浅野ゆうじの独り言

社会・政治に関連する本の感想や日々の出来事についての私なりの考え方を書いています。

障害者就労支援のための事業所説明会

2013-01-22 16:24:56 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日、岐阜市で新たな試みとして、特別支援学校(市立、県立の5校)に通う高等部1年生を対象に、就労支援事業所18社の事業説明会が開催されました。目的は将来の就労を身近に感じ、興味を持ってもらうために、実習に入る前の生徒に対して行われました。

 前々から、障害者の就労支援については議会質問などで、現況の厳しさに対する支援を要望していたところですが、生徒と保護者の不安と事業者の活動のミスマッチが少なくとも解消されるだろうことが期待されます。興味が湧けば、実習の際にも目的ができ、就労にもつながることになります。事業者は、社会福祉法人、NPO,株式会社、社団法人などで、こうした就労支援のさらなる活動につなげていただけることが期待されます。

 障害者の就労という面では、まだまだ課題が数多くあると思いますが、こうした地道なイベントが、少しでも障害者の皆さんの自立・就労につながることを願うばかりです。

以上


大阪桜宮高校の問題について

2013-01-22 09:47:34 | 国際・政治
 表題は大阪桜宮高校の問題としていますが、議会人の一人としてこうした問題からくる騒動の制度に感じるところを述べたいと思います。

 マスコミの報道を見て、橋本市長や教育委員会、また生徒たちの思いなどは伝わってきますが、その時議会としてはどのような判断をしているだろうかということです。おそらく、大阪市議会でも、会派なり委員会でこの問題について議論は行われていると思われますが、単なる要望のような形に終わらず、一定の判断を下すべきではないでしょうか。私自身がそうした報道を見逃しているからかもしれませんが。

 前からこのブログでも申し上げているように、首長と議会の役割において、執行権のある首長に対し、ブレーキをかけるのは議会しかないからです。問題に対しどのような議論が行われたかが大切なのです。市民の意見を代弁する議会の役割を決して軽視してはなりませんし、市長に対し翼賛的な考えではないことを示すためにもそうした議会内での議論による決議が行われるべきです。仮にいくらマスコミが問題視したとしても、法的に、賛意であれ否認であれ、最終的な執行を承認するのは議会しかないのです。

 大阪市議会の皆さんは当然そのような動きをされていると思いますが、あまりにもこのような制度としての議会制民主主義を前提とした報道がないために、どうなっているのだろうという思いで書いております。関係者の皆さんに失礼があればお許しください。

 また、こうした問題は一高校だけの問題ではないでしょうし、スポーツ教育全般にも、さらに教育そのものに係わってくる問題でありますので、単に入試を中止し切り替えるというような対応のみで解決とならないことは多くの人が感じていることと思います。暴力は決してあってはならず、体罰を容認するような勝利至上主義であってはなりませんが、勝利を目標とするスポーツが人を鍛え成長させる一面も見逃してはなりません。教育は人であることを考えると、制度そのものより、教育方法のスキルアップが求められるのかもしれません。

以上