自衛隊にまつわる怪談話
体験者はKさんという元自衛隊員の男性である。Kさんは横須賀で教育訓練を終えた後、新潟のとある隊に配属となった。
これはKさんが十八歳から二十二歳までの四年間で先輩から聞いたり、実際に体験した話である。
全国各地で、旧軍からの駐屯地の多くは一部が資料館となっている。Kさんの配属された地域にかつてあった聯隊は、激戦にばかり配置されていた。そのためか、兵士は自然と郷土に強い思い入れを持っていたという。実際にKさんが勤務していた駐屯地にあった資料館にも、戦時中の資料も血染めの戦闘服などが展示されていた・・・(この続きはこちらから)