【LANUITAMERICAINE/DAYFORNIGHT】 1974/09公開 フランス/イタリア 207分
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャクリーン・ビセット、ジャン=ピエール・レオ、ジャン=ピエール・オーモン、アレクサンドラ・スチュワルト、フランソワ・トリュフォー、ナタリー・バイ、ヴァレンティナ・コルテーゼ
映画を愛するファンのために限りない情熱を-- 名匠トリュフォーがつづる映像芸術の極致!
「午前十時の映画祭」32週目、DVDの特別版を観ました。もとは117分らしいのですが、どこが追加されたのかはわかりません。1973年アカデミー賞、外国語映画賞受賞作品です。
“アメリカの夜”とは、
夜のシーンを昼間に撮るためにカメラにフィルターをつける撮影技法のこと。
映画製作の舞台裏を描いた作品で、ある意味メイキングみたい。ほとんど映画の撮影風景でストーリーらしきものはあまりないんですが、映画好きの人にとっては面白く観られるハズ。1本の映画を作るためには多くの俳優、多くのスタッフなどが一丸となって作り上げていく様子がとても興味深いです。
何気ない風景や人の歩くスピードまで細かく計算されていて、映画作りは本当に大変なんだなというのがわかりますね。指先の位置と形までこだわる細かさ!! 急遽、雪のシーンになった時、どうするんだろと思ったら大量の泡だったのには驚きました~。さまざまなシーンで“らしく”見せるのはまるでトリック。
時にはプライベート絡みのアクシデントがあったりして、制作が一時中断したり、そのアクシデントからあらたなアイデアが浮び良い作品へと変化していく所はまさに映画は生きている!という感じ。映画製作の楽しさもあれば厳しさもある、舞台裏を見学しているようで面白かったです。
ジャクリーン・ビセットが美しい~っ。
映画のワンシーン、猫ちゃんの撮影風景はにゃんと可愛いことか!
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