Yumi @ Sudan

北アフリカの国、スーダンでの生活日記

遠足

2006-02-01 | everyday
国立博物館への遠足が突然決まりました。
どうやら、学校へ政府の査察が入る日の午前中は生徒をみんな追い出して、学校の掃除や模様替えをする事が目的のよう。

生徒たちには前日に小さな保護者宛の手紙が配られました。
「明日、国立博物館と動物園へ遠足へ行きますので、子供に500ディナール持たせてください。出発は8時半、学校には12時にもどりますので、お迎えは12時にお願いします」

当日。教員の中には遠足へ行く事すら知らない人も多数。私も生徒に配った手紙を見て、初めて遠足へ行く事を知った。毎週水曜日の小遠足は5年生だけ連れて行けばいいけれど、今回は全生徒、200名以上。

いつもの様に出発が1時間40分遅れ、学校を出たのが10時過ぎ。
博物館でも事前に予約などしてるわけがなく、炎天下の中、入館するのに30分以上またされる。
ふらふらしながら、屋外屋内の展示を見て回る。スーダン国内の様々な遺跡に関する資料や展示。(でもほんとうに価値のあるものはイギリスが持って行ってしまっているのです。。。なんで植民地政策をした国って、そうやって他の国からとっていったものを返してくれないのだろう??)
展示状態はスーダンらしくて、温室のようなつくりの建物の中に遺跡が展示されているのですが、ガラスは割れてるし、建物の中には鳥の巣がいっぱい。ぴよぴよぴよ。

見学を終えて、外にでると既に12時半。今日はみな朝ご飯の時間もなかったので、みんなにポテトチップスが配られる。 当たり前のように、ゴミを捨てる子供を注意しながらバスへ。

「時間がなくなったので、動物園はまた今度!」

遠足の下見とかする日本の先生たちって、ほんとにすごい。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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逆に… (のんこ)
2006-02-01 09:56:18
そんな遠足で、保護者から文句が出ないのがスゴいと思うけど…。

あいかわらず、ゆみはたくましい生活してるなぁといつも感心しておりマス。
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Unknown (yumi)
2006-02-03 02:31:26
のんこ!ひさしぶり。年末年始は会えなくて残念でした。。。ごめんんね。というわけで、スーダンまで会いにきてください。ねねね。
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