村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

年毎に

2017-06-23 01:29:45 | 村雨庵 稽古 
今日は木曜稽古
主菓子は練りきりのナデシコと麩まんじゅう
他に雲龍と虎屋の竿ものがある
干菓子は干し琥珀と和三盆


掛け物は色紙
染め紙の美しい色紙だ
歌は紀貫之の和歌である

年ごとに
おひそふ竹の
よよをへて
かはらぬ色を
誰れとかは
見む



筆者は冷泉家中興の祖
15代 冷泉為村
1712―1774
享保六(1721)年に霊元上皇から
古今伝授を受けた

夏至もすぎたから
これから日毎にどんどん
日が短くなる


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名水点の稽古

2017-06-22 00:33:55 | 村雨庵 稽古 
名にし負はば
いざ言問はむ都鳥
わが思ふ人は
ありやなしやと 
     業平

今日は水曜稽古
雨降りだからと
お二人おやすみ
でも雨音が響き
降りこめられた茶室でのお稽古も
中々風情があり私は好きだ

今日の稽古は
名水の茶事に参加したばかりなので
頂いたミネラルウォーター
奥長良川の高賀の森水を使って
名水点の稽古

後座の席入
亭主は茶碗建水を運び
総礼すると
正客から名水の所望をする
亭主は常のように濃茶器と茶杓を清め
釣瓶の蓋に茶巾を出し
茶碗に名水を汲んで出す
ところが
釣瓶の水指を探したがない
見つからない
そこで
千鳥は冬と習ったが
かき氷を削る機械にも千鳥の模様がある
夏でも良いではないか
今日は
玄々斎好みの浦千鳥水指を使う事にした
蓋が割蓋なので開けてから
茶巾を蓋に乗せ
水を汲む
客は次礼をして味わう
次客の一口位で名水について聞く
茶碗戻ったら湯を入れこぼし
もう一度湯を入れ茶筅通し
拭いてから濃茶を練る

ミネラルウォーターでも
清らかな名水の趣が
あるのだと知った
明日もこのお稽古をしよう



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紫陽花や

2017-06-21 01:41:08 | 植物・茶花
紫陽花や
藪を小庭の 
別座敷
   松尾芭蕉

写真はアジサイ金団


あじさいは
雪の下科
日本原産
開花時期は、 6/ 1 ~ 7/15頃

名前は、青い花が集まって咲くさまを表した

集まることを、
「あづ」とか「あつ」と言い、
「さい」は「さあい」真藍、
と言う

さ藍 つまり藍色の花が集まっている 
ので
「あづさい」が「あじさい」になったとのこと
「集真藍」
「味狭藍」
「安治佐為」と 書くようだ

「紫陽花」とは、
 唐の詩人の
 白居易が命名した、
 別の紫の花のことで、
 平安時代の学者、
 源順が
 今のあじさいに
 この漢字をあてたため
 誤用がひろまったらしい

中国では「八仙花」
または「綉球花」と呼ぶ

(季節の花 300より)

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蓮の広葉は

2017-06-20 01:07:24 | Weblog
蓮広葉
仏に露の珠
捧ぐ 

  誓子



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想うこと言わねば知らじ

2017-06-19 04:12:26 | 植物・茶花
おもふ事
いはねば知らじ
口なしの
花のいろよき
もとのこころも
     樋口一葉

家の隅にクチナシが植えてある
香りがあり茶花として使わないので
花が咲いても咲かなくても
あまり感心がない
わざわざ見に行かないと
見えないところに植えてあり
種を料理に使うときだけ
ハタと思い出す

実の口が開かないので
口無し
というらしい
茜科の植物で香りが良い
開花時期は 6月半ばから7月末頃
一重ものは早咲き
八重ものはやや遅咲きで実を付けない
実は薬用や染色になり
かつ無毒であり
たくあんや金団の色付けにも使う
台所の引出の中に今も何個か入っている
役に立つ植物だ

また国蝶のオオムラサキの幼虫は
クチナシの葉を好んで食べるようで
電気かガスの検針に来る人から
ただの毛虫じゃないのだと聞いた

梔、桅、梔子、巵子、支子
と書く
難しくて多分書けない

写真は 夏椿 
クチナシではない


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名水の茶事つづき

2017-06-18 03:31:46 | 茶事 茶会 他会記
名水の茶事
現在はペットボトルでも簡単に買えるが
昔は大変な思いをして手に入れた
水をたくさん使うという事は
自ら走り回りもてなす
将にご馳走なのだ
寅の刻という四時に
名水を汲み
それを桶にて運び入れ
釜や水指に満たして
茶を点てる
名水の茶事

ゆえに
せっかくの名水だから
汲みだしなどに名水を使わない
正客は
必ず水か湯を所望する

季節はいつでも可能だが
水に因めば夏の頃が良いだろうと
佐々木三味の「お茶事」に書いてあった

昨日の茶事は六月でもあり
夏越しの祓いを兼ねて
道具の取り合わせ
半年の塵や厄をはらい
残りの半年を無事に過ごせるようにとの事

夏越しの祓いは六月晦日
つまり30日に
神社などで茅の輪をくぐったり
ヒトガタを水に流したりする

それをあらわす
干菓子は「夏越しの祓い」
鶴屋吉信製
外の茶事は学ぶことが多い
それを自分のお稽古に持ち帰り
なおなお豊かで楽しい
稽古場にすることができる

自分のみ美味しい懐石を食べ
各地のお酒を飲みほし
濃茶の時間は堂々と舟を漕ぎ
薄茶はのどの渇きを満たす

だが
ただただ
それだけではない
お茶が楽しく
かつ刺激的であり
本を読み直し
勉強するキッカケになる

今回の茶杓の銘は「甘露」

かんろ【甘露】
大辞林 第三版の解説は
①中国で、仁政が敷かれ、
天下が太平になると、
天が瑞祥として降らせるという甘い露。
②古代インドの甘い飲み物。
苦悩を除き、長寿を保ち、
死者をも復活させるという。
のち仏教でも天人の飲み物とされ、
仏の教えのたとえともなる。
③(多く、飲み物についていう)
非常に美味なこと。
「ああ、-、-」
④夏、カエデ・エノキ・カシ
などの樹葉から滴る蜜液。
アリマキの分泌したもの。
⑤上等な煎茶の称。
⑥「甘露酒」「甘露水」の略。

お茶をしていて 
良かった!



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名水の茶事へ

2017-06-17 03:50:04 | 茶事 茶会 他会記
茶事へと出かけた

待合には
伏見稲荷の画
その下に茅の輪の掛かる甁子ヘイシが
三方にのっている
清冽な湧水を汲みご用意されたことを表すよし
今日は名水の茶事だ

風炉の茶事は
すぐに懐石その後初炭そして菓子
中立のあと後入
濃茶後炭薄茶となる

すぐに食事が出る
重々それは分かっていたのだが
待ち合わせの時間には早めに着いた
朝食を食べたのにもかかわらず
お店で一緒になった里庵さんと
一人前のサンドウィッチを半分ずつと珈琲

茶事の懐石は
勿論とても美味し
完食する

茶事から帰ればすぐお風呂
コンビニで買ったおにぎりセット
お握り二つ焼そば唐揚げ沢庵が入ってる
それで満腹のはずなのにまだお煎餅をバリバリ
冷蔵庫の牛乳の賞味期限が気になり
それをゴクゴク
腹膨るれば眠気が襲う
大好きなテレビも見ず眠った

夜中の二時半ごろ
具合が悪く目が覚めた
背中が痛く体中膨れている感じ
炭水化物の暴食
昼間は御酒も頂いたし
とにかく食べ過ぎだ
自戒の念を込めてつらつらと
ブログを書いている内に
少し調子がよくなった
なので
茶事の続きは明日



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あおうめ

2017-06-16 02:46:19 | 村雨庵 稽古 
青梅に眉あつめたる美人哉 蕪村



今日は木曜稽古
掛け物は

眉毛横眼上
ビモウ ガンジョウニ ヨコタワル
と読んだ

『禅林句集では』
自己の眞面目。
餘り近くて見えぬ。
現實ありのままの眞
とある。

眉毛は眼の上に横にある
横にあることが普通
縦の人はいない
自分ではわからないが
確かにあるもの
そう言うものがありますよとでも
言うのだろう


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軒端に曇る五月雨の宿

2017-06-14 23:19:55 | 村雨庵 稽古 
きのふけふ
千里の空も一つにて
軒端にくもる
五月雨のやど
       良経

藤原良経
フジワラノヨシツネ
[1169~1206]
鎌倉初期の公卿・歌人・書家。
九条兼実の子。
摂政・従一位太政大臣となり、
後京極殿と称される。
歌を俊成に学び、
定家の後援者でもあった。
書では後京極流の祖。
家集「秋篠月清(あきしのげっせい)集」。
九条良経。
(コトバンクより)

夜中に雨が降ったらしく
狭い庭はたっぷり水を含んで
草木は艶めく
良かった
水を撒かずにすむ

今日は水曜稽古
茨城から朝早く家を出たのだろう
マユさんが朝九時過ぎに着いた
灰型をひとつ作り
台子の初炭と
行之行台子の点前をしてお昼に帰る
その後ケンケンやサカチカさんが見え
最近入門した越ちゃんは夕方と
七ちゃんは会社帰りの夜に来る
だいたい稽古を終えて
すべて片付けると夜十時
ちょっと一眠りのつもりが
寝入ってしまった
新人が入ると私めは指導のため
とにかくよく喋る
そのせいもあり
よく眠る

明日もお稽古
お弟子様が大勢見える
何よりだ



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あさねさす昼 

2017-06-14 04:42:57 | 紫廼茶話会
今日は紫兎先生のお稽古
大徳寺418世の宙宝宗宇筆
一行 山雲海月情
花は
隅田の花火
あじさいの歌はいくつもあるが
佐藤佐太郎の歌が好きだ

あぢさゐの
藍のつゆけき花ありぬ
ぬばたまの夜
あさねさす昼  
      佐藤佐太郎


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山ホトトギス鳴きて過ぐ

2017-06-12 23:07:45 | お勉強
五月雨の
晴間もみえぬ雲路より
山時鳥
なきて過ぐなり 西行


今日は月に一度の研究会
お菓子は紫陽花金団と
水無月

水無月祓いや
ホトトギスの話があがる
会員の住む鎌倉や逗子などでは
今丁度ホトトギスの声を聞けるらしい
でも姿は一度も見たことがないとか
和歌俳句に絵画に工芸に植物にもと
ホトトギスは登場する
又3円切手にもホトトギス
それとは知らず見ている事もある
その声を
まだ聞いたことがなければ
スマホで
「ホトトギスの鳴き声」と調べると
それらしき声を聞ける

ホトトギスは
渡り鳥
初夏5月中旬ごろに
日本にわたってくるようだ
(ウィキペディアには)
分布は
アフリカ東部、マダガスカル、
インドから中国南部

5月頃になると
そのうちインドから中国南部に
越冬する個体群が
中国北部、朝鮮半島、日本まで
渡ってくる。
とある

他の渡り鳥より遅くくるのは
自分の卵をほかの鳥の巣に産みつけ
育てて貰う(托卵タクラン)の為
又毛虫を食べるため
早春では餌にありつけない為らしい

初夏の林の中に踏み入り
頭上からのホトトギスの
高く澄んだ鳴き声を浴びて
驚くも癒された若き一日が
あったような気がする
  夢か





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短夜・薄暮

2017-06-12 05:20:58 | 食事会
短夜や夢も現も同じこと 虚子

日曜日だ
外は曇り空
特に予定はない
午後からサカチカさんが
明日の分のお菓子を
持ってきてくれた

網戸を通り抜ける風は
思いの外涼しく
上着がないと寒いくらい
手近なものを枕にして
ゴロゴロしながらお喋り
昨日の茶会やそろそろ
何かしようかと
森金さんにも電話
来ないかと誘って
夕ご飯を食べる事にした

場所はいつもの
イタリアンレストラン
白ワインでまずは乾杯して
次は赤ワイン
シーザースサラダ
何とかのハム
何とか豚のパテ
トリフと何とかのグラタン
トマトソースの何とかパスタ
足りなければピザを追加するつもりが
この辺でお腹もお喋りも満腹

美味しく楽しい日曜の
ディナーの時間
店を出ても
まだ陽は完全に落ちていない
家まで五分の
心地よい薄暮を楽しもう

写真はタケシマユリ
やっと開いた


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鎌倉へ茶会に

2017-06-11 00:00:00 | 茶事 茶会 他会記
今日は鎌倉長谷にて茶会がある
社中の一人が
濃茶席の亭主をするとのこと
招待されて
想望庵様と二人で伺うことにした

今日は土曜日
天気は良いし
鎌倉は混んでるだろうと思ったが
現実は想像以上
改札口から凄まじい勢いで
観光客の方達が出てらっしゃる
凄いすごい
流れに巻き込まれないようにするのが
やっとだ

タクシーで長谷まで行った
暑い日ではあったがここは鎌倉
山の木々を通り抜ける風は
涼しく心地よい
緑の多い初めての場所での茶会は
興味津々
初めての場所であったが
いらしたお客様方のなかに
何名様かお顔見知りの方が見えて
お話が出来た
世の中実に狭い

濃茶席は
高浜虚子の軸が掛かり
脇床には
原稿用紙にインクとガラスペン
横浜と鎌倉にかかわる陶芸家の
取り合わせ
動座して点心のあと薄茶

思ったより
茶会も早めに終わったので
帰りは近くの長谷駅より
江ノ電に乗り藤沢から帰った
江ノ電
何年ぶりだろう




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葵傾く

2017-06-10 00:21:56 | Weblog
日の道や
葵傾く
さ月あめ 
   芭蕉

今日は髪を切る
予約はしてある 私めも
昔は結構長かったが
あるときから
ショートカットにした
洗うに楽
乾かすに楽
出かけるに楽
一度すればやめられない

いきつけの美容院は
わりと近く 
洒落ているお店
若い人達と
お喋りするのも
中々楽しいものだ
今日も
又々短く切って 
ああぁ
さっぱり
来月の予約を済ませると
シュガー先生がお見送り
茶事のように角まで
見送ってくれる
はやく早く
その場を離れよう



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明日は知らねど水色に

2017-06-09 01:33:45 | 村雨庵 稽古 
飛鳥川
あすは知らねど水色に
今日はにほへる
あぢさゐの花
     樋口一葉


今日は昼間はお謡のお稽古
いつも原宿からタクシーにのるのだが
ブラダのビルの前あたりへ行って
と言う
写真は
そのブラダのビル



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