簡単な棚薄茶点前
お出になる予定の生徒さんが体調不良で
思わぬアクシデントでしたけれど
生徒さんが 1客1亭で出ますと
頼もしいお言葉
毎回 お稽古の時に席入り・問答のお稽古をしているので
難なく サラサラとされました
さすがでした
日々のお稽古 大事ですね
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持ち帰って お道具干しましたので
お釜は支部の釜で 道具はこんな感じでした
今回は伊勢物語を想定して
かなりこじつけもありますけれど
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/ff/2dbfd23881ad900901a62d021be6a5ae.jpg)
主役の棚は淡々斎好みの唱歌棚
天板地板 升色紙 柱は筆と短冊
水指は手塚央さんの紅地黄彩竜紋水指
竜と水はとても関係が深いです
水を注ぐときは 半だし
蓋は右手で摘みを持ち 左横 右斜め上 一手で置く
蓋を置くとき手首が曲がらないようにと言われました
茶碗は徳泉さんの東下り 中の見込みに富士山が書いてあります
茶杓は大宗匠の余花
時期遅れに咲く桜を残花
夏至のころから咲く桜を余花
初夏の銘になります
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蓋置は半七の八つ橋
ここで水生植物
アヤメ・菖蒲は畑でも育ちますけれど
カキツバタは水の中での栽培です
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/fd/7ae09dd86da616354259f6a1b82fc21b.jpg)
良く咲いてくれます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/d6/86c81492f1e279787fbf4244cc6958a0.jpg)
建水は浄益さんの車軸 旅ですね
どうして これを使ったかと 種明かしすれば
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c3/f283585c2bc8f7d1c936538cc64c2dae.jpg)
上部が凸凹 柄杓が落ちにくい
お点前で出た方で
柄杓を落とされた方がありました
自己防衛 転ばぬ先の杖という事で
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煙草盆は 橋村萬象さんの鞍馬型
ここで馬 茶碗にも馬 花もムサシアブミ
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干菓子器は瓜
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/dc/924d56e20805518ee6a66b72e9abb028.jpg)
棗は渡辺喜三郎の太夫棗
素材は松
益田鈍翁さんが考案されて
自宅の松で喜三郎に作らせた数個のうちの一つ
蓋が薄いので
二引きで蓋は茶碗とひざの間
拝見の時は棗ではなく茶器
茶器 お茶杓の拝見といったほうが良いと言われました
1客1亭の場合 煙草盆・干菓子器は
正客の手を煩わせず亭主が下げても良いとも
とりあえず 無事終わりました
出てくださった生徒さん お疲れ様でした