村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

窓打つ雨

2017-04-23 03:51:25 | Weblog
春の夜を
まどうつ雨にふりわびて
我ものみ鳥の
聲を待つかな  定家

夕方には雨が降っていた
早々に雨戸を閉めた
外の状態が
分からない
昼間は暖かくとも
夜は寒いくらいだ

木曜稽古のときに
左肩が痛いというと
心臓も左肩が痛くなるからと
お弟子様達が心配してくれて
それではと
金曜日の朝一番で
いつもの病院に行った

心電図は異状なし
血圧も普通で
まあ
良かった
というところだ

誰しも
明日の事はわからないから
気をつけるに
こしたことはない




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名家古筆歌切番付大関

2017-04-22 03:53:05 | 古筆
書くことがない時には
お勉強中の古筆を
少しずつ覚えようと
美術手帳の
名家古筆歌切番付

東の横綱は高野切
西の横綱は継色紙

東の大関は
貫之の名家集切
西の大関は
行成の関戸本古今集

必携茶湯便利帳によると
名家集切・名家歌集切
伝紀貫之
清原深養父・坂上是則らの歌集と断簡
料紙は飛雲紙
装丁は胡蝶装冊子本

関戸本古今集は
名古屋の素封家関戸家に伝来
伝藤原行成
古今和歌集の断簡
料紙は斐紙の色紙
装丁は胡蝶装冊子本

斐紙がわからず調べてみた
雁皮紙のことらしい

雁皮紙
古代では斐紙や肥紙と呼ばれ、
その美しさと風格から
紙の王と
評される事もある。

繊維は細く短いので
緻密で緊密な紙となり、
紙肌は滑らかで、
赤クリームの自然色(鳥の子色)と
独特の好ましい光沢を有している。
丈夫で虫の害にも強いので、
古来、貴重な文書や金札に用いられた。
(ウィキペディアより)





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若葉に薄き藤の紫

2017-04-20 22:20:21 | 村雨庵 稽古 
雨ふらば
溶けて流るる色ならん
若葉に薄き藤の紫 義則

義則は
吉澤 義則ヨシザワヨシノリ
1876 - 1954
日本の国語学者、
国文学者、
歌人

雨が降っていると
その雨の色に
溶け込んでしまうよ
藤の花の薄紫
その若葉のわかみどり

桜が終わると
次は
藤の花
風に揺れる
その姿も美しく
優美な色も美しい
そしてその香りも

今日は木曜稽古
森金さんが体調悪くして
お休みだが
アイテラ氏とサカチカさんは奥伝の点前
今月から入門のカシコさんは
釣り釜の初炭手前と薄茶をする
炉もあと1週間だ



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桜餅

2017-04-20 01:01:02 | 村雨庵 稽古 
酔ざめや大碗の茶と桜餅   草城

今日は水曜稽古
お弟子様が稽古にみえる
掛け軸を変え
花をいけ
炭を入れて
釜を掛けておけば
こちらから出かけなくとも
お弟子様達は来て下さるのだ
なな なんと
有難いことだろう

お弟子様達には嫌われないよう
いつも努力をする
今日は友人が送ってくれたグレープフルーツの
ひとつずつを差し上げた

今日のお菓子は
ういろう製の胡蝶
それと桜餅
午後のお稽古に見えたサカチカさんが
お菓子を作ってきたという
それも桜餅
食べ比べて見て下さい
一つはお土産に

だからどうか
お稽古にいらして下さいませね
お弟子様




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春の夕

2017-04-18 23:42:22 | Weblog
春の夕たえなむとする香をつぐ  蕪村

凜さんと品川で待ち合わせ
エキュートでご飯を食べる
イタリアンのお店で日曜日にも寄ったばかり
11時の開店と同時に入り
ランチセットを頼んで
紅茶を飲んでそこを出る
入口には並んでお待ちの方々
お待たせしましたね

エスカレーターを下りて
今度は珈琲を飲みつつ
1時間ほどお話しすれば
新幹線の時間が近ずく
広島までお帰りであるが
又 おめにかかりましょうと
ラインを登録しあって
お見送りだ
互いに手を振る
さようなら
又会いましょう
どうかお身体お気をつけて



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畠山記念館 早舟

2017-04-18 00:53:10 | 美術館・博物館
あさみどり染めてかけたる青柳の
糸にたまぬく春雨ぞふる  実朝

雨が降っている
けっこう激しく降っている

昨日の香の会の後
近いので
畠山記念館へ向かった
プリンスホテル高輪から
高輪台まで
タクシー代は410円
展示は
春期展
茶の湯の名品―破格の美・即翁の眼
平成29年4月8日(土)~6月18日(日)

「重文 伊賀花入 銘 からたち」
「重文 志野水指 銘 古岸」
「重文 竹林七賢図屏風 雪村周継筆」を特別展示

公任の大色紙
長次郎の早舟
これの利休の添え状あり
古瀨戸茶入 畠山


写真は庭の宝鐸草


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グランドプリンスホテル高輪の秀明にて香の会

2017-04-16 23:36:15 | 香道のこと
もう辞めてしまったが
香道直心流のお稽古をしていた
その時の先生が傘寿の香席をなさる
場所は
グランドプリンスホテル東京の秀明
時間は
十時とのこと

待合にてお揃い
午前の組は15名

別室にて香が始まる
試香が三チュウそれぞれに
古今新古今からの歌がついている
本香はその三チュウと客一チュウ
合計四チュウの順を当てるのだ

香の手前がしずしずと行われている
静寂の真っ只中であるが
何やら私めのお腹が
グーと大きな音で鳴る
まるで牛がないているかのよう
目をつぶっても効果なく
三度もないて集中をそがれた
トホホ
当たりの方が五名いらしたが
私は 
当たらなかった


続いて別室で伽羅ばかり
五チュウの観賞香を聞き
その後
ホテル一階の清水にて
待望のお食事

しばし優雅な時間の中にいたが
またも写真を撮ること
すっかり忘れてしまった
ので
今年も咲いた
雪餅草



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吉野天人

2017-04-16 01:45:01 | 
観世流初心謡本の「吉野天人」
昨年お稽古を始め
二曲目に習ったもの
たいそう難しかったが
言葉が美しく
天女が登場するので
少し嬉しくもあった


「花の雲路をしるべにて
花の雲路をしるべにて
吉野の奥を尋ねん」

あちこちお花見に出掛けているという
都人がともを連れて
吉野にやって来た

「この春は
ことに桜の花心
ことに桜の花心
色香に染むや深緑
糸撚りかけて青柳の
露も乱るる春雨の
夜降りけるか花色の
朝じめりして景色立つ
吉野の山に着きにけり
吉野の山に着きにけり」


と続く文字を見るだけでも
美しい桜の山を思い
謡をきくと
まるで桜の山にいるかのようだ


このあと天女が登場し
舞いおどりやがて虚空に消える
というもの
不思議な世界も桜には似合う



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五事式の茶事・花の舞い

2017-04-15 02:21:05 | 茶事 茶会 他会記
をしまれて散るよしもがな山桜
よしや盛は長からずとも
        一葉


風に乗るか
もしくは自ずからか
桜は散り始めた
腰掛待つその間にも髪に花びらが着く
足元は花びらの絨毯



今日は五事式
七事式のうち下記の五つ
廻り炭
廻り花
且座
花月
一二三
にて茶事をする
席入は十時半
待合にて汲みだし
煙草盆 掛け物拝見
露地に降り腰掛へ

足元には花びら
迎え付けのあと席入

七事式にはそれぞれに偈がある

花月は 「互換機鋒看子細」
ごかんの きほう 
しさいに みよ

且座は 「是法住法位」
このほうは ほういに じゅうす

廻り炭は 「端的底看にい 」
たんてきていに みよ にい

廻り花は 「色即是空 凝思量即背」
しきそくぜくう
しりょうをこらせば
すなわちそむく

茶カブキは 「千古千今截断舌頭始可知真味」
いにしえに
いまに
ぜっとうをせつだんして
はじめてしんみをしるべし

一二三は 「修証即不無染汚不得」
しゅうしょうは
すなわちなきにあらず
せん おすれば えず


員茶は 「老倒疎傭無事日 閑眠高臥對青山」 
ろうとう そようぶじのひ
かんみん こうが せいざんにたいす

スラスラと言えるか?と以前ブログに書いたが さて

今日の掛け物は別峰の
互換機鋒看子細
ゴカンノキホウシサイニミヨ

懐石は四つ椀
常のように満足至極

焼物は田楽箱に二種の豆腐田楽


五事式
少し疲れたが
楽しかった


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菜の花や

2017-04-13 23:34:28 | Weblog
菜の花や月は東に日は西に 蕪村

菜の花や揚ゆく駕の片簾 也有

菜の花や雲たち隔つ雨の山 几董

なの花も猫の通ひぢ吹とぢよ 一茶



菜の花や諸葛菜などが咲き始めた
両方アブラナ科である
他に葉ボタン、キャベツ、蕪など
みな十字架状の花弁が特徴
菜の花を見ると
懐かしい気持がわき上がる



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花見がえりに

2017-04-13 02:07:01 | 村雨庵 稽古 
今日は水曜稽古
小さな庭にも春はやって来た
昨日の雨もめぐみになり
またまた背丈を伸ばせ
今日は椿の他に
つぼみをつけた宝鐸草と
黄色花の踊り子草を庭から切った
掛物は
和歌一首

春夜訪友
おもほえず 友の宵寝を妨げつ
花見かへりに木戸をたたきて 周魚

筆者は大口周魚オオグチシュウギョ
1864 - 1920
元治元年名古屋生まれ
大正9年に亡くなった
宮内省御歌所寄人
明治大正の歌人、書家

花見の帰りに友の家による
手土産はお酒かワインか
楽しい時間を想像してみた


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トーハク茶の湯展

2017-04-11 22:48:48 | 美術館・博物館
白雲と
まがふさくらに
さそはれて
心ぞかかる
山のはごとに  定家

今日は久しぶりにお謡のお稽古だ
案外早く終わった
冷たい雨は止みそうも無い
そうだ
トーハクへ行こう
こんな日で初日だから
そう混んではいないはずと
表参道から銀座線で上野へ
そこからトーハク

今日から平成館では
特別展「茶の湯」を開催している
本館は
外国人の観光客で混雑
平成館の
特別展はわりと空いていて
目指す道具を観ようとすれば
わりと容易に観ることができる
ガラスの前に人が立ってはいるが
殆どの人達はなぜか道具を見てない
ガラスから少し離れて
説明の文章をじっくり読んでいるのだ

いつも本で見ていた有名な道具が
たくさん展示されている
トーハクや東京の美術館のものも多く
見慣れでいるものは
チラと見て他へまわろう
私は三時半に入り
四時半には出口にいた
まだ券があるから
また来よう

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ちりぬる風のなごりには

2017-04-11 02:18:03 | 古筆
さくら花ちりぬる風のなごりには
水なきそらに浪ぞたちける 貫之(古今集)


外出すると
普段は見過ごしていた桜が
目に飛び込んでくる
きれいだなあと眺めていたが
満開の桜のあまりの美しさに
引き込まれ
圧倒されて
思わず写真を撮った


美術手帳に
古筆歌切番付を見つけた
香合の型物香合番付は有名だが
何でも番付にする事が流行した

東横綱は
貫之「高野切」
西横綱は
道風「継色紙」

高野切は
古今集の歌を書いたもので
もとは巻子本
高野山に伝来した
貫之ではない三名の筆者が
書き
一種二種三種にわかれる

継色紙は
色鳥の子紙
もと粘葉冊
歌は万葉集、古今集、
どこにもない歌もある
三色紙のひとつ


いずれも平安時代のもの
美術館博物館の所蔵もあり
拝見する機会はある


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炉 仙遊之式の順

2017-04-10 00:09:10 | 羊遊会
羊の会にて七事式
庭のサクラが満開なので
今日は窓のブラインドを上げて
居ながらにしての花見
緑の木々の上に桜があるが
写真ではただ白いだけで
良く映らなかった

今日は香付花月と仙遊之式
どちらも稽古の間が空くと
細かいところで間違えやすい
仙遊は時間も掛かり複雑

取りあえず
順を控えておこう

仙遊之式の順

東半東と迎付
花寄せ又は廻り花
本炭所望半東支度
灰蒔いて掃いて繰上
炭どうぞ
三客炭つぎ半東礼す
炭を見る
灰器を繰り下げ
釜を寄せたら
釜に水次釜清め
炭斗下げて
香盆膝前回し出す
香どうぞにて
礼する二名で二チュウ焚く
お香そのまま本香添えて
香盆下げて
棚香炉
茶入を下ろし水指前
茶碗建水
東濃茶
主客で濃茶
茶碗拝見
詰め預る
水一杓でお薄は花月
すぐ帛紗付け茶碗を返す
取込み総礼
半東立ち
干菓子器折据
すぐ四畳半
菓子食べた後
札を見る
三服点して干菓子器正客
茶碗取り込み
また総礼
蜘蛛の子散しで八畳戻る
お道具拝見詰め返す
東は干菓子器
半東お道具またまた総礼
東先に出る
東半東で送り礼



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駒が勇めば花が散る

2017-04-09 02:29:40 | Weblog
カヤ夫人より茶事のお招きを受けた

先日の美ささ苑の茶会の
濃茶薄茶二席の
水屋担当者12名へ
花見もかねての
慰労の茶事へ
お招きを受けた
あいにく
参加者は6名

今日は朝から雨 
いざ花見の茶事へ
向かう車窓から
はやくもこちらあちらに
桜の咲くを楽しみ見つつ行く

小さい川の両側に桜
ちょうど目黒川の様だ
そのまま進むとすぐカヤ様のお宅だ

美しい懐紙が掛かる待合にて
汲みだしを頂き
露地へと下りる

腰掛の眼前には
春雨に濡れた茶庭と茶室
これ以上のものはあるまい

席入すると初炭
花見弁当に煮物椀と八寸
中立のあと後座は続き薄茶
掛け物は花紅
道具畳に誰袖棚
水指は菱の形の高取
茶入は薩摩
楽茶碗は弘入
茶杓は崇拝する建築家の作で
歌銘である
棗は近左
茶碗は永楽の「桜につなぎ馬」
その絵を見ると
駒がいさめば花が散る

口に出た
いにしえの和歌なのだと
漠然と思っていたのだが
ネットで見ると

後水尾院の命で収集されたといわれる
民謡集『山家鳥虫歌』の中に

咲いた桜になぜ駒つなぐ
 駒が勇めば花が散る

とあるらしい
又都々逸としても広まったようだ

茶室の中は
花盛り
エア花見にサケも入り
心浮き立つ
帰りには川沿から山へと桜が続く
あたりの景色を楽しむ
ああぁ楽しかった


    
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