『カツラ美容室別室』山崎ナオコーラ 第138回芥川賞候補作
山崎ナオコーラ。「人のセックスを笑うな」で文藝賞を獲り芥川賞候補にもなる。
1978年生まれで、先日知人に教えてもらったところによるとコーラが好きでこの名前にしたのだそうだ。
インパクトがあって商業的には巧い。
本作はカツラをかぶった桂孝蔵が経営する美容室の人々と
その客たちの淡い恋心と美容室の顛末。
書き出しはコミカルな所もありクスリとさせられるものの、
物語の内容とは無関係で拍子抜けする。
全体に迫力が乏しく淡白で生命力を感じない。
★★☆☆☆
ところで私は、理容店も含め美容室にはもう何年も行かない。
バリカンを使い自分で髪を刈る為で、自ずと髪型は坊主かそれに近い短髪となる。
散髪の時間は10分位で済むので10日に一度は切りたいのだが、
風呂場において全裸にならねばならず、
冬場は寒くてついつい破壊坊主のような頭になってしまう。
坊主頭の若者をたくさん見かけるが、おそらく自刈だと思う。
経済的にもよろしいようだ。
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一応やってみましたが届きましたでしょうか?
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31人待ちということは2,3ヶ月は読まないことになりそうですから、
そのあいだに覚悟を決めます。(^^;
人間のだれでもが持っている心の空洞。それをどう埋めるかが大きなテーマ。この本では、男女間の越えられない(と思う)溝はかるがると飛び越され、この部分がかなり不満でした。
実はこの本は、すでに図書館にリクエストを出してしまっています。
ただいま31人待ち(笑)
いやだなぁ、読むのが、、、でも、読みたいなぁ・・
情念のお化け屋敷に入る為の行列に並んでいるような気分です。
たったふたりの男と女の閉じ込められた世界の物語です。たとえば暗い箱の中で外を遮断し、じーっと息をひそめ、泥濘のような情念に溶け込んでいる男女。
義父であり愛人であり、本当の父である男との9歳から24歳までのどろどろの日々。読んでいて吐き気がしそうで、でも最後まで読まずにいられませんでした。
好きか嫌いかと聞かれたら、嫌い。でも後を引きそうなとても評価が難しい作品でした。
あはは、、どうも私はこういう根性の無い「良い人」が肌に合わず、
もっとあくの強い、むしろ悪人に魅力を感じるようです。
「トラや」はなかなか切ない話ですよ。
今頃になって思うと、もうちょっと点をあげれば良かったかな、、
と、少し悔やんでいます。
あっこちゃんは多分好きかも・・
お体、ご自愛ください。お願いしますね。
ところで「トラや」は私も読んでみたいと思います。
今、体調を崩しているので、来週末にでも図書館か本屋に行ってみます。