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「これでiPhoneアプリが1000万本売れた」

2011-07-05 12:08:23 | マーケティング関係の成功本
「これでiPhoneアプリが1000万本売れた 稼ぐ仕組みづくり」
筆者/南雲玲生 出版社/PHP研究所 1,400円

◆目次
第1章 iPhoneアプリで月100万円生む仕組みをつくる
1、今なぜiPhoneアプリをつくるのか
2、未経験でも低リスクで始められるiPhoneアプリ
3、アプリ・ビジネスは大企業より個人のほうが有利
4、アプリはビジネスモデルで勝負する時代になった
5、「薬局でゲームソフトを売る発想」で大きく稼ぐ
6、有料で売るだけがアプリの稼ぎ方ではない
7、iPhoneアプリで稼ぐ4つの方法
8、無料に切り替えて大ヒットした『誰でも弾けるPiano Man
9、焦って儲けようとしない
10、アプリに使っている技術をライセンス販売する
11、ビジネスのチャンスを増やす
12、課金の壁を越える3つのポイント
13、ツール系アプリは有料販売で
14、Lite版(無料)はもう古い
15、広告は強力な収益源
16、可能性を秘めたアップル社純正広告「iAd」
17、「タイムセール作戦」でテコ入れする
18、有料アプリの価格設定で気をつけたいこと
19、ターゲットがきわめて絞られるアプリの場合
20、高価格でも売れるiPadアプリ
21、Androidアプリも視野に入れよう
22、アプリは小さく生んで大きく育てる
23、より具体的に、企画をビジネスモデルに落とし込む
24、例1「iPhoneアプリの起動回数と時間がわかるアプリ」
25、例2「iPhoneで同時に同じ曲を聴いている人を探すアプリ」
26、例3「会社の決算書をキャラクター化するアプリ」
27、例4「iPhoneで脳波を測定するアプリ」
28、App Storeだけで収益をあげようとしない

第2章 アイディアは、山に籠もって考えろ!
29、ホームランを狙わない
30、マーケティングの発想を捨てよう
31、ブレストはするな
32、「効率の悪いこと」から最高のアイディアが生まれる
33、「中ニ病」の心を取り戻す
34、「くだらない」と思うことをやってみる
35、最初のアイディアは「夢」でいい
36、山に籠もってアイディアを吟味する
37、成功するアイディアへと絞り込む、4つのポイント
38、「特許」はアイディアの宝庫
39、開発ツールをひととおり眺めてみる
40、インコから生まれた大ヒットアプリ『Live Link 3G』
41、ユード―の新作アプリ『メモぺった』
42、日々の生活がコンテンツになる

第3章 「トップダウン」と「少人数開発」が売れるアプリを生む
43、アプリを公開するまでの流れ
44、アプリ開発はスピードが命
45、個人開発者は時給で考える
46、シンプルなアプリをつくる
47、ユーザーの視点を忘れない
48、決断は企画者に一任しよう
49、開発は3人1チームで行う
50、開発スケジュール
51、仕様書を書いて内容をハッキリさせる
52、仕様書はわかりやすい言葉で伝える
53、デザインの方向性は「○○風」で伝える
54、ひとりでつくる時も仕様書は書く
55、開発スピードアップの小ワザ
56、動作テストはアプリ申請後も続ける
57、デザインはおもてなし
58、デザインのセンスを磨くカギ―自分と違う世界を覗く―

第4章 開発を始める準備をしよう
59、今さら聞けないiPhoneアプリの基礎知識
60、App Storeのおさらい
61、アプリの価格は自分で決められる
62、アプリには審査がある
63、App Storeのランキング
64、アプリ制作に必要なコストは?
65、開発はコストパフォーマンスの高いiMacがおすすめ
66、開発専用のソフト
67、iPhone、もしくはiPod touch
68、「iOS Developer Program」への加入
69、プログラミングができなくても開発はできる?
70、アイディアを持ち込む、という手もある
71、開発者プログラムに登録しよう
72、アップルIDの登録
73、アップルディベロッパに登録
74、iOS SDKのインストール
75、「iOS Developer Program」の登録と加入

第5章 広告費ゼロでできる、アプリの宣伝方法
76、リリースした後になにをするかで差がつく
77、説明文は「わかりやすさ」を大切に
78、載せるスクリーンショットの順番
79、検索ワードはたくさん入れる
80、リリースは月曜から水曜に設定する
81、レビューは悪い評価も前向きにとらえよう
82、ニュースリリースは自分で心を込めて書く
83、一番効果的なプロモーションはクチコミ
84、Twitterを活用する
85、アプリ紹介用のホームページをつくる
86、発売前に情報を出さない


今後の有望な事業領域の一つは、間違いなくスマートフォンのアプリ開発だと思います。

何より自分のアイディア一つで、大ヒットを生む可能性があるというのは夢があっていいと思います。

この本は、数多くのiPhoneアプリをヒットさせてきたプロデューサーが、そのノウハウを出し惜しみせずに存分に語ってくれています。

本書の狙いを、筆者はこう語っています。

「iPhoneアプリはまだまだ儲かる―App Store(アップルストア)がオープンして以来、数々のアプリをリリースしてきた私の正直な意見です。なぜ冒頭からこんなことを言うのかというと、最近、iPhoneアプリブームに乗ってアプリ・ビジネスに参入した多くの人から「iPhoneアプリは儲からない」という声をよく耳にするからです。

実際にはそんなことはなくて、iPhoneアプリはビジネスになります。それもものすごいビッグビジネスです。ただし、それは“正しいやり方を知っていれば”の話。そこでアプリ・ビジネスで成功するためのノウハウをご紹介するのが本書の狙いです」

特に、iPhoneアプリの仕様書や画面遷移全体、リスト画面、開発の流れ等、すぐ実践に役立つ資料が多数掲載されているのは有難いです。


実際のiPhoneアプリ仕様書の一部


画面遷移図例


アプリ公開までの流れ

全編通して、著者の“日本のアプリ開発業界を盛り上げよう”という熱意がひしひしと伝わってきます。

これを機に、日本人の器用さを生かした優れたアプリがどんどん生みだされ、世界に向けて競争力を持った産業になれれば最高ですね。


最後に、著者のプロフィールを以下に記します。

◆南雲玲生(なぐも れお)
株式会社ユード―代表取締役。
1973年、神奈川県横浜市生まれ。コナミ在職中に、音楽ゲーム『beatmania』を企画原案・制作し、ヒットさせる。ソニー・コンピュータエンタテイメントを経て、青山学院大学に入学しビジネスを学びながら、音楽やゲーム業界などで活動。
2003年、株式会社ユード―を設立。ニンテンドーDS向けゲーム開発をはじめ、スマートフォン向けサービスコンテンツ、音楽制作などを行う。
自身の誕生日を曲名にした「20.november」は、音楽ゲームを代表する曲となり、毎年11月20日には、音楽ゲームファンを中心に多くのイベントが開催される。
近年、iPhone向けの音楽、メディアアートアプリケーション開発を手がけており、プロデュースした『8Bitone』『Matrix Music Pad』『Live link 3G』『誰でも弾けるPiano Man』がiTunes、App Storeで大ヒット作品となり、App Store総合1位タイトルを獲得。
音楽制作に留まらず、プランナー、プロデューサーとして、様々な作品を生み続けている。また、iPhone、iPod Touch、iPad向けの『太古の達人』などの受託開発も行っている。


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