成功に近づくための成功本紹介ブログ

掲載点数210点(2011年8月6日時点)-amazon読者評価4以上を中心に、成功に近づく良書を紹介します。

小沢献金問題の本質がここにある!森功氏力作の「泥のカネ 裏金王・水谷功と権力者の饗宴」

2011-06-28 11:04:26 | 成功するための教養本
◆「平成の政商、政界裏工作の請負人、建設業界のフィクサー…水谷建設元会長水谷功を闇に光を当てた会心の力作」/日本有数のジャーナリスト森功氏の力作の中でも、小沢献金問題で筍なのがこの「泥のカネ 裏金王・水谷功と権力者の饗宴」です。このネーミングにも相当センスを感じますが(笑)、これまでの数々の力作にも共通する立体的かつ丁寧な取材で、水谷元会長の疑惑を追及していきます。「お宅らが取った胆沢ダムは、小沢ダムなんだ」元秘書・大久保隆規は、こう言って憚らなかったという。―表2の赤字タイトルがこれですから、中は推して知るべしでしょう。日本の政治の現実を見据える上でも、必読の書だと思います。 . . . 本文を読む

極秘のエリートスパイ部隊の素顔が明かされる!「陸軍中野学校の真実 諜報員たちの戦後」

2011-06-26 00:24:15 | 成功するための教養本
◆「陸軍中野学校の関係者たちの肉声を集め、昭和史の裏側に光をあてるノンフィクション」/この本を読む前は陸軍中野学校というと、極秘のスパイ養成機関としてちょっと暗いイメージがありました。しかし、長髪を許される自由な校風、少数精鋭主義、実践力を重視した充実したカリキュラム等、今の教育にも十分活かせるシステムを感じました。採用手法等、今でも十分通用するノウハウも満載です。 . . . 本文を読む

史上4回の脱獄に成功した本人の生々しい証言本 「脱獄王 白鳥由栄の証言」

2011-06-22 14:24:36 | 成功するための教養本
◆「日本版アルカトラズからの脱出の興奮がここにある!その緻密な計画と意志の強さに驚嘆」/この本は、史上稀な4回も脱獄に成功した白鳥由栄の証言を、まとめたものです。クリント・イーストウッドが映画「アルカトラズからの脱出」で演じた脱獄犯の洞察力、緻密な計画性、そして勇敢な実行力を連想させるような実話です。当時の刑務所の劣悪な環境、看守の非人間性が、白鳥氏の脱獄の動機でした。読めば読むほど、主人公に興味が湧いてくる不思議な犯罪実録本です。 . . . 本文を読む

時代を超えた政治腐敗構造のリアリティが迫ってくる「金環触」

2011-06-09 12:14:32 | 成功するための教養本
◆「現代に通じる政治汚職の実態を、圧倒的なリアリティで描いた有名作品」/宇野重吉、京マチ子、仲代達矢、三国連太郎他の豪華キャストで演じられた映画を先に観て、書籍を読むとより面白かった本です。池田内閣時代の総裁選での買収、ダム建設入札疑獄の模様が、見事に描かれています。また、闇金融屋の石原参吉のモデルと言われている森脇将光のことにもこれを機に興味が湧きました。 . . . 本文を読む

世界の日本人ジョーク集

2010-02-23 21:52:33 | 成功するための教養本
◆「地球各地で採集したジョークが、真の日本人像を描き出す」/経済不況からの回復が遅れているとはいえ、世界規模で見るとまだまだ豊かな国ニッポン。その日本人像をジョークを通じて面白くおかしく客観的に見れるのが、この本です。笑って、知って、一冊で二度おいしい本。日本以外のアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、中国、ロシアといった国の国民性も勉強になります。 . . . 本文を読む

反転-闇社会の守護神と呼ばれて

2010-02-05 17:33:07 | 成功するための教養本
◆「逮捕された元敏腕検事の、迫力に満ちた自己の半生の独白記」/今、検察という組織のあり方に関心が集まっています。かつて特捜検事のエースとしてならし、弁護士に転じてからは反対の立場で対峙し、事件に巻き込まれ逮捕された田中森一氏。その壮絶な独白から、検察の構造、立件の手法、政治家や闇社会との付き合いが浮き彫りになります。面白くて一気に読める痛快な一冊です。 . . . 本文を読む

パチンコ「30兆円の闇」

2010-01-23 03:16:16 | 成功するための教養本
◆「スウェーデンのGDPと同じ30兆円のパチンコ産業は警察の植民地」/パチンコと警察の銀球癒着、悪徳ホールの具体的搾取の手口、ゴト師たちの“裏ワザ”などなど、テレビではなかなかお目にかかれない貴重な情報が満載の業界暴露本です。著者は体を張った取材で有名なノンフィクションライター溝口敦氏。この本を読めば、パチンコに対する考え方が間違いなく変わります。 . . . 本文を読む

技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか

2010-01-20 12:20:30 | 成功するための教養本
◆「画期的な製品が事業で惨敗してしまう理由を今解き明かす」/「オープンにするということが囲い込みなのだというパラドックスを、理解できていない」―こう語る著者は、知財戦略のプロフェッショナル。製品としての優秀さと事業競争力は全く別物だというその提言は、半導体産業の事例を待つまでもなく説得力があります。日本型ビジネスモデルへの貴重な警鐘本です。 . . . 本文を読む

ミスター・チャイナ―実録・中国に消えた投資マネー

2010-01-19 15:32:11 | 成功するための教養本
◆「中国の魔力に魅せられたイギリス人投資家のビジネスバトル」/開放政策で熱気に沸き立つ1990年代初頭の中国。そこに2人の外国人ビジネスマンが降り立った。一人は米国からお金を引っ張り、一人は投資先を見つけ、交渉する。その駆け引きの中で、彼らは中国のしたたかさ、狡猾さ、裏切りを体験していく。実際の経験をベースに書かれた、イギリス人投資家の投資ビジネスドキュメント。 . . . 本文を読む

戦後日本経済史

2010-01-19 11:59:56 | 成功するための教養本
◆「日本経済がジリ貧なのは、なぜか?その答えは戦後経済体制にある」/本書は、2006年8月~2007年7月まで週刊新潮に掲載された「戦時体制いまだ終わらず」という連載をまとめたものです。日本の今の経済システムは、戦時体制を今だ引きずっており、90年代以降の経済状況の大きな原因は、これが機能不全に陥っているというものです。元大蔵官僚のメッセージは興味深いです。 . . . 本文を読む

検察vs.小沢一郎―「政治と金」の30年戦争

2010-01-16 14:46:23 | 成功するための教養本
◆「小沢VS検察の構図をわかりやすく解説した昨今の逮捕劇の背景解説書」/昨日民主党衆院議員石川知裕氏が、東京地検特捜部に逮捕されるという衝撃のニュースが流れました。この本を読むと、田中角栄型政治スタイルを引き継ぐ小沢一郎氏と検察が、ロッキード事件以来“政治とカネ”問題でずっと闘ってきたことがよくわかります。今回の件は、両者にとって“関ヶ原の戦い”かも知れません。 . . . 本文を読む

世界がドルを棄てた日

2010-01-07 12:22:28 | 成功するための教養本
◆「いま、金融恐慌の裏で起きている壮大なドラマを解説」/配信数20万部を超える人気メルマガ『田中宇の国際ニュース解説』を運営する著者が、基軸通貨ドルの崩壊から多極的世界への移行を描いたのが、この『世界がドルを棄てた日』です。先日の朝まで生テレビでも言われていましたが、もはやアメリカの覇権の時代が終焉に向かうことは、識者の一致した見方のようです。 . . . 本文を読む

ヤメ検

2010-01-06 12:00:18 | 成功するための教養本
◆「かつて巨悪を暴いたエースが、退官後には裏社会の代理人として古巣と対峙するヤメ検の実態」/日本の今の裁判に大きな影響を与えているのが、検事を退官した“ヤメ検”と言われる人々です。大きな疑獄捜査には、ほとんどと言ってもいいくらい現検察VSヤメ検の構図が繰り広げられるのは周知の事実です。この本は過去の事例だけでなく、その生態にも鋭く切り込んでいます。 . . . 本文を読む

東京アウトサイダーズ

2009-12-31 15:00:39 | 成功するための教養本
◆「天才詐欺師、高級外人娼婦、ロビイスト…東京で暗躍するアウトローの生態を描く」/ベストセラー『東京アンダーワールド』に引き続く、ロバート・ホワイティング渾身の書き下ろしノンフィクションが、この『東京アウトサイダーズ』です。前作同様、衝撃的な事実が連発で、一気に読んでしまうほど面白い内容です。いろんな生態を通して、人間の欲望の大きさと虚しさを感じさせてくれます。 . . . 本文を読む

東京アンダーワールド

2009-12-31 02:44:14 | 成功するための教養本
◆「ニッポンの闇を知る男、“東京のマフィアボス”」/腐敗する日本政府と犯罪組織の深く長い闇の関係、そしてそこに暗躍するフィクサーたちを浮き彫りにした驚愕のドキュメント―そんなオビのキャッチコピーが強烈な本が、この『東京ワンダーランド』です。戦後夜の六本木を支配したニコラ・ザペッティを通して、政治家、ヤクザ、プロレスラー、高級娼婦、諜報部員の人間模様が最高です。 . . . 本文を読む