病気とリンゴ、人間と病気について、完全排除は良くない
以前、日本テレビ『月曜日から夜ふかし』に出て村上くんやマツコさんに低速ジューサーによって作られた野菜ジュースを薦めていた鶴見先生に話を聞いたことがある。
とらないても良い小さいガンまで、現代科学ではとってしまうのでガンが暴れ、全身に転移するのだという。なかなか興味深い話だと思っていたら、無農薬によるリンゴ栽培に成功した「奇跡のリンゴ」の木村さんも似たような話をしているそうだ。
木村さんの話によると、リンゴの病気の中に表面に黒いカビがつくものがあるという。木村さんはこの病気に犯されたリンゴの木が出てもあえて放置するという。下手にカビを農薬などを使って排除したりすると リンゴ畑全体に病気が広がるという。病気に犯されたリンゴの木を残すことでカビの生存を許し、生態系全体のバランスをとることを心がけているらしい。人間に都合が悪くても、なんでもかんでも完全排除はよいないのだ。