【RAIN MAN】 1989/02公開 アメリカ 134分
監督:バリー・レヴィンソン
出演:ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ、ヴァレリア・ゴリノ
高級外車のディーラーをしているチャーリー(クルーズ)の元に、自分を勘当した父の訃報が届く。遺産目当てに故郷に戻った彼だったが遺産の300万ドルは見た事もない自閉症の兄、レイモンド(ホフマン)の手に渡る事を聞かされる。なんとか金を物にしようとチャーリーは施設にいるレイモンドを誘拐まがいに連れ出し、ロスに戻ろうとするのだったが……。(allcinema ONLINEより)
「午前十時の映画祭」30週目、DVDで観ました。1988年アカデミー賞、作品賞、主演男優賞(ダスティン・ホフマン)、監督賞、脚本賞を受賞。
久々に観てもやっぱりこの作品は良いですね。
父親に勘当されたチャーリーが父の訃報をきっかけに、自閉症の兄・レイモンドと出会い忘れていた愛情を取り戻すという心温まるお話。
存在すら知らなかった兄に遺産の300万ドルが渡ると知ったらそりゃビックリ。仕事もうまく言ってないし、何とかお金を物にしちゃおうと、兄のレイモンドを施設がほぼ誘拐のように連れ出してしまう。
しかし、レイモンドは自閉症のため思うようにコミュニケーションが取れず苛立つチャーリー。このあたりは自己中で、父親の死よりもお金、お金ですごく嫌なヤツなんですが、二人で行動していくうちに、だんだん兄の存在を認め始めて、そして理解しようとしていく自然な流れが良かったですね。それとチャーリーの恋人の存在も重要ですね。
トムの演技も良かったけれど、やはりダスティン・ホフマンは素晴らしかった。初めて観た時は、ダスティン・ホフマンの自閉症の演技がもはや演技ではなくて、本当になっちゃったの?と思うほど驚いたんですよね。小走り気味に歩く姿や首をちょっと傾げた感じがなんか可愛く思えちゃう。落ちた楊枝の本数を一瞬で分っちゃうシーンが妙に印象的だったのを覚えてます。ただモンじゃねぇ~と思ったもんでした、、、。
かなり時が経ってから観た今でも素晴らしい~。2人が頭をくつけるシーンは泣ける~。エンドロールの旅の写真が素敵。見終わった後にかなり余韻が残る良い作品でしたね。
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