『カツラ美容室別室』

2008-02-09 12:45:49 | 文学





『カツラ美容室別室』山崎ナオコーラ 第138回芥川賞候補作



山崎ナオコーラ。「人のセックスを笑うな」で文藝賞を獲り芥川賞候補にもなる。

1978年生まれで、先日知人に教えてもらったところによるとコーラが好きでこの名前にしたのだそうだ。
インパクトがあって商業的には巧い。

本作はカツラをかぶった桂孝蔵が経営する美容室の人々と
その客たちの淡い恋心と美容室の顛末。

書き出しはコミカルな所もありクスリとさせられるものの、
物語の内容とは無関係で拍子抜けする。

全体に迫力が乏しく淡白で生命力を感じない。


★★☆☆☆



ところで私は、理容店も含め美容室にはもう何年も行かない。

バリカンを使い自分で髪を刈る為で、自ずと髪型は坊主かそれに近い短髪となる。

散髪の時間は10分位で済むので10日に一度は切りたいのだが、
風呂場において全裸にならねばならず、
冬場は寒くてついつい破壊坊主のような頭になってしまう。

坊主頭の若者をたくさん見かけるが、おそらく自刈だと思う。

経済的にもよろしいようだ。






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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うふふ (秘密のあっこちゃん)
2008-02-09 21:59:20
お、厳しい点がつきましたね。ハードボイルドが好きなPさんには、ぬれっとした主人公の存在が我慢できなかったでしょうね。
ところで「トラや」は私も読んでみたいと思います。
今、体調を崩しているので、来週末にでも図書館か本屋に行ってみます。
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あはは (P@RAGAZZO)
2008-02-10 10:52:30


あはは、、どうも私はこういう根性の無い「良い人」が肌に合わず、
もっとあくの強い、むしろ悪人に魅力を感じるようです。

「トラや」はなかなか切ない話ですよ。
今頃になって思うと、もうちょっと点をあげれば良かったかな、、
と、少し悔やんでいます。
あっこちゃんは多分好きかも・・

お体、ご自愛ください。お願いしますね。

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私の男 (秘密のあっこちゃん)
2008-02-13 09:20:19
桜庭一樹著 
たったふたりの男と女の閉じ込められた世界の物語です。たとえば暗い箱の中で外を遮断し、じーっと息をひそめ、泥濘のような情念に溶け込んでいる男女。
義父であり愛人であり、本当の父である男との9歳から24歳までのどろどろの日々。読んでいて吐き気がしそうで、でも最後まで読まずにいられませんでした。
好きか嫌いかと聞かれたら、嫌い。でも後を引きそうなとても評価が難しい作品でした。


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私の男 (P@RAGAZZO)
2008-02-13 11:05:39
うわぁ~、、読むのに勇気が要りそうですねぇ。
実はこの本は、すでに図書館にリクエストを出してしまっています。
ただいま31人待ち(笑)

いやだなぁ、読むのが、、、でも、読みたいなぁ・・

情念のお化け屋敷に入る為の行列に並んでいるような気分です。
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31人はすごい (秘密のあっこちゃん)
2008-02-13 18:21:15
私の住んでいる市では5冊購入したそうです。それで新品のまっさらを読みましたよ。でも、行間から汗と腐臭が立ち上る気がする場面も。
人間のだれでもが持っている心の空洞。それをどう埋めるかが大きなテーマ。この本では、男女間の越えられない(と思う)溝はかるがると飛び越され、この部分がかなり不満でした。
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覚悟 (P@RAGAZZO)
2008-02-14 10:45:04
えぇ、、怖いなぁ、、脅かさないでくださいよぉ(笑)

31人待ちということは2,3ヶ月は読まないことになりそうですから、
そのあいだに覚悟を決めます。(^^;

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Unknown (藍色)
2009-08-28 04:44:00
こんばんは。
トラックバックさせていただきました。
この記事のトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
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Unknown (藍色)
2009-08-28 11:49:23
トラックバックが未到着でした。
お手数ですが再トラックバックしてくださいますか?
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はじめまして (P@RAGAZZO)
2009-08-28 12:37:29
藍色さん、こんにちは。

え~~っと、、恥ずかしながらトラックバックのやり方を良く知りません。

一応やってみましたが届きましたでしょうか?

もし届いていませんでしたら申し訳ありません。
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