『猛スピードで母は』 長嶋有 第126回芥川賞受賞作
シンプル。無駄がない。非常に気分の良い作品だった。
北海道に暮らす母子家庭。
母は息子をベタベタと甘やかさず、颯爽と生きる。
息子は小さくいじめられるが母は意に介せず、その事によりむしろ息子は救われる。
まったく粘着のない爽やかな、、、オトコマエの母親だ。
★★★★★
近頃つらつら世間を見るに、オトコマエの男というものが見あたらなくなった。
「男らしく生きる。」なんつーのは古いのだそうだ。
アホアホしい事だ。
むしろ最近はハンサムな女が時々居て、
その辺りのチンケな蛆虫男どもを蹴散らしてくれている。
小池百合子なんぞは、私が見てもホッとため息が出るほどのイイ度胸じゃないか。
小池ほどのオトコマエはざっと見渡しても、
小泉純一郎を除いて他には居るまい。
つまらなく群れてばかりの男どもに何か魅力を感じるかね?
私はまったく感じない。
これから日本の男どもはますます草のようになっていくのだろう。
長生きなんぞするものではない・・・