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売上と集客が確実にアップする 儲かるキーワード広告の使い方

2010-02-15 07:28:05 | マーケティング関係の成功本
「滝井氏推薦!この本には、広告予算5万でも月商1千万稼ぐノウハウが詰まっている」
筆者/竹内 謙礼 出版社/日本実業出版社 2,100円

◆目次
 第1章 これからのビジネスに欠かせないキーワード広告の基礎知識
  ・初心者でもよくわかるキーワード広告の基本
  ・ネット広告と大いに関係するユーザーの「利用目的」
  ・ネットユーザーの目的と一番相性がよいキーワード広告
  ・SEOとキーワード広告はどちらが重要か?
  ・キーワード広告のカバー率とカバースピード
  ・費用対効果の判断の早さ
  ・キーワード広告はリスクを最小限に抑えられる

 第2章 キーワード広告の運用はなぜ失敗してしまうのか?
  ・キーワード広告運用がうまくいかない3つの理由
  ・人類初の“プル型広告”を相手にしている
  ・必要とされるスキルの幅が広すぎる
  ・難解な管理画面や専門用語が苦手
  ・広告代理店任せで浮かび上がる3つの問題点
  ・ちょっとおかしな代理店の手数料の仕組み
  ・同一商圏で同業の広告主が競合する現実
  ・1人が複数の会社を担当するシステムの是非
  ・まずは自力でキーワード広告と格闘する
 
 第3章 複雑に見える管理画面を徹底攻略する
  ・スポンサードとアドワーズ、どちらから覚えたほうがいい?
  ・管理画面は「3つの箱」でできている
  ・管理画面にさわる前にこの用語だけは押さえよう
  ・管理画面にさわらないのが究極の攻略法

 第4章 キーワード広告の運用戦略を練り上げる
  ・キーワード広告運用は8つのステップで
  ・お客様の行動パターンをチャート化する
  ・行動パターン・チャートの作成法
  ・収益シミュレーションを行う
  ・市場の規模と成長性を調査する
  ・顧客獲得コストの妥当性を調査する

 第5章 大量のキーワードを収集・分類する
  ・検索キーワードは「親キーワード」から集める
  ・「親キーワード」に関連するキーワードの集め方
  ・「キーワード数を絞れ」という誤解
  ・検索キーワードを分類する理由
  ・「ものさしキーワード」が分類のカギ
  ・キーワード管理は「マインドマップ」で
  ・実用性の高いキーワードの分類法
 
 第6章 お客様のクリックを誘う広告文の作り方
  ・キーワード広告と従来の広告の違い
  ・キーワード広告独特の「ターゲット」観
  ・最適な広告文作りのポイントとツール
  ・「品質スコア」の考え方を理解する
  ・広告文は検索キーワードから考える
  ・広告文は管理画面を見ないで作る
  ・「タイトルイン」と「条件」を駆使する
  ・広告文の選択に迷ったときの対処法  

 第7章 顧客獲得コストに見合った適正な入札額の決定法
  ・独特なキーワード広告のコスト構造
  ・入札額を2つの数値から逆算する
  ・コンバージョン率ごとに入札額を計算する
  
 第8章 管理画面のセッティングとキーワードのデータ入力
  ・「部分一致」登録か?「完全一致」登録か?
  ・費用対効果が悪いときの設定の見直し方
  ・「予算上限設定」の賢い利用法
  ・「エリア設定」の賢い利用法
  ・集中して淡々と済ませよう

 第9章 競合他社に差をつける数値分析と最適化の技法(基本編)
  ・出稿後に不可欠な数値分析と最適化
  ・最適化のワナに注意する
  ・効果測定は長いスパンで
  ・数値分析を始める前に知って欲しいこと
  ・「基準値」と自社の数値を比べる
  ・「時系列」で自社の数値を比べる
  ・数値を分析する際の2つの注意点
  ・管理画面の数値の見方
  ・まずチェックすべき3つの数値
  ・基本的な数値分析の始め方
  ・基本的な最適化の考え方

 第10章 競合他社に差をつける数値分析と最適化の技法(実践編)
  ・最適化の目的を確認する
  ・「コンバージョン数」でソートする
  ・「コンバージョン獲得コスト」でソートする
  ・「広告費」でソートする
  ・「クリック数」「インプレッション数」でソートする
  ・品質スコアをアップする「チューニング
  ・広告の「表示位置」を考えながら最適化する
  ・「アシスト」キーワードを活用する
  ・コンバージョン率の変動との付き合い方
  ・「市場の歪み」を見つける
  ・今後の運用のカギはROAS(売上高対広告費率)

 第11章 キーワード広告の成功を次につなげる3つの投資 
  ・キーワード広告運用の成功は始まりに過ぎない
  ・費用対効果の悪い広告媒体へ投資する
  ・社員教育や商品開発に投資する
  ・コストを下げる仕組みに投資する


今、どんなビジネスも検索エンジンを通過せざるを得ないのが実情です。

ここに大きなパワーシフトが起こり、既存の大手メディア(大手新聞社、キー局、大手広告代理店、大手出版社)は、GoogleやYahooなどの検索エンジン企業にビジネスの入り口を奪われました。

それらのユーザーの消費行動に基づいたSEMに関する集大成とも言えるのが、この『売上と集客が確実にアップする 儲かるキーワード広告の使い方』です。著者はあの楽天にネットショップを出店し、オープン3年目で年商1億を実現した実績を持っている人物だけに、説得力は十分です。

キーワードマーケティングの第一人者で、ベストセラー『1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方』の著書でもある滝井秀典氏も本書を絶賛されています。

はじめにで、著者はこう書いています。


私は今回、次のような読者のために、この本を書いた。

・現在、キーワード広告(検索連動型広告)の出稿を検討中
・一度はキーワード広告を導入したけれど、挫折してしまった
・キーワード広告を現在運用しているが、うまくいっていない
・キーワード広告の運用を広告代理店任せにしているが、不安だ

これらに当てはまる人は、何としても、本書を最後まで読み通してほしい。仮に月々の広告予算が1000万であれ、1万円であれ、大企業が運営するのであれ、個人事業主が利用するのであれ、キーワード広告の基本的な攻略法は変わらない。

ようは、検索エンジン(サイト)という特異な市場と、複雑なシステムやルールで成り立っている広告の本質を理解すること。それができないかぎり、いくら広告費を使っても利益を出し続けることは難しい。逆に、キーワード広告の攻略法をちゃんと理解していれば、下記の例のように、

・月額5万円の広告費で、月商800万円を売り上げるイベント業者
・月額30万円の広告費で、月商1,000万円を売り上げる物販サイト
・月額50万円の広告費で、月商1,200万円を売り上げる個人病院

など、少ない広告費でも、莫大な利益を生み出し続けるのは簡単なことなのである。


その他、印象的だった箇所を以下に記します。


・インターネットを閲覧している人は、その「目的」と関係のない情報が掲載されていても、その情報に対して、あまり強い興味を持ってはくれない

・氾濫したメールマガジンは、今や「スパム」と呼ばれるような状況になってしまい、昔ほどの反応はとれていないのが現状である

・数年前までは、ホームページ上でプレゼント企画を開催してメールアドレスを取得、その応募者に対して商品をメールマガジンで販売していく手法もあったが、今やそれは“過去の話”と言っていいだろう

・ネットビジネスを行う上で、検索と相性のよいお客様の獲得手段は「キーワード広告」以外は考えられないのである

・「ホームページ作成」と「ホームページ制作」というキーワードでは、後者のレスポンス率の方が高い。これは、「ホームページ作成」と検索している人は、どちらかと言うと、自力で何とかホームページを作ろうとしている人たちが多いからだ。作るのを外部に頼む場合は、ずばり「ホームページ制作」というキーワードで検索するのである

・キーワード広告を利用している会社の中で、本当に運用がうまくいっている会社は5%にも満たない

・プル型のキーワード広告の場合は、お客様が本当に知りたいことを把握して、そこに的確に答えていかなければ、購入に至らせることはできないのである

・自社の収益シミュレーションを行う

 1、会社の固定費を計算する
 2、粗利益を計算する
 3、顧客コストを計算する
 4、コンバージョン獲得コストを計算する
 5、損益分岐点を計算する
 6、月間の売上目標と広告費を計算する

・キーワードの分類がひと目でわかるマインドマップを作成すれば、キーワードがどのように登録されて、どのような役割を果たしているのかが簡単に把握できるようになる

・キーワード広告は、まずはお客様が求めている検索キーワードを調査して「集客」し、同時にその検索キーワードから、お客様が満足する広告文という「接客」を提案するという、二重の戦略を展開することで、売上につなげている販促ツールなのである

・最低でも1つの広告文に対して、800回前後はクリックされていないと、広告文の優劣の判断は難しい

・顧客獲得コスト×コンバージョン率=クリック単価の上限

・キーワード広告の世界で言うと、最低300~800回のクリック数が、最低限の判断をするための閲値になるのだ

・経営者、広告主として「キーワード広告」を見るときに、絶対的に押さえておかなければいけないのは、突き詰めると「広告費」と「それによって生まれた売上高(と利益)」だけである


まだまだ書ききれないほど、貴重で斬新なコメント満載です。

最近自分の商材の宣伝としての書籍出版が多い中、自己の実績をベースにした教則本としては、本書はSEMのトップクラスではないでしょうか。


最後に、著者のプロフィールを以下に記します。

◆竹内謙礼(タケウチケンレイ)
経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。
大学卒業後、観光牧場の企画広報に携わった後、楽天市場にネットショップを出店。オープン3年目で年商1億円を達成し、2年連続で楽天市場のショップ・オブ・ザ・イヤー「ベスト店長賞」を受賞する。
現在は大企業、中小企業を問わず、販促戦略立案、新規事業、起業アドバイスを行なう経営コンサルタントとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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