【THE MULE】 2019/03/08公開 アメリカ 116分
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィースト、タイッサ・ファーミガ、アリソン・イーストウッド、アンディ・ガルシア
STORY:退役軍人のアール・ストーンはデイリリーというユリの栽培に情熱を燃やし、園芸の世界では一目置かれる存在だったが、その代償として家族をないがしろにしてしまい、90歳になろうとする今は家族との間に埋めがたい溝を抱え、孤独な日々を送っていた。やがて農園の経営も行き詰まり途方暮れるアール。そんな時、“車の運転をするだけで大金がもらえる”という仕事を紹介される... (allcinemaより)
俳優クリント・イーストウッドが『人生の特等席』から7年ぶり、監督・主演では、『グラン・トリノ』11年ぶりの主演作となる実録犯罪ドラマ。2014年にニューヨークタイムズ紙の別冊「ニューヨークタイムズ・マガジン」に掲載された実話をベースに、メキシコの麻薬組織に雇われ運び屋として麻薬を運ぶ90歳の男に待ち受ける運命を描く。
安定のイーストウッド監督作品にハズレなし!!でした。
『グラン・トリノ』は孤独な老人が描かれてたけど今回も仕事優先して家庭を顧みなかった孤独な老人のお話。
大筋は実話で、撮影当時のイーストウッドはモデルとなったレオ・シャープと同じ87歳。そこに家族の絆の物語を織り交ぜて感動的な物語となってます。
パンフレットにご本人の写真と掲載されたものが日本語訳されて載ってます。同じ歳ということもあって似てないけど雰囲気はわかるーという感じ。でもとても運び屋をやる感じじゃないわー。
88歳のおじいちゃんの車の運転にハラハラ、警察に呼び止められてドキドキ、何気に(悪気はないとはいえ)差別用語が出てヒヤヒヤ....しながらおじいちゃんを心配する孫の気持ちで観てました、、、。
でもイーストウッドらしくひょうひょうとしたおじいちゃんでしたね。運び屋の回数が増えていくにつれて元気になっていって、生きがいを見つけた感じで楽しそう。危険な仕事なのに勝手に寄り道をして怒られたり 笑。ツボだったのはのんきにリップクリームを塗ってるトコ、余裕あるなーって 笑。ベイツとのシーンも動じないとこもすこいね。
そんな中で手にした大金は家族のために使ったりと今まで家庭を顧みなかった妻滅ぼしのようで切ない。犯罪を犯して家族の絆を取り戻すという...なんとも皮肉なおはなしですが...。また、娘役を実の娘が演じてるのも見どころ。毎回、これが最後になるんじゃないかとドキドキしながら観てますが、実の娘まで出演となると俳優としては最後かなと思ったりも、、、。
そんなことも考えつつ....元妻に付き添うアールや法廷でのシーンなどなど後半はは泣ける所多し。エンドロールに流れる曲も良くて物語の余韻がじわじわきて泣けてきましたわ。こんな良作なのになぜアカデミー賞にノミネートされなかったんだろうと思いましたよ。思い当たるとすればあの台詞でしょうかね...。
ハンサムさんブラッドリーは落ちぶれたミュージシャンよりも今回のような役が好きだな。わーいアンディ・ガルシアーって思ったら役柄のせいか体型が... 汗。そうえいばアリソンはもう監督はしないのかなぁ...才能あるのにもったいないな。
最後はジャズだったけど、途中はカントリーが多かった。
自分自身で音楽作るのはもうやめたのかもしれませんね。そこにちょっと老いを感じましたw
バイカーの姉ちゃんたちもちょっとLGBTを扱ったつもりなんでしょうけど、人種差別に関するエピソードもその後出てこなかったのが残念だったかな・・・
非常に手堅く作ってある作品だと思います♪
やはりイーストウッド監督作品にハズレ無し!といったところでしょうか。
さすがに本人出演作はこれで最後かなぁ…とも。
監督に絞って、次の作品に期待したいです。
違うんだ...と。でもこれからも元気に作品を作っていってほしいです。
人種差別に対するものは抑え目な感じではありましたね。
でもこういうひどい時代があったのは伝わりました。
主演作はこれが最後かなという気もします。(出てくれたらうれしいけど)
監督してはお元気で素晴らしいものを作ってほしいです。
タイトルからだとクライムサスペンス?的かと思いきや、意外にもヒューマンドラマだったね。しかもかなりコミカルな味付けもあって。
確かに俳優としては最後かもね。
頑固で身勝手な老人はイーストウッド本人と重なっても見えて、いろいろと都合よく収まっていくのはツッコミたいところではあるけど、イーストウッドだからね、って甘くなっちゃう笑
落ちぶれたミュージシャンw
わたしはあれで初めてブラッドリーが素敵、って思ったわ笑
アンディガルシア!!わたしも心の中で大騒ぎしました(実はしばらく気づかなかったんだけど
シリアスな話の中にコミカルな部分があったので観やすかったです。
まだ俳優を続けてほしいですがやはり最後なのかなと思う所もありますね。
私も甘めです 笑
落ちぶれミュージシャンブラッドリーは新鮮だなと思うのもあったんですが、ボラプと同時期だったのが悪かったのかなと思います。
ガルシアにはびっくりですわ。役のためと思いたい!!