理士の相談を受けることができる「ほっこりカフェ」を隔月で開催しています。

「ほっこりカフェ」にてレクチャーしてくださる臨床心理士である近藤総子先生のお話は、
乳幼児期や学童期の保護者が聞いても参考になるお話がほとんど。

子どもと保護者の信頼関係づくりの基本というのは、
子どもがいくつになっても大切なことは同じなのだなと考えさせられました。

お話の一部を、少しずつ紹介します。

次の記事へはこちら。

ねぞうアート準備

2016年04月15日 | 日記・エッセイ・コラム
今月のテーマは「こいのぼり」!

空色の布にこいのぼりを並べて、一緒に空を飛んでいる
イメージです。



「KIDS DAY」の文字は利用者さんの作品。
兜や菖蒲の花は折り紙で作り、
菖蒲の葉っぱはなんとお庭の葉っぱを
使ってます。
アイデアが集まって素敵な準備ができました。

本番は、4月18日(月)13:30頃~です。

ぜひ皆さんもアイデアを持ち寄って、
かわいい写真を撮りに来てくださいね!
お待ちしています♪

ぽかぽか🌷持ち寄りランチ

2016年04月09日 | 日記・エッセイ・コラム
今月のテーマは’春の味覚’
メニューは
・あさりの炊き込みご飯
・カブと油揚げの具だくさん味噌汁
・ゆったりーので採れた春野菜のサラダ
・白和え
・モツ煮
・・・あーもう書ききれません!!


参加してくださったママの声をご紹介します。
「2回目の持ち寄りランチの参加でした。皆さんが作ったご飯が食べたくて参加しました。(笑) 普段子供二人とバタバタしながらの食事なので気兼ねなく大人数でご飯が食べれて良かったです。実家に帰ってきたような懐かしさもありました。
ゆったりーのは目の届く範囲で子どもがのびのびできるのを見れるので親も安心して遊びにこれます。また親のほうも雑誌があったりイスがあったりとゆっくりできるので、疲れずに子どもと一緒に居れます。今後も利用できる限り利用したいです。」

スタッフも「実家に帰ってきたようで・・・」のことばがうれしかったです。
スタッフNの「ここには祖母がたくさんいますからいつでもどうぞ」のことばにスタッフSから「私は姉でお願いします」の応酬あり。こんな会話が弾んだ楽しいランチでした。

本日の迷シェフ↓↓↓

ぴかぴかの1年生!

2016年04月06日 | 日記:ひろば
今日は、新宿区の区立小学校は入学式でした。
あちこちで、ピカピカの1年生になった、
かつてのゆったりーの常連さん親子に会いました。
みんな、おめでとう~

新年度になったから、

ひろばでは、
だいぶ年季の入ってしまっていた滑り台のカバーを新調。


お庭では、
新しく小さな滑り台を設置してみました。


フリールームでは、
今年度から4日間×年4回開催する予定の
『親子の絆づくりプログラム』(略称:BPプログラム)
の第1回目が始まりました。
2~5ヶ月の赤ちゃんたちでいっぱい!


ゆったりーのも、新年度が始まったなぁ~と実感する1日でした♪