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彗星旅行

2023年09月07日 | 読書
去年読み始めたSF集



ジュール・ヴェルヌを5作読み終わりましたが
まだまだ続くジュール・ヴェルヌ・ワールド。
お次は邦題「彗星旅行」もしくは「エクトール・セルヴァダック」です。



前回「月世界旅行」を荒唐無稽と言いましたが
その上をいくハチャメチャぶりでございますっ。

えっと、地球に彗星がぶつかり、北アフリカの一部をこそぎ取って
そのまま宇宙をグルッと一周して、地球に戻ってくる、というもの。
はい?って感じでしょう? だって、海ごとこそぎ取るんですよ!
ちょっとどうやってもビジュアルが浮かばないんですっ。あははははは。

「エクトール・セルヴァダック」(=主人公名、原作のタイトル)
が最近発刊されたようで、その帯には…

 ある年の大晦日の夜、仏陸軍士官エクトール・セルヴァダックは、
 従卒のベン=ズーフとともに、尋常でない衝撃を受けて気を失う。
 意識を取り戻した彼らは、西と東が逆転し、一日の長さが半減し、
 重力が六分の一となり、誰もいない孤島にいた……。
 彗星の一撃によって地球の破片もろとも宇宙空間に運び去られた
 セルヴァダック一行の、パラレルワールドで展開される太陽系ロビンソン漂流記。

 ジャンルSFの出発点と目され、惑星空間、地底、火山、気球、
 大洋の周航、極寒のサバイバル…ヴェルヌ世界の全ての要素を揃え、
 〈驚異の旅〉の転換点を刻する大作、初の完訳。挿画105葉。


とあります。

実はこれを読んで初めてパラレルワールドだったのか!と合点がいきました。
いや、地球ではどんなパニックになってるのだろうと思ったのに
帰ってきても何事もなかったようなんです。
だいたい地球の欠けた部分にピタッとはまるってのも不思議な話で。
「???」なエンディングだと思ったのですよ。
夢落ち?とも思ったけど総勢30名ほど全員が同じ夢を見ていたとも思えないし
パラレルワールドからの帰還だってことだったんですな。

相変わらず科学的な描写がディープ過ぎてかっ飛ばしました! ほほほ。
ジュール・ヴェルヌ、残り3作となりました~。
Comments (4)
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