沖縄県が本土復帰50年を迎えたと話題になってますね。
本土の人間からすれば、復帰なんでしょうけど。
現地の人からしたら、占領軍が米国から日本に変わっただけですよ。
沖縄って、もともと琉球という名前で、日本とは別枠だったじゃないですか。
19世紀後半に日本に組み込まれて、琉球の文化、言葉、慣習は抹殺されましたね。
日本はこのような皇民化を侵略したアジア各地で進めていくのですが、その最初の犠牲者が琉球。
第二次世界大戦末期には、ヒロヒトのおかげで沖縄は捨て駒にされましたし。
第二次大戦終結後、朝鮮半島や台湾など他の植民地は、一応は日本からの分離を達成できましたが、残念ながら琉球はそうはいかなかった。
そして現在でも、沖縄は日本や米国の都合で操られたまま。
国内の米軍基地の70%以上が沖縄県にありますが、本来その土地は琉球の農民が使用していた土地ですよ。
沖縄の歴史を見ていると、どうしても近代日本の暗部に触れることになりますね。
私自身は、特に沖縄と縁はありませんがね。それでも、日本側の人間の傲慢さには反吐が出ますよ。
日本にも香港の民主化運動に関心を持つ人は多いですが、沖縄にも関心を持って欲しいですね。
見れば見るほど、中国と日本の政府が、つまり現在の中国共産党と自由民主党が、同質の存在に思えてきますよ。