詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

品川短歌大会のお知らせ

2019-07-11 12:14:49 | 短歌情報


品川短歌大会案内届く。

今年の品川短歌大会の講師を引き受けることとなり
その作品募集が始まった旨、連絡を頂きました。

まだまだ先のことと思っていましたが
事前の準備が重ねられて初めて大会が
滞りなく進められるのだなと思った次第です。

多くの作品に出合えるのを楽しみにしています。

ブログをご覧の皆様もどうぞ奮ってご参加くださいまし!

最後になりましたが運営を担当される
品川区短歌連盟花水木短歌会の皆様
どうぞよろしくお願いいたします。







よつかど短歌会作品集届く

2019-07-11 11:36:29 | 短歌情報



今年の4月に当ブログで紹介した
(https://blog.goo.ne.jp/ys1818hasu/s/%E3%82%88%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%A9)
作品集の続編で平成30年5月~31年4月までの作品を収録。

よつかど短歌会は山中もとひ(短歌人)のグループで
8名の作品が収載されている。発足して丸三年を迎える。

山中もとひは博多在住の気鋭の歌人。

作品を一首ずつ紹介したい。

街眩し両手はずされマネキンの忽ち夏の装ひとなる (瓜生恭子)
ルーペもてたびたびルビを確かむるまなこに目薬ひんやり滲みる (髙木照代)
花台には母の忘れし夏帽子手描きの薔薇の一輪咲けり (髙松裕己子)
あしひきの山の日暮れに焼畑は煙一筋空に登りて(西村和子)
月の夜のマチュピチュにひとりゐるみたいはじめてのわが歌集届けば (星野満寿子)
玄関に三〇センチの靴を脱ぐおんぶおばけの今少年期(諸岡史子)
くじら座より遠き便りの届くとき鯨歩けよ人に替りて (山中もとひ)

実力派揃い。わたしごのみ。