20世紀SF巻末の年表に沿ってフィリップ・K・ディックの作品を再読。
偶然世界の次は「虚空の眼」です。
あれ? 「宇宙の眼」になってます。ほう、↑は中田耕治訳。
プーが持っているのは…
大瀧啓裕です。その違いですかね。
カリフォルニア州に建造された巨大な陽子ビーム偏光装置が
突如暴走事故を起こし、八人の男女がまきぞえとなった。
その一人、ジャック・ハミルトンは、ほどなく病院で意識を取り戻す。
身体には何の異常もなかった。
だが…そこは彼が知っている現実世界とは違った、
奇怪な宗教に支配される世界だったのだ。
八人はもとの世界に帰る方法を探り始めるが…? 高名な傑作初期長編。
(裏表紙より)
ネタバレしちゃうとハミルトン一行はまだ意識を失った状態で
事故に遭った8人のうち最初に意識を取り戻した人物の精神世界に
入り込んでしまった、という設定。
そのことに気づいてそいつを気絶させ現実に戻れた!と思ったら
今度はまた違う人物の精神世界に移っただけだった…。
奇跡や呪いが日常茶飯事の世界、厳格な道徳観の世界、
すべてが陰謀めいている世界などなど
いやあ、狂信的/偏向的な独裁者のもとで生きるって大変だわぁ。
書かれたのは1957年。そういう危険性のある時代だったんですかねぇ。
4つの世界を経て(たぶん)現実に戻れた8人。
主人公ハミルトンは冒頭で解雇されてウジウジしていたけど
自分の生きる道は自分で切り開いて突き進んでほしいです!
というわけで、まだまだすんなりと読めるディック作品でした~。
偶然世界の次は「虚空の眼」です。
あれ? 「宇宙の眼」になってます。ほう、↑は中田耕治訳。
プーが持っているのは…
大瀧啓裕です。その違いですかね。
カリフォルニア州に建造された巨大な陽子ビーム偏光装置が
突如暴走事故を起こし、八人の男女がまきぞえとなった。
その一人、ジャック・ハミルトンは、ほどなく病院で意識を取り戻す。
身体には何の異常もなかった。
だが…そこは彼が知っている現実世界とは違った、
奇怪な宗教に支配される世界だったのだ。
八人はもとの世界に帰る方法を探り始めるが…? 高名な傑作初期長編。
(裏表紙より)
ネタバレしちゃうとハミルトン一行はまだ意識を失った状態で
事故に遭った8人のうち最初に意識を取り戻した人物の精神世界に
入り込んでしまった、という設定。
そのことに気づいてそいつを気絶させ現実に戻れた!と思ったら
今度はまた違う人物の精神世界に移っただけだった…。
奇跡や呪いが日常茶飯事の世界、厳格な道徳観の世界、
すべてが陰謀めいている世界などなど
いやあ、狂信的/偏向的な独裁者のもとで生きるって大変だわぁ。
書かれたのは1957年。そういう危険性のある時代だったんですかねぇ。
4つの世界を経て(たぶん)現実に戻れた8人。
主人公ハミルトンは冒頭で解雇されてウジウジしていたけど
自分の生きる道は自分で切り開いて突き進んでほしいです!
というわけで、まだまだすんなりと読めるディック作品でした~。