13秒後のベイルアウトを知っていますか？その５

13秒後のベイルアウトを知っていますか？

13秒後のベイルアウトを知っていますか？その２

13秒後のベイルアウトを知っていますか？その３

13秒後のベイルアウトを知っていますか？その４

13時42分14秒
最初のベイルアウト通報。

13時42分27秒
２度目のベイルアウト通報。

13時42分34秒～36秒
２名のパイロットがベイルアウト。

13時42分36.6秒
機体が送電線に接触、送電線切断後墜落。


お二人がベイルアウトしたのは、本当に墜落の直前。
当然、お二人とも、最後まで生きる望みを捨てずにベイルアウトしたとも考えられるが、機体を整備した担当者が責任を感じないようにとの配慮もあったのではと言われている。

私はどちらかというと、後者の理由のために墜落直前にベイルアウトしたのではないかと思っている。

２度もベイルアウトを通報したのにもかかわらず、機内に留まったまま墜落してしまったら、当然、射出装置の不具合が疑われる事になる。


殉職された中川尋史空将補と、門屋義廣一等空佐は、国民の命だけでなく、仲間の心も守ろうとしたのだろう。

自衛官としての使命感の高さに、心打たれる。

中川尋史空将補と、門屋義廣一等空佐のご冥福を心よりお祈り申し上げます。