【MITT LIV SOM HUND/MY LIFE AS A DOG】 1988/12/公開 スウェーデン 102分
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:アントン・グランセリウス、メリンダ・キンナマン、マンフレド・セルネル、アンキ・リデン、ラルフ・カールソン
イングマルはどんな時でも愛犬シッカンと一緒にいる男の子。人工衛星なんてものに乗せられて地球最初の宇宙旅行者になったあのライカ犬の運命を思えば、どんな事だってたいしたことはないと考えるのが彼の人生哲学だ。兄のエリックに幾らいじめられたって、病気のママが何をやってもドジな自分を嘆き悲しんだって、パパがバナナの仕事で南洋の海に出掛けたままずっと帰ってこないことだって、決して不幸なことじゃない。しかし夏になってママの病状がひどくなった。そしてイングマルは叔父のいるスモーランドへ預けられることになるが……。(allcinema ONLINEより)
『HACHI 約束の犬』を観た時に、にゃむばななさんからこの作品を紹介していただいたので観てみました。50年代末のスウェーデンの海辺の小さな町とガラス工場の村を舞台にしたお話。
主人公のイングマルには病気の母親と兄と愛犬のシッカンとの3人と一匹暮らし。母親の病状がひどくなってしまって、イングマルは叔父さんの所へ預けられてしまいます。
この監督さんは繊細な心を描くのがうまいですね。主人公のイングマルの心情を丁寧に描かれていたのが良かったです。○○よりマシ!といつも誰かと比べてしまうイングマルが切ない。
家族バラバラになってしまって大丈夫なのか?と思ったら、叔父さんが住む村の人たちはとても温かい人たちばかりで良かった良かった。意外にもイングマルがモテモテなのがビックリでしたわー(笑)。少しずつイングマルが普通の男の子のようになっていくのがうれしかった。
男の子のような女の子、可愛かった♪
タイトルにドッグとあったので、わんちゃんとの交流のお話かと思ってたら・・・当のわんちゃんとは前半のちょこっとだけ。施設に預けたというのはなんとなくわかってしまうので悲し...。
たとえ家族と離ればなれになってしまっても、仲間がいるってことは素晴らしいですね。