S2000と茶の湯 日々是好日

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ぶつぶつと 私の備忘録

購入時には確認しましょう お軸の表具と軸先 

2024-01-20 22:52:08 | 床・軸



お正月にかけた大宗匠のお軸
 

 
片付けを初めて 初めて気が付きました
軸先 飛来一閑
 
表具は
 

 
春芳堂
 
お家元さんのお軸で 表具が春芳堂なら上々
 
裏に 印があります
 

 
これは 奥村吉兵衛の印



軸先 飛来一閑
 
お家元さんのお軸で 市販品は吉兵衛さんはあまり見ないですね
別口で お願いすればしていただけますけれど
かなり お値段高くなります
 
お商売にならないかも 
 
 

 
これは 坐忘斎のお軸で 軸先はツボツボ
 
表具は 静好堂中島
 
静好堂中島は、裏千家職方で表具全般の仕事を手掛ける表具師さんです
 
書き下ろしで来たお軸は
表具屋さんが 裂地のカードを入れておいてくださいますけれど
それ以外は ・・・ 購入したお道具やさんで調べていただかないと
分からない 裂地があります
 
やはり お家元さんのお軸は 裂地がお好みでできているので
箱・裂地・軸先・表具
字はもちろんですけれど ちゃんと見てからにしたいですね
 
お店でお話していて
ついつい 勢いで買うと あとから あら まあ なんてこともあります
 
ついでの余談ですが
 
お軸には防虫香を入れておきましょう
私は 松栄堂さんの 緑箱
 

 
黄色もありますけれど 少しお高くて
お店でお聞きしたら 効果は同じで 香りの違いとか
本数が多いので 最近は緑の箱を使っています
 

 
いぜんは 黄色の箱でしたけれど
 
防虫香を交換するときは 交換した日付を書いておきます
 
何十年 物の数々 失敗も反省も後悔も 多々
沢山 いろんなものを見て 自分の目を磨かないと成長はないですね
 
いくつになっても 目福で 見て歩きたいです
 
早速
来月 大阪美術倶楽部で 大美アートがあります
お近くの方は お出かけください
無料で 気軽に いろんなお道具を見ることができます。

初釜の様子は 濃茶席 薄茶席 煎茶席 点心は ❓

2024-01-18 10:45:45 | 茶事 茶会



お濃茶席
 

 
昨年台子 今年は長板で
 
3客までは手前座から

 

 
あとは
 
点てだし
 
点心はお濃茶のあとで この場所で
 

 
お刺身は 生湯葉
焼き物は 鯛の味噌漬け
煮物は 飛龍頭 生麩 あすっこ 栗
筍の水煮の蓋が開かなくて 場所が開いて
仕方ないから 煮豚を
卵巻は白身と卵半々で
黒豆の入れ物は 毎年 山下さんでいただくので
たくさんたまっています
 
プラス こちらがメインで
白味噌雑煮 お餅が忙しくて 写真無しです
中身はお餅二つ 金時ニンジンと蕪大根
京都は 上にかつをがのりますけれど
我が家はしっかり出汁を取りますので かつお無し
 
苺は


 
お神酒は
 

 
獺祭 二割三分 広島のお酒です
 
地元には王禄がありますけれど
年末に 広島の息子が買ってきてくれます
お値段高そうですけれど
ありがとう で いただいてます
 
 
 
 

 
お煎茶席
 

 
軸の代わりに 屏風を
 
お薄席は路地から 茶室へ移動
お煎茶席と半分に分かれて 交代で
 

 

 

 
露地草履はお茶事以外は 白のお祭りの時に使う草履を
たくさん買っていますので それを使います
 



お家元さんも 何年か前から この草履に替わりました
それで いいなと思って 私も揃えました
初めに履き替えれば 下足札がいりませんから
楽ですよね
 

 
今年も良いスタートが切れそうです
 
1月後半はお稽古が始まりますので
茶室で 長板のお稽古になりそうです
昨年は 母屋で台子稽古でした。

初釜の床 柳は無しです

2024-01-18 10:35:37 | 床・軸




 
お正月の定番
大宗匠の 松花伴鶴飛
しょうか つるに ともなって とぶ
 
堂々とした字ですね
 
大宗匠は立ち姿も堂々とされています
今年の初釜で お家元と並んでご挨拶してくださいましたけれど
背が 坐忘斎お家元のほうがお高くて
今まで あまり感じたことがなかったのですが
すこし 驚きました
 

 
蓬莱飾りは
昨年は炭を使いましたけれど
今年 年明けにお餅が安くなっていたので
それを 買って 飾りました
 
炭だと
米は 一升半 ・・・ 一生繁盛 ( 洗い米 )
 
炭を 奉書で包んで 金銀の水引で 結びます
 

 
下は 胴炭2本 上に輪胴
輪胴の大きいのが なかなか手に入りません 胴炭サイズの太さです
 
その上に 長昆布 熨斗鮑 串柿 橙 伊勢海老
 
串柿は 出どこで 両サイドに2個 真ん中6個のもあります
夫婦 仲睦まじく ・ にこにこ仲睦まじく 
 

 
これは 昨年の写真
お米を洗米にするので
あとの始末が 使い切れなくて
昨年は カビが生えてしまいました
1日 2合炊けば 旦那さんのお弁当に入れても足りますので
お米がなくならない
 
子供たち3軒に送るので
毎年9俵 冷蔵庫保管です
 

 
茶室のほうはお薄席ですので
お正月の宝舟のお軸のまま
 

 
にじりのしめ縄も 大晦日に掛けたそのままで



初釜 お薄席とお煎茶席のお菓子

2024-01-17 21:16:27 | 菓子・スイーツ



お薄席は 生徒さんに任せたので
 
どんな盛り付けか ?
 


 
塩芳軒さんのしののめ と 和三盆
 

 

 
吉信さんの松の寂



 
お煎茶席は松屋常盤さんの味噌松風
 
 
今年のお茶は
 

 
濃茶 上林 嘉辰の昔
お薄 祇園辻利 長久の白
 
お煎茶 中村茶舗 

初釜のお菓子はやはり花びら餅で

2024-01-17 21:13:06 | 菓子・スイーツ



お濃茶席は
 

 
ゴボウの向きは どちらでもよいそうです
お家元様は 20年ぐらい前にゴボウが手前に変わりました
 
玄々斎が 宮中でいただいた雑煮から考案
お許しをいただいて 道喜さんに依頼して
お菓子にしたのが始まりとか
はじめは遠慮して 向きを反対につけていたけれど
100年もたてば もういいかな?
という事で 本来の向き(宮中と同じ)になったそうです。
 
お家元さんの花びらは
つきたてのお餅なので
おせんべいのように薄くて 大きい
クレープの様に半分にたたんで
手でいただいています
切ると 中の美味しいお味噌が 流れて出てしまいます
 
それほど やわらかい味噌です
 

作って 一つづつ 袋に入れました
 
中の餡は
 

 
年末に届いた 西陣の本田味噌
 

 

 
白餡と混ぜて 味噌のほうが多いです
 

 
ゴボウは水でさらしてから
砂糖と 仕上げに みりん
 

 
みりんは これ
少しお高いですけれど
濃厚で最高です
ほんの少しづつ使えばいいので
意外に長持ちします。
 
今年もおいしく出来ました。