成城ガゼータ

やせっぽちガゼータ氏のおしゃべり人生

城下町川越を巡る~五月、夏日、高校生の歌声は青葉ゆらす風に乗り~

2013-05-16 23:54:01 | Weblog
川越駅11時半元気に出発 
蔵造りの街の店舗がほとんど5時にのれんを仕舞うことに驚きつつゴール

コース 
蓮馨寺~熊野神社・銭洗弁天~
成田山川越別院~喜多院~日枝神社~
浮島稲荷社~川越城富士見櫓跡~三芳野神社~
川越城本丸御殿~
札の辻~菓子屋横丁~時の鐘~蔵造りの街並み

喜多院はさすがに大きく境内は広い
開運団子とか厄除け団子を売っていた
食べれば良かったと思っている

浮島稲荷社と三芳野神社はおきつね様が護っていたが
誰でも近寄ったら容赦はしない!とばかりに
口を大きく開き、鋭く睨み付け威嚇している
♪こわいながらも 通おりゃんせ~通おりゃんせ~♪

富士見櫓跡までは
曲がり曲がり細い道を行く
川越城には天守閣はなく
三ヶ所に櫓があったそうで、
富士見櫓跡と言われなければ
見落としてしまいそうだ
それでも、大きく根を張った樹木や
こんもりと盛り上がった山の雰囲気は
隠された歴史を語りかけてきそうだ

櫓跡へと石段を上がっていると
あれ?どこからか風に乗って
イタリア民謡『帰れソレントへ』が聞こえてきた
原語で真っ直ぐに歌う男性コーラス
ただいま練習中という感じは
最後のパートを教師らしき声;テナー、が張り上げた見本を聴かせ
再びコーラスが続き、仕上がった
ブラボー 櫓跡から拍手
地図で確認すると隣に県立高校があった
男性コーラスはここから流れてきたんだ
屋上で歌っていたのか
窓を開け放った教室からなのか
高校生と若葉の輝きに甚く感動し
青春という文字を思い描いた

川越城本丸御殿から横道にそれたりしていたら
新河岸川に出た
今回は帰りの時間が迫っていたので
川をぐるりと巡ることはあきらめた
次回には必ず小道、川道、路地に入り込み
おまけの道草をしたい












新歌舞伎座の瓦屋根の復活を希望

2013-05-07 21:26:31 | Weblog
一滴二滴雨粒が瓦屋根の上に黒い染みを付けていく
大胆な構図で雨と瓦の美しい絵を描いたのは
福田平八郎の『雨』

新歌舞伎座デザイン発表時
正面瓦屋根部分に屋上庭園を造ると知ったとき
なぜ瓦を主役にしないのだろうか
なぜそんなことするのだろうか?と感じた

工事のベールがはがされて
建物全容が現れたとき
正面上方にデッキブラシのような草が見えた

先日歌舞伎座の五階に上がり
日本庭園を歩いて見たが
数分ほどで一周してしまう
草木には樹木名がつき
公園でもあるまいし
庭園にする意味がわからない

庭園を造らなければ
日本の屋根と瓦の重なりの妙を
眺めることが出来るのに

日本に瓦屋根がどんどん減っている最中
歌舞伎座よおまえもか
こんなに残念がっているのは
私だけかしら?

これって本当に隈研吾氏の設計?
でもちゃっちい感じがするのは
やはり氏のデザインか…


方向感覚なき者、ましてや地図も持たないと

2013-05-04 22:20:35 | Weblog



芝公園駅から赤羽橋を通過し
なつかしの町麻布十番へ

十番大通りからそれて
横道、坂道をこまごま歩いているうち
いつも通り方向感覚を失った
はて?ここは?
立ち止まり考えもせず
細い横道があれば入り込み行き止まる
坂が見えれば上ってまた下る
愚か者よ
暗闇坂から始まり
元麻布、大黒坂、薬園坂
蔦の絡まる安藤記念教会
静かな寺
どこからか聞こえる子供の声
大使館、領事館の内からだ
いったい我はいまどこ?
鳥居坂に行きたいのに!
おおっ!これは!
四の橋に出てしまった
一応驚いてみる
でも、もう安心
どこにいるのかわかったから
四の橋、古川、三の橋、
二の橋、一の橋
漸く再び十番に到着

さて
鳥居坂Iハウスで飲んだ
一杯のビールが美味しかった
迷い道に魅了され続けた
祝祭日であった





東葛西ワイン会 問題児の輝き

2013-05-02 21:28:27 | ワイン
日曜昼下り東葛西ワイン会
メンバーつぎつぎ到着
亭主新購入のワイン温度計を披露し、
グラスにはさみ
『ワイン的には適温です』
などご満悦
この日登場の白ワインは
いままでにないような不思議色

みなさんしっかり!
これが本日の問題児のワインです
と亭主嬉しげにグラスに注いで回った
ロマネ・サンヴィヴァン・ルロワ、1995
コローレ・ビービーグラーツ、2003