『猛スピードで母は』

2008-02-29 19:21:14 | 文学





『猛スピードで母は』 長嶋有 第126回芥川賞受賞作


シンプル。無駄がない。非常に気分の良い作品だった。

北海道に暮らす母子家庭。
母は息子をベタベタと甘やかさず、颯爽と生きる。
息子は小さくいじめられるが母は意に介せず、その事によりむしろ息子は救われる。

まったく粘着のない爽やかな、、、オトコマエの母親だ。


★★★★★




近頃つらつら世間を見るに、オトコマエの男というものが見あたらなくなった。

「男らしく生きる。」なんつーのは古いのだそうだ。

アホアホしい事だ。

むしろ最近はハンサムな女が時々居て、
その辺りのチンケな蛆虫男どもを蹴散らしてくれている。

小池百合子なんぞは、私が見てもホッとため息が出るほどのイイ度胸じゃないか。

小池ほどのオトコマエはざっと見渡しても、
小泉純一郎を除いて他には居るまい。

つまらなく群れてばかりの男どもに何か魅力を感じるかね?

私はまったく感じない。

これから日本の男どもはますます草のようになっていくのだろう。

長生きなんぞするものではない・・・









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