http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120518/k10015226301000.html
福島県で、震災や原発問題を発端とする自殺者は13名いらっしゃるのだとか。
なんということだろう。
頭が痛い。
代われるものなら代わってあげたい。
一つの会社のなかでのミスや失態―
どこまで波及するか、どこまで被害が広がるか…
私のような小さな職場のしがない団体職員でも
まったく考えたことがないわけではない
子ども一人ひとりの安全と人権
親の安心
個人情報保護
しかし
国家や世界をも揺るがすような大きなことを起こしてしまったら
取り返しのつかないことになってしまったら・・・
当然責任はついて回る
ミスは出てくる、出したくなくても
事故は起こる、起こしたくなくても
ただ
すべての結果には 必ずワケ(理由)がある
壊れるエンジンには壊れるワケがあり
事故った奴には事故るワケがある
たまたまとか 偶然 運が悪くてとか・・そーゆうのはないんだ・・
なるべくしてそうなる理由が いつも必ずある
東京電力は
人々が生きるために、生活をするために
電気を供給し続けてきた会社
そしてもちろん、これからも無くてはならない会社
でも同時に
それを享受してきた人々の幸せを奪ってしまった会社でもあるのだ
悲しいけれど、紛れも無い事実であり
受け止めなければならない
裁判に打って出たから、という問題ではなく
慰謝料というお金で解決できるか否かということでもなく
その人がその人らしく
昨日までの、一週間前の、一ヶ月前の・・・“いつものように”
生きていくことが困難になり
苦しくなり
命を絶ってしまう
そんなことが現に起きてしまっている
手に入らなかったものは元々無かったもの
ないものはねだっても出てこない
いつも今だ
だが
元々ちゃんとあったものを失う苦しみ―
愛する人との悲惨な別れ―
それが如何に辛いことか
けれど私には別な思いもあって。
100万歩譲って(本当に思いっ切り贔屓目に見て)
原子力エリアとは無関係の、直向に働いてきた東京電力の一社員が
「原発事故さえなければ」と自殺してしまったとしたら、しようとしているのなら
私はその人と代わってあげたい
「あなたは、『取り返しのつかないことをしてしまった会社』の一社員でも、一生懸命頑張ってきたんでしょう。東京電力がしてしまったことだから、会社全体の責任ではある。でもあなたは何も悪くない。矛盾するようだけれど、あなたが死ぬ必要は、少なくとも私は無いと思う―。その力を、悲しんでいる人の分まで役に立ててあげて。ふがいない私なんかよりも、未来の子どもたちのために強く生きて」
どちらにしても
「今は日本全体が被災者であり、日本全土が原発問題にさらされている」
それだけは目を背けられない真実の事実