昨日、議長不信任決議案の提出で大揺れし長時間にわたった6月議会もようやく終わりました。
前にも述べましたように、今議会で国民健康保険制度について質問をいたしましたが、調べれば調べるほど制度として抜本的改革をしなければという思いが強くなります。参議院選挙の大きな争点にはなっていませんが、制度の崩壊に向かっていることに真摯に受け止めている候補者はどれだけいるのでしょうか。無論、争点は数多くあり、表面に出ていないだけだとは思いますが、有権者がこの問題を大きく叫ぶ時が来るような気がしてなりません。
年々膨らむ医療費に対し、制度が付いていかないという状況は、年金に限りません。国民皆保険制度という税的制度でありながら、一般の多くの人に理解されていないのが現実ではないでしょうか。特に国民健康保険制度は、他の協会健保などに比べ、強制力が劣り加入階層も低所得者が多く、制度そのものの崩壊に向かっています。制度全体でいえば、後期高齢者医療制度が始まり、制度間の調整がつかない状況の中、国保財政にしわ寄せがきているのではないかと思います。つまり、財政規律のために制度を細分化したわけですが、逆にそれぞれの制度の欠点が表面化したというわけです。
多くの国会議員がこのような制度崩壊を認識し、いち早く改善に取り組むことを願うばかりです。どこまで理解しているか国会議員の皆さんにアンケートでも取れればと思ったりもします。
以上
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます