地下鉄～３～

行きすがら、会社の事、駅のこと・・・

そういう話になって、それで結局、私はピンと来た。
私（できるな）

彼女「実は仕事の途中でね、クリーニング。あはは」
私「ふーん」

何の業界かわからないけど
私（ただ者ではないな）と感じた。
私「なかなか、入れる業界ではないよ」とつぶやいた。

彼女「今、ヒマなの。夏休み前？」
私「うん」

１０分か２０分・・・友達気分☆

地下鉄～２～

私「すいません」
彼女「あっ。はい」

私は、これこれこういう理由で道を聞く。

彼女「分かりました。駅員さんに聞いて来ますので」
私「あの～。それは・・・」

彼女は、もう、いない。
私はちょっと無理だと思った。でも、それは言わなかった。
そして、案の定・・・

彼女「うーん。どうしようかな・・・」
私「エレベーターが、いいの」
彼女「分かりました。実は私、ここの会社員です。任せて下さい！」
私「良かった～」

彼女「これは、普通の人でも迷いますよ。コの字型だからね」

地下鉄～1～

地下鉄が分からない。

駅員さんにきいても・・・
駅員「右に行って、右に行って、左に行って・・・」
私「・・・」

私はアウト。（分からない）

イスに座って・・・

これはもう、覚悟と決める。

アクエリアスを２口飲んで、ぼっーとしていた。そして改札を行きかう人を、ぼっーと見ていた。

・・・・・

・・・・・

・・・・・

私は「女性」、歳の頃は「同じ」、「一人」

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・「んっ」。
クローズアップした。

私（これだな）

私は立ち上がり「すいません」と、言った。