このコンテンツを書く前に、サウンドトラックというものについて私なりの見解を書いてみることにする。
私の音楽のリスニングシーンはもっぱら車の中。ドライビングミュージックとしてCDやMDを持ち込むけれど、「聴き入る」というよりは「BGM」として流すことのほうが多い。クラシックは途中で途切れる聞き方がいやだからあまり車内で演奏しないけれど、それらも含めジャンルはさまざま。その中で、さまざまなサウンドトラックも聞くことがある。
「その番組や映画、さまざまなシーンに登場した音楽を合わせた音源」を総じてサウンドトラックと言う。しかし、アーティストのアルバムなんかと違って、サウンドトラックは収録内容にも拠るが「地味なイメージ」がある(と私は思っている)。
とりわけ、ゲームやアニメーションサントラのナンバー(いや、それに限ったことなく、さまざまなサウンドトラック)は、作品に合わせてコンポーザーは曲を提供するのだろうけれど、「アニメのサントラ」という響きだけで「マニアック」「オタクっぽい」というイメージが大なり小なりある。ドラマや映画のサントラとはさらに一線を画している感が否めない。
それが、視点を変えて見て聞いた、番組プロデューサーさんや音響担当さんたちが、別の場面で使っているということは実に興味深く、私自身は非常に関心がある。アニメーションのサウンドトラックも「知っている人でないと知らない」曲が多いものの、かなり使われているのだ。
心を惹きつける曲というのは、たくさんの人に「名曲だといわれる曲」だけではない。単に曲として聞くだけでなく、演奏されるスタイルやシーンによって、さまざまな変化を見せる曲の中にもたくさんあるのだ。
頭文字Dのサウンドトラックもそのひとつ。テレビのニュースやワイドショー、ドキュメント番組、さまざまなシーンで使われているのを耳にする。
今回、「踏める」曲として紹介したいのが、OVA版頭文字D「インパクトブルーの彼方に・・」のサウンドトラック内に収録されている、「シルエイティのテーマ」。
シルエイティ― それは、同物語内に登場する、碓氷峠最速を誇る女性2人ペアの走り屋(佐藤真子・沙雪)が駆るマシンである。もともとリトラクタブルヘッドライト(パカッと開くタイプの前照灯)だった180SXのフロントノーズを取り払い、兄弟車種である日産180SXの車体にS13型シルビアのフロントガラスより前部分をそっくりそのまま移植のカタチで取り付けた「ニコイチ」の車のことで、彼女たちが乗るシルエイティが青色にオールペンされていることからドライバー・マシンと共に「インパクトブルー」という名で呼ばれている。
OVA頭文字D「EXTRA STAGE」は、そんな彼女たち二人をフィーチャリングした物語で、使用されるユーロビートは女性ヴォーカルもの。真子・沙雪がヴォーカル曲にもチャレンジしているサウンドトラックがある。
そして、シルエイティが劇中、疾走するときにかかる曲がこれだ。
とにかくスピード感あふれる曲で、アニメを見て、曲を聞いた瞬間から「かっこいい!もしかしてユーロビートのアルバムにあるの?」と思ったら、これがなんとサントラの一曲でした!という驚きのナンバー。即CDを注文購入するまでに至ったセンセーショナルな曲。
シンセサウンドの引っ掛けの1小節、その後Eベースコードから上昇音形で序奏が形作られる。ここの部分は、構造は、「2台並んでヨーイドン」形式ではなく、「ゆっくりと進んでいき、一個目のコーナーを立ち上がったらアクセル全開でバトルに突入」という碓氷峠のバトルを表現しているかのようだ。
そのままドラムの拍の頭打ちに乗って細かいシンセサウンドが刻まれてゆく部分へ移行し、曲のメインが現れる。中間部に流れるメロディは哀愁系ユーロの歌詞が付きそうなラインを持っており、2分半という短い曲の中ではあるが、女の走り屋がドライブする、峠を駆け下るシルエイティというFRマシンの走りを、見事に表現している。
終始曲のテンポが変わらず、ドラムのフィルインなどの刻みをはじめとしたスピード感を出す工夫が随所に施されている「踏める」曲である。
サントラそのものもいいナンバーが揃っているので、勝って損はない。
ディスク紹介、試聴はこちらのサイトで!
http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=AVCA-14111
私の音楽のリスニングシーンはもっぱら車の中。ドライビングミュージックとしてCDやMDを持ち込むけれど、「聴き入る」というよりは「BGM」として流すことのほうが多い。クラシックは途中で途切れる聞き方がいやだからあまり車内で演奏しないけれど、それらも含めジャンルはさまざま。その中で、さまざまなサウンドトラックも聞くことがある。
「その番組や映画、さまざまなシーンに登場した音楽を合わせた音源」を総じてサウンドトラックと言う。しかし、アーティストのアルバムなんかと違って、サウンドトラックは収録内容にも拠るが「地味なイメージ」がある(と私は思っている)。
とりわけ、ゲームやアニメーションサントラのナンバー(いや、それに限ったことなく、さまざまなサウンドトラック)は、作品に合わせてコンポーザーは曲を提供するのだろうけれど、「アニメのサントラ」という響きだけで「マニアック」「オタクっぽい」というイメージが大なり小なりある。ドラマや映画のサントラとはさらに一線を画している感が否めない。
それが、視点を変えて見て聞いた、番組プロデューサーさんや音響担当さんたちが、別の場面で使っているということは実に興味深く、私自身は非常に関心がある。アニメーションのサウンドトラックも「知っている人でないと知らない」曲が多いものの、かなり使われているのだ。
心を惹きつける曲というのは、たくさんの人に「名曲だといわれる曲」だけではない。単に曲として聞くだけでなく、演奏されるスタイルやシーンによって、さまざまな変化を見せる曲の中にもたくさんあるのだ。
頭文字Dのサウンドトラックもそのひとつ。テレビのニュースやワイドショー、ドキュメント番組、さまざまなシーンで使われているのを耳にする。
今回、「踏める」曲として紹介したいのが、OVA版頭文字D「インパクトブルーの彼方に・・」のサウンドトラック内に収録されている、「シルエイティのテーマ」。
シルエイティ― それは、同物語内に登場する、碓氷峠最速を誇る女性2人ペアの走り屋(佐藤真子・沙雪)が駆るマシンである。もともとリトラクタブルヘッドライト(パカッと開くタイプの前照灯)だった180SXのフロントノーズを取り払い、兄弟車種である日産180SXの車体にS13型シルビアのフロントガラスより前部分をそっくりそのまま移植のカタチで取り付けた「ニコイチ」の車のことで、彼女たちが乗るシルエイティが青色にオールペンされていることからドライバー・マシンと共に「インパクトブルー」という名で呼ばれている。
OVA頭文字D「EXTRA STAGE」は、そんな彼女たち二人をフィーチャリングした物語で、使用されるユーロビートは女性ヴォーカルもの。真子・沙雪がヴォーカル曲にもチャレンジしているサウンドトラックがある。
そして、シルエイティが劇中、疾走するときにかかる曲がこれだ。
とにかくスピード感あふれる曲で、アニメを見て、曲を聞いた瞬間から「かっこいい!もしかしてユーロビートのアルバムにあるの?」と思ったら、これがなんとサントラの一曲でした!という驚きのナンバー。即CDを注文購入するまでに至ったセンセーショナルな曲。
シンセサウンドの引っ掛けの1小節、その後Eベースコードから上昇音形で序奏が形作られる。ここの部分は、構造は、「2台並んでヨーイドン」形式ではなく、「ゆっくりと進んでいき、一個目のコーナーを立ち上がったらアクセル全開でバトルに突入」という碓氷峠のバトルを表現しているかのようだ。
そのままドラムの拍の頭打ちに乗って細かいシンセサウンドが刻まれてゆく部分へ移行し、曲のメインが現れる。中間部に流れるメロディは哀愁系ユーロの歌詞が付きそうなラインを持っており、2分半という短い曲の中ではあるが、女の走り屋がドライブする、峠を駆け下るシルエイティというFRマシンの走りを、見事に表現している。
終始曲のテンポが変わらず、ドラムのフィルインなどの刻みをはじめとしたスピード感を出す工夫が随所に施されている「踏める」曲である。
サントラそのものもいいナンバーが揃っているので、勝って損はない。
ディスク紹介、試聴はこちらのサイトで!
http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=AVCA-14111