ノースライト（TVM）

2020/12/12,/12/19放送 アメリカ 分
演出：笠浦友愛
出演：西島秀俊、北村一輝、田中麗奈、柄本時生、田中みな実、伊藤淳史、青木崇高、寺脇康文、宮沢りえ、

STORY:「あなた自身が住みたい家を建てて下さい」それがＹ邸の依頼人・吉野陶太（伊藤淳史）から、建築士・青瀬稔（西島秀俊）に託された唯一の注文だった。バブルが弾けて以降、妻・ゆかり（宮沢りえ）とも別れ、流れ作業のような仕事に身を任せていた青瀬にとって又とない機会だった。建築予定地は信濃追分。青瀬は所長・岡嶋昭彦（北村一輝）の応援を受け、すべての思いを託してＹ邸を完成させた。依頼人・吉野陶太の家族も満足そうであった。だが、その一年後、吉野陶太一家が、その吉野邸に引っ越していない事が発覚する... （HPより）

 

NHKの前後編ドラマ。横山秀夫原作による同名小説をドラマ化。一級建築士を主人公に、「家族」をテーマとしたミステリー。

吉野陶太の依頼よって完成したＹ邸。しかし、設計した建築士・青瀬稔がＹ邸を訪れると吉野の家族は引っ越してはいなかった。ブルーノ・タウトの椅子を残して忽然と消えた吉野家...いったい何が?。そこで青瀬が吉野の行方を追うとともに、青瀬が務める事務所長の岡嶋には公共事業にまつわる贈賄嫌疑がかかるというもの。

吉野家の行方と岡嶋の事件、そして青瀬の別れた妻・ゆかりとの３つのエピソードが展開される。原作は未読。最初は消えた家族が何か事件に??かたぎじゃない人物が吉野家を訪れてたり、吉野の奥さんではない女性との関係などなど謎が多く面白い前編。すると謎がひとつずつ明らかになっていくとそれぞれがつながっていく後編は、最初に思っていた内容とは違う展開だった。「家族」がテーマになっているので、青瀬をはじめ吉野、岡嶋それぞれの家族を丁寧に描かれていて思ってた内容とは違ったけれど良いドラマになっていた。ミステリーな前編に家族愛の後編で分けたことが良かったと思う。

自然の中のＹ邸、中の部屋もとても素敵、何よりもやさしい光を照らすノースライトが素敵だった。

鑑賞日：2020/12/22-23