北海道型鉄道模型を楽しむ

北海道の鉄道大好きな車両掛がノンビリとやってる、夕張鉄道を中心とした鉄道模型製作のブログです。(旧 夕張炭鉱鉄道の建設)

石炭上屋の製作(その4)

2010-06-08 23:52:31 | ストラクチャー

車両工作用方眼紙で屋根を作り、トタンを表現するためレンガ状の切り込みをカッターで入れて仕上げました。屋根の峰には真鍮アングルを万力で鈍角にしてから貼り付けました。

いよいよ塗装です。今回は屋根のトタンの色に悩みました。

ある実物雑誌にのった貴重なカラー写真から、この上屋のトタン屋根が赤く塗られていたことが分かりました。ただ、相当に煤けているので、正確な色合いが判然としません。でもあまり原色っぽい赤ではないような気がしたので、特急色の赤2号を塗ってみました。まあ、ストラクチャーの塗装で迷ったら、暗い色を選ぶと失敗が少ないと信じていますが。でも、塗りあげてみると、まだ鮮やか過ぎるような気がします。結局後のウエザリングでごまかすことにしました。

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羽目板の塗装はプラ用塗料のウッドブラウンです。また、後ろにある入口らしき戸板は、資料の白黒写真から考えて、白塗りにしました。

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塗装が終わったのち、正面にズラリと並ぶ雪止めを作りました。本体は角材で、つり固定の鉄棒は黒染めした0.3ミリ真鍮線です。上の雪止めを貫通させてから、下の雪止めにさしこんで固定しました。この鉄棒は屋根の峰からつりさげられているので、屋根の峰にヒートン型に丸めた真鍮線を植え込んで、フック状に曲げた雪止めの鉄棒をひっかけて固定しました。

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この雪止めがズラリと並んだ石炭上屋の写真はたくさん残されていて、鹿ノ谷の印象の一角をなしていますので、手抜きはできません。

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最後に、機関車を引っ張り出して、雰囲気を味わいます。また悦に入って、この日は終わってしまいました。今年の正月のことです。