なんでもない毎日。

それなりに楽しい日々。

向羽黒山城跡(1)

2010年10月25日 | 伊達な旅
日曜日に相方と友人と3人で、会津美里町にある向羽黒山城跡を訪れてきました。
会津美里町というより会津本郷って言った方が場所が分かりやすいかも。




向羽黒山城跡は永禄4年(1561年)から同11年にかけて築かれた山城の跡であり、山の中には数多くの削平地(曲輪)、土塁、空掘り、堀切、虎口(入口)などが存在し、城跡の形態が良好な状態で残されています(案内図より)

蘆名盛氏の隠居城として築城し、家督を譲っていた盛興が亡くなった為に黒川城へ戻ったので廃城となったとの伝承があるようですが、実際には伊達政宗、蒲生氏郷、上杉景勝まで使用されていたようです。
と言う訳で、私達的にこの城跡も殿関連史跡という認識で。
実際に行くと、こんな城が隠居城な訳あるか!って思う。
素人目にも「完全に軍事拠点だよここ」って思える城でした。

白鳳山公園として整備されており、城跡内に車道(林道)も駐車場も遊歩道もあるので、麓からえっちらおっちら登るもよし、車で一気に上まで行くもよし。
今回はニ曲輪の駐車場まで車で向かいました。



ニ曲輪駐車場から見た車道。
左手にある階段を登るとニ曲輪があり、堀切の部分に道が通っています。



ニ曲輪からの眺め。
天気がイマイチでしたが、目下に大川(阿賀川)が流れ、奥に鶴ヶ城や磐梯山を望む事が出来ました。



同じくニ曲輪からの眺め。
向羽黒山城があるのは白鳳三山(観音山・羽黒山・岩崎山)の岩崎山全域と羽黒山の一部なのだそうですが、左下にちょこんと頭を覗かせているのが羽黒山かな。

ここからは会津盆地が一望でき、平和な時代なら「眺め最高!」って感想を抱くだけでしょうが、この城が築かれた時代を考えれば、私ですら「ここに見張り台建てよう!」って思うくらいの場所。
どうして隠居城だなんて伝承されたんでしょうね…。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿