北海道型鉄道模型を楽しむ

北海道の鉄道大好きな車両掛がノンビリとやってる、夕張鉄道を中心とした鉄道模型製作のブログです。(旧 夕張炭鉱鉄道の建設)

夕張鉄道11形の製作(その6) 動力装置

2010-06-21 22:40:05 | 蒸気機関車

下まわりの仕上げは動力装置です。

Photo

型のごとく第3動輪を駆動軸にしています。ギアケースは珊瑚のA-8用です。モーターは1224Sで、このギアケースに合わせたものです。なので、ギアケースとモーターの間は直接ネジ止めができます。でも、これだけでは、電気を入れるとモーター自体が回転してしまいます。

モーターのボディを台枠側に固定するのですが、第3動輪もイコライザーを入れているので、台枠にじかにネジ止めするとイコライザーを殺してしまいます。そこで、モーターの留め具を作り、台枠との間はスプリングを入れて復元力を与えた上で段付きネジで留めて、ネジの頭が台枠側の穴に引っかかるというありきたりの構造とすることにしました。そのネジとスプリングは8620のパーツを流用しています。で、悩んだのは留め具をどのようにしてモーターにつけるかです。

Photo_2

モーターのケースにネジを切るのが一番簡単ですが、ケースにじかにネジ穴をあけるのは、モーターの精度保持のためにもはばかられるところです。そこで、留め具に0.3厚の真鍮帯板をつけて、そこにモーターをあてがい、帯板をモーターの形に添うように折り曲げました。つまり、留め金にモーターをはめ込んだだけの状態になっています。なんだか頼りなさそうですが、モータはギアケースに、留め金は台枠に、それぞれ固定されているのではずれません。

テスト走行は、全く気持ちのいい走りでした。まさに案ずるより産むが安しです。モーターの電極は、この留め金に直に接していて、台枠を経て導通側の動輪に落ちます。絶縁側の電極は、写真で見える緑色のビニールコードを経て、テンダー側へ通じる絶縁ドローバーにつなげてあります。絶縁ドローバーはアダチのワンタッチドローバーにしてあります。

写真では先台車は昔の9600の簡易型のものを仮につけていますが、そのあと、珊瑚の9600用のロスト製の先台車に振り替えました。

下回りはついに完成!ここまでは結構地味な作業が多いのですが、この先は、どんどん形になっていく模型製作の一番楽しい段階です。楽しみ~(実はアマ~イ)