詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

花火の話。

2019-07-31 11:53:57 | 千駄記


涼しいなと思っている内に7月が終わります。
また言っちゃいますけど…早いなおい!
今日は給料支払い日だっす。
灼熱の太陽に追い込まれる気分やねんな。

今週末は板橋戸田花火大会。
私が住まう東京の奥座敷が唯一賑わう日ですが、
長岡まつり大花火大会に出かけます。
毎年、曜日に関わらず8/2と8/3に開催されるのですが
今年は土曜日に絡んでいるので行ってみようってことです。
仕事は立て込んでいますが、その辺はこっそりと。

長岡花火は日本三大花火のひとつだそうで大混雑するらしいです。
駐車場もホテルも予約しまして花火はカメラマン席ではなく
マス席というのを買いました。6人座れるらしいのですが
私が一人で寝転がっていたらヒンシュクだな。

浴衣を粋に着こなす若くて美しい、そいでもって
どことなく寂し気な女性に声をかけられたりして・・

女性:すみません。端っこいいですか?
私:ああ、もしよかった真ん中にどうぞぉ
なんてクールに招き入れたりして。
女性:すごい機材ですね。撮影ですか?
私:ええ、週末になると星や鳥を追いかけてるんですけどね。
と、ニヒルに笑ったりして。
女性:素敵な趣味ですね。
私:ま、趣味っていうか息抜きで。儚いものの一瞬を捉えたくてね。
なんて俯いたりなんかして。
女性:どちらからいらしたんですか?
私:東京。長岡の花火を一度見ておきたくて。
なんて遠くを見ちゃったりして。
女性:私は地元なんですけど、今年はチケット取れなくて。

なんて会話が弾んじゃってさ。
花火より彼女の横顔に見惚れるわけよ。
で、花火が終わったら彼女が何故か涙をひとすじ零したりしてね。
帰りは彼女をクルマで送っちゃったりして。
もしよかったら上がってお茶でもって誘われるけど
お気持ちだけでと紳士を気取って遠慮しちゃって。
連絡先交換したりして。
ひと月くらい間をおいてから、見事に写し取った花火を
パネルにして送っちゃったりして。
それが実は今の妻なんですよなんて二十年後に
短歌雑誌のインタビューに答えたりなんかしちゃって。

しつこい妄想にお付き合い頂きありがとうございます。

画像は今朝、ラインに届いた見事な虹です。
昼飯抜いて金融機関を駆けずり回ってまいります。