同人誌「まろにゑ」第50号記念誌が届いた。
福田淑子の巻頭文によると
村永大和氏の呼び掛けによって
5名で始まった短歌を勉強する会であるという。
現在は8名。
記念誌はA5版全40頁。かつて
同人誌の主流であった中綴じの製本である。
同人による短歌15首と文章が並ぶ。
巻末のバックナンバー一覧をみると
創刊は2015年4月。¥1.000.-
差し出し人の原詩夏至は独自の道を
切り開こうとする意欲に溢れているように
思える。彼とは同い年だがその元気が
羨ましいことである。
しばらくお目に掛かっていないが
益々元気いっぱいなのだろう。
印象に残った作品を紹介する。
イヤホンで輸血しているみたいだな椎名林檎の声の淫らを(鈴木美紀子)
冬空の高所恐怖症病む鳥はいまはいづくに籠りて居るらむ(池田祥子)
愛のある暮らしという歌聞こえきて独りの部屋を夜に見渡す(今井正和)