これでも私はウェイトレスのはしくれ。
誰にだってある不注意。
私なら「すいません」と言って直ちに新しいものと取り替えるよね。
でもそれがなかった。
それが私は信じられなくって。
「すいません」と謝りもしないし、紅茶も取り替えなし。
教訓:『謝ること』って大事な事だと思うから。
私は真顔。
全然笑ってない。
・・・と言うか、笑えないし。
私だって謝るのは好きじゃないけれど、この場合、謝んなきゃね。
私は歌人・金子 みすゞの「皆ちがって、みんないい」を思い出していた。
なんか履き違えている。
私は「人に何かして失敗したら正直にすいません」。(謙虚な気持ち)
そして紅茶を取り替えなかったに腹が立った。
奥さんはいい人だね。
そう思う。
<描写>
ただ私なんかは干渉されたくないタイプなので、
あの下町のご主人のような(オーナー)
自分からズカズカ土足で入ってくる
あの感じがニガテ。
例えば、稀代の俳優「故・松田優作」。
<想像>
ああいうひとは干渉されたくないタイプで
常にシャレていて、照明は落とし気味、いつも奥のバーでひとり、珈琲を飲みながらもの思いにふける、そんな感じ。
<現実>
オーナーはお節介すぎる性質で(時に・・・迷惑!?)下町の典型的タイプ。
自分から常に何かを話したくなっちゃうような。。。
私としては(もう、チョット、放っておいて !!)。
髪型はリーゼントを固めたような感じ。
いきなり腰の曲がったお婆さんのマネから入り、
小芝居が上手で、
冬なのにYシャツから胸元からギャランドゥー 。(モシャモシャな胸毛)。
ガタイがいい。
オーナー「オレは腰が曲がらないでビシッと、ピンっと伸ばしているよ。
これでも若いって言われるんだ」。
確かに70代には見えないけれど、そういう問題じゃないよね。
これは義理の父がある大学病院に入院している時に
よく病院まで通っていた頃の6年前くらいの話です。
私にとって曖昧なんだけど、「三ノ輪」「町屋」周辺のお話で。
場所は大学病院の隣にある喫茶店。(近くに喫茶店がここしかないのよ)
お見舞いに来た人が帰りがけに“ホッ”と一息入れたくなる場所。
私でも(ここは入るな・・・)と思った喫茶店です。
立地としては好立地。
つまり病院のお客さんが必然的に入る場所。
オーナーいわく以前は「お花屋さん」をやっていたんだけど、今は「喫茶店」にチェンジ。
へぇ~。
私は大学病院だから単純に「お花屋さん」もいいと思うな。
確か、病院の中でも2~3コ、お花屋さんがあった。
オーナーのところは大学病院の隣にある花屋。
ライバル店は多いけど儲かる道はあったと思うよ。
な~んてね。
わからないナ。
私はど素人なのでなんともいえない。
ここは「場所」だと思う。
例えばちょっと不便な場所にあっても遠くから駆けつけるカフェ・バッハは「味」だと思うナ。
愛されている味、カフェ・バッハ。