詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

一月行った。

2020-01-31 16:43:38 | 千駄記


今年も12分の1が暮れつつあります。

諸々を飲み込んで。

今日の画像の話をしましょう。

これ、遥か彼方を飛んでいたイヌワシです。
二羽見えます?
真ん中のやや下と左のやや上です。
番いです。
間違いなくイヌワシなのでイヌワシです。

相変わらず
しょうもない画像を次々とゴミ箱へ
放り込んでいるわけですが、写真というのは
不思議なもので撮影した本人と
その写真を見る人とでは感情が違います。
私もたまに撮影した写真を見せて
もらうことがありまして、
「ほー」とか「へー」とか言うわけですが
私が困るのは富士山や滝の写真です。
鳥だったら「目が出てますね!」と
誉め言葉の常套句を知ってるわけですが
富士の写真は何がすごいのかがわからないのです。
スローシャッターの滝にも同じことが言えます。
でも、撮影した当人は
撮影までの道のりや段取りが
その写真に含まれているわけです。
だからこの写真、すごいでしょ?ってなるわけです。

このトビだかイヌワシだか
わからないイヌワシの写真にも
わが想いが充満しているわけです。

良い写真というのは
自分もこの被写体を見てみたいと思わせるものです。
ほんとに良い写真というのは
撮影した人に会ってみたいと思わせるものです。

短歌もそうです。
素晴らしいうたを知るとその作者に会いたくなります。