くわずいものつぶやき

アメリカで駐在経験しました。発達障害あり、かつ思春期の年齢に成長したこどもの親としての日々を時々書いています。

新学期-IEPプログラムスタート(1)

2017-01-13 14:10:54 | アメリカ-学校


新学期は1月3日から始まりました。

長女は変わりなく1st gradeへ。
長男は転校し、同じDistrict内の一つ遠い学校へ通うことになりました。

長男には発達障害があります。
12月まで通っていた小学校もとても良い学校で、先生、秘書さん、クラスメートはとてもフレンドリーかつ、親切、英語に弱い長男をいつも助けてくれたり、数人の女の子は何かと世話をやいてくれたそうです。
いい意味で遠慮のない性格の長男は、いつもso smilingだったので、そこもとても気に入ってもらえていたようです。

長男も、Mathは日本で習っていた内容の焼き直しだったこともあって授業中も宿題も家庭内のサポートでついていくことができました。
ですが、英語の習得が他の外国出身の子よりも困難がある、覚えたことも場所が変わると忘れることがある、じっとできずにうろうろしてしまうことがある、指示を理解していても体が動いてしまう…など放置できない面があり、これまでの学校では支援体制がなかったことなどが、転校理由です。

本人も理解はしていてもなかなか体がついていかないのが、この障害の特性であり、フォローの難しいところです。
学校側、周囲が理解してくれていても、そのせいで本人の学習進捗や、ちょっとしたやり取りで誤解が生まれたり、双方にとってよい環境とはいえません。本人も学校が好きでしたが、理解できないことが多くてストレスが溜まっていたと思います。
11月ごろから過去に少しあった「夜驚症」が時々出てくるようになりました。
家庭内での暴言もひどくて、本人にも親にとってもモヤモヤした辛い時期が続きました。

転校先の学校は、その点での支援体制が整い、District内全ての学校をみている専門の先生のいる学校です。

赴任当初から、アメリカの療育事情がとてもよいと話には聞いていたので、すぐに要望は出していたのですが、ノウハウもわからないし、学校側もスクールライフをまずみて、本人に課題があった場合、英語が不完全ゆえのことからか、それ以外にも課題があるかで判断します、ということでなかなかIEP(個人指導支援計画)の取得にまで話が進みませんでした。

3月に来米・転入、何が何やらよくわからないうちに、この先どうすればよいのかな?とよくわからないまま長い夏休みに入ってしまいました。
夏休み前に一度、Intervention Meetingは開いてもらい、その時点で先生方からみえてきた長男の課題、親の要望、それに対するサポートプランはスタートしていましたが、それも休みまでの3週間ほどの間で終わり、9月の学年、担任が変わった時点で長男の学校での態度(落ち着きがなかったり、指示が通らないこと)の改善は見られませんでした。

私たち親側は、その頃の学校側の判断がよくわかっておらず、IEP取得に向けて、実は学校側が動いてくれていたことに気付いていませんでした。
学年が変わって、2か月たった10月に2回目のIntervention Meetingが開かれ、それが事実上IEP取得に向けての話し合いとなりました。

英会話スキルに私たち両親二人では限界があるので、その頃知り合った日本人の方が通訳に入ってくれたのが本当に助かりました。おかげでとてもスムーズに話し合いがすすみ、私でもついていくことができました。内容が内容だけにとても疲れましたけど…(**;)。

長くなったので、(2)に続きます。


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