会計業界に対する市場ニーズは、日々変化しています。
月額顧問料と決算料を支払っている日本中の経営者のうち、現在享受している会計サービスに満足している人は一体何人いるのでしょうか?
日本における年間の会計業務に支払われる金額は、莫大なものです。そこにユーザーである企業経営者が求めるサービスレベルと提供されているサービスのクオリティにギャップがあるとするならば、時代の流れからして必ず適正化に向かうでしょう。
その大きな原動力は、インターネットです。
誰もが、24時間、どこでも見れるメディア、インターネット。インターネットは情報の民主化を促進し、全てのサービスにおいて価格と内容の比較検討化を促進します。良いサービスを提供する会計事務所には今後よりニーズとオーダーが集中し、生存競争の激化は避けられないと思います。
現在成長している会計事務所は、記帳代行業務から脱し、付加価値提供スタイルに移行しています。経営者と定期的にコミュニケーションを取りながら、企業の数字を分析し、課題を発見し、解決策を提案する。日常の経営相談から、事業計画の作成、資金調達のサポート、人事コンサルティング、事業継承等の様々なニーズにいかに応えられるかが勝負所になってきているのです。
企業を患者さんとすると、税理士はお医者さんです。
税務決算という診察を通し、企業のカルテを作成し、病状を特定する。しかし、病状を治す処方箋を提供できなければ、その患者さんは「なんだ、この病院は頼りにならないな」と他の病院に移ってしまいます。 これからの会計業界には、強力な総合病院も出てくれば、ある分野に特化したスペシャリストを擁した専門病院、そして特定分野の名医を前面に出した個人病院もどんどん出てくるでしょう。その時重要なのは、その時代ごとに求められる多種多様なニーズをスピーディにキャッチし、サービス力につなげ、顧客満足を作っていけるかどうかだと思います。
特に今後の日本を担う可能性のあるITやエコ、バイオ分野における新しい企業群をどう取り込んでいけるかは、会計事務所の重要な経営戦略になっていくと思います。
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