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Symphonyeel!(シンフォニエール!)

ようこそ。閲覧者の皆さんとのメッセージが響き合う場となってほしいナ―という想いで綴ってます

poco A poco (松下奈緒)

2007-10-31 23:39:57 | 聴いてほしいオススメCD
[CD情報]
CD番号:ESCL-3018
発売日:2007年10月10日
定価:\3059
エピックレコードジャパンより出版

[収録曲紹介]
1. Rain
2. my place (J-WAVE 1・DAY ACUVUE MOIST ALLEGRO ANDANTE テーマ曲)
3. Together (日本テレビ系「ズームイン!!SUPER」秋のお天気テーマ)
4. Two (トステム住研グループ アイフルホーム TVCMソング)
5. Jazz chocolat
6. 未来予想図Ⅱ (ピアノヴァージョン)
7. Moonshine~月あかり~ (映画「ピアノの森」主題歌)
8. 木漏れ日 (Original Piece for‘Two’)
9. Rain (Instrumental)
10. Moonshine (Instrumental)
11. NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」メインテーマ(ロングヴァージョン)

【コメント・感想】
ドラマ、映画、そして映画「ピアノの森」主題歌で歌手デビュー、と活躍の場がどんどん広がり、魅力が増した松下奈緒さんのセカンドアルバムです。単純にクラシカルなピアノ曲だけでもなく、ヴォーカル曲ばかりでもない、さらに、彼女自身が作曲した曲も含め、様々な種類の曲が収められているのが○。聴いていてとても落ち着けるCDだと思います。

「poco A poco」は音楽用語(イタリア語)で「少しずつ」という意味で、彼女自身の思いをそのままディスクタイトルに込めたそうですが、Aだけが大文字になっているところが素敵な感じがしていいですね。曲を聴いていると、本当に「ちょっとずつ、少しずつでいいんだよ」と彼女自身に語りかけてもらっているような、そんな気持ちになれます。ジャケット内の写真を見ると、飾らない清らかなオーラがある、というか、そういう魅力を持ったアーティスト・表現者なのだなぁというのが伝わってきます。
このCDは通常版ですが、初回限定版はDVD付で、彼女の魅力が映像で楽しめる、さらにお得な一枚となっています。でも、この通常版も文句なしにいいです。
収録曲全体の構成云々はともかく、一曲一曲に気持ちがこもっている、素敵なアルバムです。特にInstrumentalはおすすめ!
ファン必携の一枚。

秋のひとりごと そしてあたたかな時間

2007-10-30 19:13:14 | Stream of Tears 心の手帳
29日、金沢市内にあるとある公共施設に赴いた際、近くにある公園で、幾度と無く見てきた保育園児たちが、旗がなびくほどの風が吹く中元気に遊んでいた。
男の子数人のグループは、手にあふれんばかりの落ち葉を握り締めていた。
ただ集めていただけなのか、それとも園に持ち帰って、絵などの作品にするのだろうか。
私も一枚手に取ってみた。
黄色―紅葉(こうよう)の中の一つの色。
もちろん、その落ち葉にしかない黄色。
しばしその黄色に心を奪われた。
あたたかかった。

そして葉っぱを手にしたままその園児たちを見ているうちに、今年出会った幼児・児童たちの中で、「あ、この子はきっと『ベースがしっかりしたいい大人』になるだろう」という子達のことを思い出していた。
今頃、何をしているんだろう、と思いながら。

秋はなぜか短く感じられる。もう、11月になろうとしている。


この数ヶ月前―
意気消沈して何もかもが真っ暗だった私と交わした小さな何気ない会話。
金沢市内にある、とある公共施設の窓口に座るKさんという女性との。
その人が紹介してくれた一人の臨床心理士さん・Yさん―

「あれだけ輝いていたあなたが今は全く別の人に見える・・・。私はあなたの力にはなれないけど、あなたにはいい方向へ向かって欲しいと思うの、だからその人を紹介するわ、あってみる?」

それがきっかけで、私は、もう一つの公共施設に週一のペースで通うようになった。
その間、私は「『今まで自分ができたこと』と『できなかったこと』」というコトを軸に、Yさんとカウンセリングをしながら(療養)生活を続けた。

あれから100日。私は、Yさんと、紹介してくれたKさんに会うべく、二人がいる施設へと赴いた。
そのお二方との「一応の『最後のお話』」をし、再出発をする時がきた。

お二方にそれぞれ一時間時間をもらって、ゆっくり、じっくりお話しすることが出来た。
特にKさんは、私と会話をしながら「あなたを見ていると、所々若い頃の私と似ているようで」、といいながら、休憩時間をずらして私との会話に付き合ってくれた。
午前中~正午あたりということもあって、まだ頭が冴えていない時間帯だったけれど、自分のこれから、をゆっくり、確実に見つめることが出来た。
不本意な大学進学に悩んでいたとき(結局、通って卒業して大正解、の)に背中を押してくれた小学校の大恩師に通じるくらいの温かさがあった。

誰にも経験できない日々と、秋の一場面を経験した。

「夢幻想」と「超現実」

2007-10-26 02:20:48 | Stream of Tears 心の手帳
最近、明け方に面白い夢、不思議な夢、色々な夢を見る。
夢によっては内容がハード過ぎたりして疲れた状態で起きてしまうこともあるが、さすがにそれはない。
しかし、それの内容がどこかしら現実とリンクしていたり、眠る直前や少し前に触れていたことがでてきたりなどするから、面白い・・・っていうか、不思議だ。
しかしもっとすごいのは、明け方夢に見たことが、その日の日中から夜寝る前に何らかの形で出てくることもあるということだ。


私は一人の女性と交際、というかデートをしていた。肩にかかるくらいの髪の毛をした、色白の女性だった。交際といっても、場所が田舎の方らしく、だから一緒に散歩したり、景色を見たり、そんな感じだ。
そのうち、話は能登地方にある、私の母方の実家にいるところにとび、お隣の家で結婚話があった。「県外から嫁いでくる女の子らしい」のだが、見てびっくり、私が好きだった・交際していたヒトなのである。新郎はどんなヒトなのかは覚えていないが、とにもかくにも、能登に来るということ、よりにもよって母方の実家の隣!?ということに戸惑いをおぼえた私だった。
(これからどうやって祖父母の家に行けばいいんだ・・・)
夕方、どちらから誘ったのかはわからないが、「二人きりで話がしたい」となり、静かに波が打ち寄せる岬のテトラポットや岩に座って、二人で話をしていた。会話の内容は覚えていない。ただ、私は自分に半分嘘をつき続けたまま、彼女におめでとうをいい、身につけていたクロノグラフの腕時計を「自分だと思って」と渡し、そしてなぜか傍にいた2羽のペンギンを、「大事に見守ってあげていてね」と言ってその場を去り、車に飛び乗って実家に帰った。
そして、なぜか話は数ヵ月後に飛ぶ。
私は、その女性が待っているという岬にいった。季節が冬らしくすごく寒い日で、ペンギンには3羽の子供が生まれていた。寒い極地でもないのに、そのペンギンは映画「ハッピーフィート」に登場するコウテイペンギンの赤ちゃんだった。そのうちの一羽はまるで寄り添うように、あの映画のワンシーンのように「しゃぶい ちべたい(さむい つめたい)」と言って、私に擦り寄ってきた。でも、親ペンギンは傍らで死んでいて、死骸はそのままになっていた。餌になるはずの魚の何匹かも死んでいた。私はその人が傍で見守る中、死骸を海にそっと沈め、振り向くと声をかけられた。
「元気・・・だった?」と。
私は、ペンギンに子供が出来ていたことは嬉しかったが、親の死骸がそのままだったことが切なかったのと、それ以上の寂しさから、何も答えることが出来ずにその場に立ち尽くしたままだった。
やがて私は、
「こいつを連れて、帰るよ、やらなきゃなんないこと、いっぱいあるから」と言ってペンギンを抱きかかえ、彼女の元を去った。
そこで、目覚まし時計のベルで目が覚めた。


「元気か」、と言われて「うん、元気だよ」と言える状態ではなかった、というのが理由の大半だが、それ以上の気持ちが私の心を締め付けていた、のだろう。それを含め、夢のほとんどがリアリティだったので、ちょっとおかしくて、不思議で、切なかった。

私はペンギンが大好きだった。幼いころ、上野動物園に行って買ってもらったペンギンのぬいぐるみを、中学校に入学するまで大事にしていたのを覚えている。コウテイペンギンの赤ちゃんが夢に出てきたのは、パート先で、毎日のように、映画「ハッピーフィート」のDVDをエンドレスリピートで再生していて、それが脳裏に焼きついたからだろうか。


しかし、驚くのはこれからだ。
目覚める直前、どこからか、「何かいいことあるよ」という声がしたような気がしたのだが、本当に起こった。

高校時代からお世話になっている美容師さんが、「車の洗車をお願いしたい、ワイパーも調子が悪いから見て欲しいのと、ついでにガソリンもセルフ給油で満タンにしておいて欲しい」というので、朝用事を済ませた後、その人のお店に行き、気合を入れて洗車。ホワイトの車だから黒染み汚れが目立っていたがそれよりも美容師さんの車は何せ髪の毛がすごい。ダッシュボードや室内清掃も丁寧にこなして、フロントガラスにはウィンドーコーティングを施し、タイヤワックスをかけ、ウォッシャー液は満タン。エンジン内の点検も無料で行い、空気圧も燃費向上のため念入りにチェック。
もちろんタダではない。かかった部品代などは自己負担してもらっているが、それをガソリンスタンドの「手洗い洗車だけ」以下の価格でやってあげている。ましてや、その人は仕事中なので、時間をまったく気にしなくていい、時間をかけてでもいいから丁寧であるコトの方が求められるのだ。だから、思い切って、こだわりをもって取り組める。
それが一年ほど前から、年に何回かの恒例となっている。オイル交換のスパンもまったくわからないなど車に関しては知識がない、とのことので、ガソリンや車検以外の車の面倒はほぼ私が見ているといってもいい。
実は、給料日前でお金が無かったので、どうせ家に一人でいても何もしないだろうということだったので、ちょっとしたお小遣い稼ぎになった。EMPTYギリギリだった自分の相棒にガソリンをいれる足しになった。


また、今日から数日、母親は弟のところに行って、家にはおらず、夕食を自己調達せねば、と思っていたところに、先輩からメールが入り、「自分も晩御飯抜いてきたから、少しおごってあげるからご飯食べよう」というコトになり、久しぶりの外食。「どこで何食べよう?」と相談し、「じゃあついてきて」と選んだ場所は、その人が家に帰りやすいよう、自分とその人の家の間に位置する洋食屋さん。そこは・・・今となっては心の傷となっている、夢の中に出てきたヒトとそっくりな、とあるヒトとの切ない思い出の場所。
そこを選んだのは自分の心。
でも、目の前にいるのは、私の大切な人。そこで、色々なことを話し、有意義な時間を過ごすことが出来た。
そしてお店を出た後見た月・・・とても綺麗だった。

さらに、これはおまけなのだが、昼、パッとテレビをつけ、とあるワイドショーを見ていたら、皇帝ペンギンの人工孵化2例目の成功、とのニュースが流れているではないか!

偶然過ぎるぜ、オイ―

生まれたての「マンブル」(ハッピーフィートの主人公)そっくりでとってもかわいかった!!
ふわんっ、とあくびして、ぎこちなくもじもじしてて、飼育員の指をあぐあぐしてて。


「明け方の夢は正夢」ってゆーのはあまり信じていなかったけど、ここまできたらかなりびっくりだ。
コウテイペンギンのニュースの段階でふと「今日の占いって、もしかしてオレが星座・血液型ともトップだったのかな」などと変なことも考えたが、たまさかの完全オフの日に、これだけいいことが重なると、何もしないで体を休めるよりも何倍も「休息をとった!」という実感がある。

単なる偶然かもしれないけれど―
あと、覚えてはいない昨夜の夢の中で起こった出来事の中で、現実に処理しようにもどうにもできないことも、実はいくつも悩みとして抱えているのだけど―

それに手をつけるのには、勇気も心の容量もぜんぜん足りない。


けど、今日現実世界で出会って会話を交わした人全てには心から「ありがとう」が言える。

「ブリッジ」 原題:THE BRIDGE(製作・監督:エリック・スティール)

2007-10-19 20:25:51 | シネマレビュー
悩める現代社会が抱える最大のタブー“自殺”
ゴールデンゲートブリッジ・・・世界最大の自殺の名所

「あの橋にはロマンがあるわ、でもそれは偽りよ」

カメラは、この美しい橋で何を捕らえたのか?
この映画は、史上初にしてこの問題に真正面から向き合った―!

【ストーリー・概要】
アメリカ合衆国、サンフランシスコ州の象徴とも言える橋、ゴールデンゲートブリッジ=金門橋。
設計者はJ・シュトラウスという人物で、完成は1937年。6車線の道路と歩道を持っている、サンフランシスコとマリン郡を繋いでいる交通要所であり、毎年900万人の観光客が訪れている。
全長:2790m、高さ:230m、海までの距離、66m。
そして・・・手すりの高さは、1.2m。
アメリカ合衆国を代表する観光スポットであると同時に、この橋は、「世界最大の『自殺の場所』」でもあるのだ。
1937年の完成以来、約2週間に一度の割合―約1300人もの人間が命を絶っているという事実を世界に伝えるべく、カメラは、2004年~2005年の1年間という間、この橋を撮り続けた。
そして、橋で命を絶った人物の肉親や友人たちの無念の想い、飛び降りはしたものの奇跡的に命を取り留めた青年や、自殺志願者を食い止めた人物のインタビューを交え、自殺を減らす方法はないかを模索している。
この映画は、橋・・・それもただの橋ではない、ゴールデンゲートブリッジという場所で繰り広げられた「命の記録」―。
2006年トライベッカ映画祭でワールドプレミア上映されるや、全米で大激論を巻き起こし、全世界での映画祭で熱烈な歓迎を受ける一方で、あまりにもセンシティブな内容だという理由から、一部の保守的な映画祭では上映拒否も受けているという、ドキュメンタリー映画である。

(パンフレット・予告チラシより一部引用アリ)

【詳細情報】
製作・監督:エリック・スティール
音楽:アレックス・へフス
エンディング曲:ハウィー・デイ「End Of Our Days」
配給:トルネードフィルム
原案:ニューヨーカー誌内「ジャンパーズ(飛び降りる人々)」(タッド・フレンド執筆)

【7つの実話の中心人物】
① ジーン・スプラーグ(34歳)
② エリザベス“リサ”スミス(44歳)
③ フィリップ・マニコー(22歳)
④ デヴィッド・ペイジ(50歳)
⑤ ダニエル“ルビー”ルーベンスタイン
⑥ ジェームス“ジム”シンガー(56歳)
⑦ ケヴィン・ハインズ(25歳)→一命を取り留めている


【コメント】
とある映画館で手にした一枚のビラ。それが、この映画との出会いでした。
「命をめぐる7つの実話」というキャッチコピーと、「ブリッジ」の「ジ」についた濁点が、通常の右上ではなく、右下についた邦題が印象的だったのに惹かれ、率直に、これは死ぬ前に観てほうがいいと思った映画でした。
大学時代に「生と死を科学する」というタイトルで、臓器の移植に関する法律やその教育の仕方、自殺に関することまでを卒業論文にした私がまず言えるのは「観て大正解!」ということ。監督のエリック・スティール、「あんたはエライ!」ということ(監督のエリック・スティール氏は、姉を交通事故で、弟を病気で亡くしています)、そして、ある種の意見や感銘を持った人は「幸せな人」、「何も感じない、つまらない」という感想しか持てなかった人は「おめでたい人」だよナ、と思いました。
この作品はR-15指定になっていて、所々に、衝撃的なシーンが登場します。しかし、これが現実なのだ、ということを知った瞬間、身に震えが走りました。だって、1.2mしかない橋の手すりを、ふわり、と乗り越え、夢の中の出来事のように人が落ちていくのですから―!
「見たくない」⇔「目を反らせられない、本物の、現実の出来事」の間に位置する複雑な気持ちが渦を巻きます。
だから、「命というモノを考える」きっかけ・原因を作ってくれる経験をさせてくれる映画だなと思います。
語りの部分は、家族、友人などのインタビューと自殺未遂者自身のものなのですが、一つ一つ語られていくのではなく、誰かの語りが終わって次の人物の話へいった、と思ったらまた前の人物の話に戻ってくる、という形をとっています。残された人のインタビューは交互に折り重なり、その間に、ゴールデンゲートブリッジの周辺の景色や、ビデオを早回しするというカタチで、橋の一日の様子を映していたりもします。そういうコントラストが、橋を美しくも見せ、恐ろしい場所にも思わせます。
語られている内容は「自分で『飛び降りるという方法』で死を選んだ」ということに対する痛切な思いばかりか、というとそうでもなく、自殺した人とその関係にあった人のやりとりも赤裸々に描かれているのが大きい特徴なのです。
まさに自殺願望が心を渦巻いている人を含むの全ての人間に対して「向き合わなきゃ、このありさまと!この現実と!」という映画なのです。
これと似たようなものに、「日本の性教育」がありますね。アメリカを問わず、自殺をオープンに語る事はしませんが、日本は生と死の問題どころか、生の営みである「性」について、特に戦後、真剣に考えなかったこと、オープンに議論してカタチにしなかったコトを反省すべきではないかな、ということを、大学の恩師に、社会人になって間もない頃言われたことがあり、それを思い出します。

自殺=身勝手、現実逃避と思っている人は、ぜひこの映画を観ることをオススメします。
だって、自殺に明確な理由なんてないのですもの。引き金となるものはいっぱいあっても・・・。

でも悲しいかな、この映画は、「『完全な・完璧な』自殺予防・抑制の喚起の映画」にはなっていないかもしれません。現代社会を取り巻くさまざまなモノや、宗教など歴史の古いものを加味したとしても、自殺というモノはなくなることはないでしょう。
自殺願望に直面している人、自殺願望者がそばにいる人、「自分の大切な人が自殺してしまった」という人、全てに言えるのは、「無理をして生きていてもどうせ死んでしまうんだ」という短絡的な捕らえではなく、かといって「私がもっと優しく接していれば」でもない、「その人が決めたことだからどうしようもなかったんだ、止めることは出来なかった」と捕らえるでもない、「なんで自殺なんかしたんだ」と責めるでもない―。そう、答えなんてないのかもしれない、私はそう考えます。
人間としてイキイキと生きる資格があるのなら、人間として安らかに死ぬ資格があったっていいじゃないか、そう思うのです。不治の病で安楽死・尊厳死が実施されることはありますが、自殺も実はそのひとつなのではないか―この映画を観てわたしはそう考えました。だから、「知らない間に、いつの間にかどこかに行っていなくなっていて死んでしまっていた」場合は仕方がないとしても、せめて、自分が愛している人の死に向き合った場合は、最期まで優しく、温かく見守るのが人間としての義務ではないか・・・そう思います。
そして、この映画が誰にでも観られるDVDなどになって出回り、教育その他の現場で大いに役に立つことを願っています。

最後に、パンフレットにあった監督のインタビュー内から。
「実は9.11の同時多発テロの日、ワールドトレードセンターが崩壊するのを目撃していたんです。ビルから飛び降りて人々が命を立つ瞬間も目にし、それは生涯忘れられないイメージとして私の脳裏に焼きつきました。(中略)9.11では物理的な地獄から、そして橋の上では心の地獄から逃げたいと思った人々が飛び降りたんだな、と感じました。あらゆることに絶望して死んでしまいたいと思うことは誰にでもある。(中略)なぜ大変なことが自分の身に降りかかっても頑張ろうと考える人と、もう一日も生きていけないと感じる人がいるのか。その間にある線は脆く、なかなか理解しがたいものだけに・・・(以下省略)」

最近、ハマっちゃって・・・けど、災い転じて福となった(?)

2007-10-18 20:59:35 | Stream of Tears 心の手帳
ある日の帰り・・・
働いている場所の建物を出て、少し離れた駐車場に向かって歩いていた私。
てくてく・・・てくてく・・・

ところが、突然足元の感覚がスッと抜け、次の瞬間「ごぽっ」という音と共に私の体は側溝の中。
さあ大変。

どじょうが出てきて・・・(?)
ぼっちゃん一緒に・・・あそべるかー!!!(爆)


決して余所見をしていたわけではない。
なぜだかわからないが、私のいるところだけ鉄板も何も無いところだった。
ぶっちゃけアリエナイ!!
泣きたくなった。本当に。


ズボンもシャツも滅茶苦茶に汚れたが、かばんは何とか無事だった。側溝の中に水があまり入っていなかったことが幸いだったか、靴もぜんぜんなんとも無い。

雫が飛び散ったズボンを引きずるようにして車の中へ。

あ、れ・・・?
車のキーと財布と、もう一つあるべきものが無い!


ケータイだ。


慌てて車に常備してある懐中電灯を取り出し、中を探した。

やはり。

携帯電話は、画面を真っ暗にした状態で見つかった。
初めてやってしまった「水没」というヤツである。


翌日、小学校の同級生が働いている地元の携帯ショップへ。
出たての頃は、賛否両論だったデザインの、W52S、人呼んで「ウォークマンケータイMk-Ⅱ」が、値下がりしていたということで、迷わずこれにシフト。
幸いにも、LISMO内にアドレス帳と画像データのいくつかのバックアップがあって、それを早速放り込み、基本的な設定と着うたをダウンロード。


今まで使っていたW42Sは、とにかく気に入っていたので残念といえば残念なのだが、今回のウォークマンケータイは細かいところを含め大幅に進歩している。
音もいいし、FMトランスミッターもついているので、LISMOの曲も車の中で聴けてしまうのだ。画面も大きくて綺麗。

一度も落としたことが無く、画面傷ガードも張って大事にしていた前のケータイだったが、あちこち塗装がはげてきていたし、バッテリーの持ちも悪くなっていたし、水没してしまったのは惜しいけど、ポイントを使い切ってあれこれやったら、最新機種の新規以下の価格で手に入ったので、良しとしよう。

オハヨウゴザイマス

2007-10-11 19:39:46 | Stream of Tears 心の手帳
ある日の午後、とあるエレベーター内。
中には、私と先輩であるパートのお姉さん、そして親娘が一組、計4人が乗っていた。
私は仕事入りだったので、その先輩に、やや小さめの声で「おはようございます」と挨拶した。
でも、傍らの小さい女の子はちゃんと聞こえていて、「『おはようございます』だって」と母親に声をかけた。
すると、その母親は一変したかのように、(既に死語かもしれないが)「教育ママ」のような口調でこういった。
「『おはようございます』は朝の挨拶です。今はお昼でしょ?!今するものではありません」
その一言で終わってしまった。その女の子は口を閉ざし、自分が目指していたであろう絵本が置いてあるコーナーへと歩いていった。

私は、しばらく心の中で、左目を軽く瞑り、首をかしげて考えていた。

数日後、私が書棚を整理していると、本が一冊、やや高い位置から転がり落ちてきた。それを戻したときにふと目に触れた本、それは「ちびまるこちゃんの語源教室」(ISBN:9784083140310)という本で、「ちびまるこちゃん」に登場するキャラクターが、4コマ漫画などで、面白くかつためになる、日本語の語源を解説した小学生向けの本だった。
パラパラとページをめくっていると、「十八番(おはこ)」「大根役者」など、結構自分でも知識の片隅にある言葉から、初めて知る言葉まで結構ためになった。そのページをめくっているときに「あいさつの語源」のページがあった。「おはようございます」「こんにちは」「ありがとう」など―
朝の挨拶として教えられる「おはようございます」。漢字を当てると「お早う御座います」となる。英語では確かに「Good Morning」となり、「いい朝ですね」とコミュニケーションのきっかけとなる一句なのであろうが、日本語の場合「お早う」の「早い」というのがポイントなのだ。
上記の書籍によると、「おはようございます」は「自分より早くから働いている人に対して『こんなに(朝の)早くから精が出ますね、ご苦労様です』と言う言葉が短くなって『おはようございます』」になったのだという。
それが証拠に、業界用語(テレビ関係者など)や夜開く店のスタッフ同士だと、夜でも「おはようございます」となる。

エレベーター内で出会った女の子はいくつなのかわからないし、キャパシティとして「朝の時間帯じゃない『おはようございます』」を上記のまま説明したところで真の理解はないだろう。いずれ、大人になって、社会人になって、万が一私と同じようなシチュエーションに遭遇したときに、生身の人間から、自分の生きている社会から、自分の体で以って直接学ぶのがいいのだろう。
他のことも、成功から学ぶときもあれば失敗から学ぶこともあるだろう。もちろん、本やさまざまなモノから学ぶコトだってあるだろう。

でも、女の子のお母さんに対して思ったのが「もうちょっとマシな躾け方・教え方ができるだろ―」と思ったのだ。私が心の中で首を傾げて考えていたのはそこにある。

「そうだね、『おはようございます』はあさおきたときやほいくしょのせんせいやおともだちにするあいさつだよね、でもね、このおみせの人はいまのじかんでもそういうあいさつをするきまりになっているのかもしれないよ?もし、○○ちゃんがおおきくなって、おしごとするようになって、このじかんに『おはようございます』をいっていいときもあるし、だめなときもある・・・それは○○ちゃんがおおきくなって、おとなになってわかるよ」とか・・・

例えば、道を歩いていて何か動物を見つける、鳥でもなんでもいい、「あれなあに?」と来たとする。すると「とりだね、トットだね」で終わらない、そこから、例えば色がわかる子なら「何色の鳥?」と突っ込んでみたり、数がわかるような子だったら「何羽いる?」と突っ込んでみたり、小さなきっかけからさらに突っ込んでみる―すると子供は反応し、「くろいとり~」「2わいる~」などとそこから学んでいく。
もう少し年齢を重ねれば、例えば公園で遊んでいて、種類のわからない植物を見つけたとする、そうすると家に帰って図鑑をめくる・・・「あ、なるほど」「ふーん、そっか!」と知る。それがカイカンになる。私はそういう子供だった。今ではネットもあるけれど、私は何よりも図鑑だった。図鑑を絵本と同じように眺めていた。
ある程度の事は親や周りが教えてくれるが、自分で調べられる術を見つけたら、身につけたら、自分で調べる。そう親も仕向けるようになっていった。「自分で調べなさい」と―
わからない言葉を、国語辞典が引けるようになって調べては喜んでいた小学校中学年の頃も懐かしい。

今の学校では「総合的な学習の時間」というモノもある。教科ごとの壁をなくし、社会や自然と生きる人、モノと触れ合うことによって、自己を確立していく、生き方の確立をしていく、狙いはそこにあるのだろうが、それはいわば「自分探しの旅」のようなモノ。
学ぶ意欲の追求や、モノを感じる力=感性、知りたいという力=知性、やってみようという力=実践力を伸ばす・・・そういうことを学校だけでなく日頃からやることによって、子供の心は成長するものだと思うのだ。
わかろうとする、やろうとするその気さえなければ、人としての、心の成長というモノはそこで大きく広がってしまう。ある意味、子供の成長において、教育において当たり前の真ん中に位置するコトなんだけど―それがなかなかできない。

「塵も積もれば山となる」
昔の人は上手く表現したものだ。

未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~ (監督:蝶野博)

2007-10-10 23:13:14 | シネマレビュー
“自分の予想図を描く”というコト―

「大事なコトって、・・・ちゃんと言えるチャンスは少ないんですよね」

ほら 思ったとおりに かなえられてく・・・

世代を超えて歌い継がれるDREAMS COME TRUEの名曲、「未来予想図」「未来予想図Ⅱ」の世界観が、豪華キャストを顔ぶれにして、ハートウォーミングな映画に!

【ストーリー】
時は2002年。主人公の宮本さやかは印刷会社に勤める普通のOLだった。1997年、大学時代に出会った恋人・福島慶太とは、「幸せな未来がずっと続くと思っていた」、誰もがうらやむカップル。その慶太は、スペインのランドマーク的な建築物、サグラダ・ファミリアで有名な建築家・アントニ=ガウディに憧れ、建築事務所で働いている。口下手ではあるが自分の夢を直向きに追い続ける慶太の言葉に後押しされ、一度は諦めた雑誌編集者を目指し、転職活動を始めたさやかは、各社の面接で不器用ながらも自分の想いを伝える中、雑誌「TICKLE」の編集長、後藤大介の目に留まり、採用されることになる。だが、そんな矢先、慶太にスペイン赴任の話が持ち上がったのだ。それぞれの夢を追う二人は、別々の道を歩み始めていた。
5年後・2007年―。30歳を目前にしたさやかは、インターネット上で話題を呼んでいる「恋の叶う花火」を作る花火職人・井上巧己の取材を企画するのだが、拓己は取材を拒否。仕事に熱中するあまり、妻・苑との関係が冷え切っていた拓己は、巷の噂にうんざりしていたのだった。
一方、離れて暮らすさやかを優しく支え、気にかけてくれている、福岡の実家で小料理屋を営む母・陽子が倒れたとの連絡が入る・・・。
自分自身にけじめをつけるため、さやかは有給を取り、慶太のいるスペイン・バルセロナ行きを決意。大学の卒業旅行で訪れた思い出の地で、さやかが偶然目にしてしまった光景とは―

さやか、慶太の関係は―
それぞれの登場人物が描く未来予想図はどのように変わっていくのか―
そして、それぞれの【『ア・イ・シ・テ・ル』のサイン】は、届くのか―

(パンフレット・予告チラシより一部引用アリ)

【詳細情報】
監督:蝶野博
脚本:狗飼恭子、志羽竜一
音楽:岩代太郎
主題歌:DREAMS COME TRUE「ア・イ・シ・テ・ルのサイン~わたしたちの未来予想図~」
配給:松竹
原案:DREAMS COME TRUE ♪「未来予想図」「未来予想図Ⅱ」

【キャスト】
宮本さやか:松下奈緒
福島慶太:竹財輝之助
井上拓己:原田泰三(ネプチューン)
井上苑:西田尚美
村本美樹(さやかの大学時代の友人):関めぐみ
平尾稔(あだ名はミノ。慶太の大学時代からの友人):弓削智久
宮本あすか(さやかの妹):藤井美菜
中島良郎(サグラダ・ファミリア工房の建築家。モデルは外尾悦郎):加藤雅也
後藤大介(さやかの上司):石黒賢
宮本陽子(さやかの母):松坂慶子

【コメント・感想】
①「未来予想図」そのものについて
♪「卒業してから もう3度目の春」・・・
ドリカムのヴォーカル、吉田美和さんというアーティストはとにかくパワーを感じます。目がきらんきらんしてて、口を大きく開けてアハハって笑って、歌って・・・。コンサートなどに足を運んだことはないですが、とにかく「キラキラしている、素敵な笑顔で輝いている」。そういう感じがして好感が持てるんです。私もああいう風な表現力を持つことができたらなぁと、人間として、音楽家の端くれとして尊敬してやまない一人です。
歌は当然知っていますし、映画は予告映像が劇場で流れていたときから注目していて、「ドリカムの名曲・『未来予想図』の世界が、倦怠期のカップルと親子の絆を軸にして、こんなにも温かい映画になるなんて!」というのが第一印象です。実は、「ブレーキランプ5回点滅」のサインはやったことがあるんです。「愛している人」に(笑)。最初は相手は笑っていましたし、私も恥ずかしかったですけどね。でも、そういう人にこそ出したいサインってきっとあるんじゃないかって。歌の歌詞に出てくるマネですけれど、そうすることが「アイシテル」を伝えるのって、なんだかスタイリッシュだな、と。

さて、ラブソングとしての未来予想図はいったんおいといて、このブログにある「SWEET SWEET SUITE 5th Movement」にも、コミック「湾岸ミッドナイト」内で登場する「『未来予想図』の歌をネタにした明言」を軸に、コメントを綴りました。
【流行ってた頃よくラジオでかかっててさ、甘ったるい歌詞はいーのか悪いのかわかんねーけど でもそのタイトルはさ いいなと思ってたのよ 未来予想図だっけ?つまり未来図ってことだろ 
自分達の未来の形 こうありたいとかそうでいたいとか そーゆうの想い描くわけだろ けっこう違うと思うのよ、そーゆー先への明確なイメージがあるのとないのとじゃ
こうなるであろうと仮説を立てて結果失敗するのと、取りあえずやってみて失敗したのは全然ちがう
わかろうとする努力もせず、取りあえずやる。それはトライ&エラーじゃない、ただの無駄だ
未来図が描けない者ほど無駄が続く。そして、無駄ほど人の気持ちを削ぐものはない】
という台詞が登場するのです。
あることを成し遂げようとするときに、「こうでありたい」と信じて行動するほうが、そうでないときよりも達成する確率が高くなるといわれる人間の心理―夢に向かうベクトルの気持ち―ていうのかな、そういう気持ちって本当に大事ですよね。編集者への転職を実現したさやか、ガウディに憧れ建築家を目指す慶太、どちらもそう。現実にはなかなかこうはいかないかもしれないけれど、この二人に関してはあまり現実離れを感じなかったんですよね、不思議と。それだけリアルな設定だったからではないでしょうか。

②登場人物の設定とその想いが描く、大切なものへの「愛」、そして「アイシテル」のメッセージ
パンフレットにも記されている主人公2人の印象を見ていてまず思ったのが、さやかの「無理に気取って飾らない」、「誰にでも正直でまっすぐ」なところ(それは、演じる松下奈緒さん自身の魅力でもあるかもしれない、という見方もできます)、慶太の「夢を追い求め、好きなことだからこそ一生懸命やる」という(それは演じる竹財さんとも共通しているらしい)「良さ」にとてもシンパシーを感じることです。それは、前述した吉田美和さんの印象とそっくりそのままのようで、そういう観点からも「未来予想図」の世界、「アイシテル」を見事に描ききっているなぁと思います。
また、恋愛している人と人との「愛」だけでなく、花火職人・井上拓己家の「愛」、そして、「こんなお母さんが私のお母さんならよかったのに!」とめちゃくちゃ思ったさやかの母・陽子、そして妹・あすかの「愛」といった【家族愛】も描かれる「アイシテル」も心にグッと来ますね。この作品では、さやかが泣くシーンが非常に多く出てくるのですが、病気で倒れた陽子がさやかに「あるモノ」を送ります。それを受け取ったシーンが一番ジーンと来ますね。
【仕事面での愛】も印象的です。主人公2人が実現していく夢とともに、それを愛していこうとする姿勢も好感が持てますね。「自分の目指す仕事に就けた、さぁ、そこから先は?」というもっと先のことを考える―それが仕事への愛。編集者になって、自分の企画を持ち込んで取材して記事にするさやか、ガウディに憧れてスペインでの活躍がカタチになっていく慶太、花火という取り扱いの難しいものに真摯に取り組む井上、石に向き合う中島。小料理屋の陽子が作る料理・・・みんなおんなじ。
それはモノ造りの人だからという特別な見方ではなく、仕事を一生懸命がんばることは「仕事を愛すること」なんだなぁ・・・と。

また、「愛してる」を伝えるということは、本当に色々なカタチがあって、伝える手段にも色々あって、それがすれ違ったり触れ合ったり―色々してて、その中で、本当に「あなたとだから」という人に出会えて、予想図と現実化を繰り返していく、紡いでいく―そういう生き方が出来れば、一番最高だよナって思うんです。
この映画を観て、「未来を見つめる」というコト、夢を追い続ける尊さ、「『アイシテル』を伝える」コトの難しさとひそやかさと優しさ、そして心が温かくなる心地よさを感じてほしいなぁと心から思います。
ストーリーそのものは決して奥深いごちゃごちゃしたものはありませんが、それだけスーっと入ってきて、いつまでも残る・・・。タイトルの「未来予想図」が今でも愛される名曲となっているように、後からこうやってコメントを綴っていると深みが増してくる、そんな作品です。

最後に、ドリカムのアレンジャー&Bassの中村正人さんのコメントを。

「明日の未来予想図でもいいですよね。今日はちょっと頑張って、明日はこうしたいとか。そういう未来予想図をひとつひとつ叶えていけば、必ずすごく素敵な毎日がやってくると思うんです」

湾岸MIDNIGHT MAXIMUM TUNE 3 ORIGINAL SOUNDTRACKS

2007-10-10 19:58:21 | 聴いてほしいオススメCD
[CD情報]
CD番号:MJCD-20102
発売日:2007年9月27日
定価:\2940円
発売元:マーベラスエンターテイメント
販売元:ジェネオンエンタテインメント
作曲:古代祐三

[収録曲紹介]
1 Entry Maxi3
2 Select Maxi3
3 Inexhaustible Energy
4 In Your Dream
5 Get Down to the Drive
6 Top-Flight Mechanics
7 Wanna Try One last Time
8 Get you Cornered
9 Love to Rise in the Summer Morning
10 Evil Association
11 Cause You’re Different
12 Supreme Folly
13 Control Your Body
14 Shrewd Critic
15 Feel the Moment
16 Black Pressure
17 Phantom of Blue
18 Result Maxi3
19 Just Flat Out
20 Midnight Sanctuary
21 Shine
22 Opening Maxi3

[コメント]
週間ヤングマガジン連載中の人気漫画「湾岸Midnight」のNAMCO・アーケードレースゲーム、「湾岸Midnight MAXIMUMTUNE3」のサウンドトラックです。
今回も、全て音楽はトランス。そして、全てマキシ3のための書き下ろしです。ところどころ今までのマキシのメロディと似ている曲がありますが、全体的に「未来的」というか、デジタルなところが多く、ゲーム内の音楽データ領域に余裕が生まれたことから、より高品質でダイナミックなサウンドに仕上がっています。曲のテンポも、平均テンポが若干早くなっており(140bpm→143bpm)、スピード感が増しています。
また、作曲者古代祐三氏がジャケット内のライナーノートでコメントしている通り、イントロを聴いただけでどのキャラクターのテーマ曲かがわかること、ストーリーを感じる音楽展開を大事にしていることなど、色々考慮されているだけのことはあり、「曲の流れの中」で自然に、マキシ3のゲームそのものがさらに増した「疾走感」「ドラマティックさ」を存分に楽しむことが出来ます。
この生まれ変わったマキシトランスをエンジンに例えるなら、パワーもトルクも大幅に上がっている、という感じ―あるいは、ボア(内径)とストローク(行程)が上がった大排気量のエンジン、と言えるのではないでしょうか。

また、今回のCDは前作のように2枚組ではありませんが、初回封入特典のチューニングカードは、作曲者古代祐三氏が考案した3パターンの特別称号が付加された他では手に入らないスペシャルなアイテムです。これからマキシをプレイしようと思っている方は、ぜひぜひ手に入れて欲しいと思います。

愛車の中に入れておきたいアルバムの一枚であることは間違いありません。
でも、踏みすぎて「飛んでしまわないよう」くれぐれもご注意を。