ちょっと前に―(約6年前の話になる)流行った、レゲエDJ・三木道三(本名・三木真一さん)の歌う「Lifetime Respect」という歌があった。甘ったるくて、ある意味「やんちゃな」歌詞はいいのか悪いのかわからないけれど、でも、そのリズムは結構面白い歌だナ、いいナ、と思って聞いていた。それが最近になって、ラジオで、「Lifetime Respect―女編」というタイトルで、カバーされているのを聞いた。カバーというよりはむしろアンサーソングという位置づけになっているらしく、オリジナルの三木道三氏の歌パートも少し入っていた。ウェディングソングの一つになること請け合い、といった感じだろうか。
話は少し変わって、「千の風になって」=「I am a thousand wind」という歌について。
“私のお墓の前で 泣かないでください・・・”
これは、作者不詳の英語詩で、それを翻訳したものに歌詞をつけたものである。古くは、女優マリリン・モンローの追悼に朗読され、ジョン・ウェインがハワード・ホークス監督の葬儀に朗読し、IRAのテロ攻撃によって他界した青年が両親に残していた手紙につづられ、あの、9・11事件でお父さんを亡くした11歳の少女が一周忌に朗読したという―
さらに、2004年には映画化もされた。
「人々の命はバトンタッチのように、静かに繰り返され、いなくなってしまった人も、本当はすぐそばに、大切な人のそばにいつも息づいている、というコト」
大方の人はそうかもしれない。
亡くなった人を身近にしたたくさんの人は、この詩で、歌で、心を慰められるだろう。
私は・・・そうじゃない。
身近な人を、大切な人を、年功序列のカタチで「死」という形で失ってこそいれど、私は、こう歌えない。
たくさんの人に語り継がれ、歌われているこの歌に、私だけのアンサーポエムを送ろう。
TOYOTAの一販売チャンネルであるトヨペットのキャッチコピー「Answer for You」とでもいおうか。
その「You」が誰なのかは、私だけの秘密―
私にお墓は要りません
だから思い切り泣いてください
下を向いて泣いてください
天を仰いで泣いてください
風になりたくても
私はなれないから
人は
風を聴くことは出来る
風を呼ぶことはできる
風を操ることはできる
風に乗ることは出来る
風を切ることは出来る
けれど
風を数えることはできない
風を見ることは出来ない
風と化すことは出来ない
私が急に姿を消したら
この世から
この次元から
この宇宙から
私はいなくなるのですから
魂に変わったのではありません
天に昇ったのでもありません
地獄の闇に行ったのかもしれません
・・・そしてどこにも私はいません
想いは届かないのです
私からも届けられないのです
風が絶え間なく吹いているわけではなく、時々は止んでしまうように
私も止まるのです
止まったままなのです
・・・そしてどこにも私はいません
話は少し変わって、「千の風になって」=「I am a thousand wind」という歌について。
“私のお墓の前で 泣かないでください・・・”
これは、作者不詳の英語詩で、それを翻訳したものに歌詞をつけたものである。古くは、女優マリリン・モンローの追悼に朗読され、ジョン・ウェインがハワード・ホークス監督の葬儀に朗読し、IRAのテロ攻撃によって他界した青年が両親に残していた手紙につづられ、あの、9・11事件でお父さんを亡くした11歳の少女が一周忌に朗読したという―
さらに、2004年には映画化もされた。
「人々の命はバトンタッチのように、静かに繰り返され、いなくなってしまった人も、本当はすぐそばに、大切な人のそばにいつも息づいている、というコト」
大方の人はそうかもしれない。
亡くなった人を身近にしたたくさんの人は、この詩で、歌で、心を慰められるだろう。
私は・・・そうじゃない。
身近な人を、大切な人を、年功序列のカタチで「死」という形で失ってこそいれど、私は、こう歌えない。
たくさんの人に語り継がれ、歌われているこの歌に、私だけのアンサーポエムを送ろう。
TOYOTAの一販売チャンネルであるトヨペットのキャッチコピー「Answer for You」とでもいおうか。
その「You」が誰なのかは、私だけの秘密―
私にお墓は要りません
だから思い切り泣いてください
下を向いて泣いてください
天を仰いで泣いてください
風になりたくても
私はなれないから
人は
風を聴くことは出来る
風を呼ぶことはできる
風を操ることはできる
風に乗ることは出来る
風を切ることは出来る
けれど
風を数えることはできない
風を見ることは出来ない
風と化すことは出来ない
私が急に姿を消したら
この世から
この次元から
この宇宙から
私はいなくなるのですから
魂に変わったのではありません
天に昇ったのでもありません
地獄の闇に行ったのかもしれません
・・・そしてどこにも私はいません
想いは届かないのです
私からも届けられないのです
風が絶え間なく吹いているわけではなく、時々は止んでしまうように
私も止まるのです
止まったままなのです
・・・そしてどこにも私はいません