yuntanのハッとしてgood !

にゃんこ、映画、カメラ、食べる・飲む、ハイテク…結局なんでもありっすね。

ソウ3

2007年01月08日 | ムービー
休みすぎて、すっかりだらけ癖がついたyuntanです。

みなさん、ゴキゲンよう。

あー…明日から本格的に仕事再開かぁ。かったりぃなぁ… ( ´)3`)


さてさて、今年一発目の映画レビューとなります。
本来ならもうひと作品が最初なのですが、諸般の事情によりこちらを最初に。
(いや、大した理由ではないです、はい)

その一発目の作品は、シーリーズ3作品目となった「ソウ3」です。

もともと続編なんて考えてなかった作品ですから、それを3まで作るとなると
結局うまーく後付けで話を組み立てて行くしかない訳で、
そうなると大体の続編ものは内容に無理が生じたり、話がとんでもない方向へ…
なんて事もよくあるのですが、このソウシリーズはなかなか無理無く見事に
話を繋げております。その点はかなり評価出来るのではないかと。

さて、この作品を語るには、どうしても内容に触れないと難しいです。
というわけで、これ以降ネタバレな事が出てくると思うので、
読みたくない人は飛ばしてくださいねー。
最初に言っておきますが、これは前2作を見ていない人は正直見ない方がいいです。
ストーリーもオチも全然分からんちんだと思いますので。








さてさて、上手く話は出来ているのですが、ちょっとこのシリーズの
最大のウリである「最後のどんでん返し」がイマイチだったかも。
途中で何となく分かってしまったんですよねー。

それもそのはず、2のように登場人物が多くなかったため
伏線の張り方が、一人に集中しちゃって…それじゃあさすがに分かるって。
1も人は少なかったけど、ジグソウ自体が全くの謎な存在でしたからね、
いわゆる「リング」の貞子と同じで、「分からないから怖い」であって、
その怖さ故に正確な判断が出来なくて…というところもあるかと。
まあ1のラストは卑怯なオチって見方もありますが・・・ (;´Д`)

あと、今回は3作品の中でも最も残酷描写、というか「痛そう」な描写が多い!!
「ソリッド・シチュエーション・スリラー」と宣伝してるんですよこれは。
「ホラー」映画以上の描写が果たして必要なのか…というのはちと疑問。
だからその手が苦手な人は…正直見ない方がいいかと。
でもあれでも日本公開時は「R-15」指定ということで、4カ所修正入ってるとか。
う~ん…あれ以上のものが本当はあったのか… (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


なーんて書いたけど、個人的にはそういった描写は大好きなので
それはそれで楽しめたんだけどねー ( ̄ー ̄)ニヤリッ☆
逆に残酷描写をウリにしていた「HOSTEL」よりも数万倍こっちの方が良かったです。


それから、1と2で監督は変わりましたが(2と3は同じ)、
細かいカットを多用して、スピーディーなカメラワークと展開は全編通して健在。
ヒントを一杯ちりばめつつも、早い展開で見てる人に考える隙を与えず、
最後にずどーんと種明かし…手法は変わっていませんが、お見事ですわ。
スリラー作品のお手本とも言えるような演出ですね。


なんでも原作の最後には「既に4作目の執筆に取りかかっている…」とあるようで、
実際4が作れそうな展開で今回も終わりましたね。
あの状況でジョンが生きているのはあまりにも無理があるので、
結局第3のジグソウが誕生…というより、黒幕で既に存在していた、
と考えるのが妥当でしょうね。

ただここで今までまったく登場してなかった人物が実は…なんて展開はあり得ない。
となると、これまでに出た人物で生存者となると・・・
1のアダムとゴードンがまず考えられますね。
ゴードンは足を切った状態で這って出て行って、アダムは今作でアマンダが息の根を…
でも、待ってくださいよ。この作品、死ぬ時には必ず壮絶な死の描写があるのに、
ゴードンは這って行ったところまで、アダムは絶命一歩手前でカメラが切り替わると
死ぬ瞬間が描かれていません。
(そもそも何故アマンダが息の根を…というのもよく分からないですが)

それから2で出てきたマシューズ刑事。彼は一応足の骨を砕いて脱出して、
今作もアマンダと乱闘するのですが…結局死ぬシーンはなし。
あ、彼の息子のダニエルも生存者か…まさかねぇ。

それと今作唯一残ったジェフ。まあ彼が黒幕なら最後に一人残っても
ジョンからメッセージを聞かされることも無いわけだが…。
後彼の娘も生死が分かってませんな。


一応ここら辺が第3のジグソとなる可能性が高いかと思うのだけど、
どうなんでしょうかね?

あーそういえば今作で気になったシーンがありました。
ジョンが瀕死のときに見る女性(原作では名前は「ジル」となっている)の
回想シーンです。あれってなんであそこに入れる必要が…?
原作では名前までちゃんとあるところを見ると、実は彼女が・・・なんてねぇ。


なにはともあれ、回を追うごとにいろんな意味で「派手」になって行く、このシリーズ。
次回作では1作目に原点回帰して、一部屋で話が展開するような、
アイデアに溢れていて、ラストの衝撃も1作目以上のものになる事を期待してます!!
なんだかんだ言っても、見に行くでしょうから。


この映画の評価:★★★★★★★☆☆☆
(前作を見ていない人:★★★★☆☆☆☆☆☆)




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