よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の覚書003(アライメント)

2023-03-18 08:39:46 | 覚書・機材
一角獣座はわからなくても、その中のバラ星雲が見れて、その画像が撮れる。
素人でも、容易に星空観望に参加できる。本当に良い時代になりました。
その立役者は、自動導入機能がついた経緯台や赤道儀という天体望遠鏡を載せる台や三脚。
私はAZ-GTi経緯台を使っている。
 
しかし何でも自動ではなく、
AZ-GTiを水平に設置する。
天体望遠鏡が左側にくるようにして、北向きに合わせる。
そして、天体望遠鏡を覗いてのアライメント(注1)。
この操作が必要。
このアライメントが初心者には難しい。
MAK127(焦点距離1500mm)の時は、苦しんでトラウマできた。館長に天体望遠鏡覗いて迷い子になったと報告すると、お前バカかという目で見られ(当然の反応?)、トラウマ益々増殖。
 
天体望遠鏡が、FMA135(焦点距離135mm)になり、(画角が広がり)アライメントが易しくなった。ここ数日自動導入がうまくいっている。「リゲル、行け。」「おお!どまん中!」「アルニタク、導入。」「おお!どまん中!」という感じだ。
(真ん中の星は、アルニタク)
 
注1)アライメントとは、AZ-GTiに記録されている星図データと、目の前の星空の星の位置を一致させる作業。シリウスなどに天体望遠鏡を向け、アライメントを完了させると、その時見ている天体望遠鏡の中心にシリウスが見えているとAZ-GTiは認識する。そして、星図データと現実の星空が一致する。後は、楽々自動導入が可能となる。SynScanProでは、1スター、2スター、3スターアライメントが可能。どんどん正確になるが、時間もかかる。最近では、このアライメントも自動化された天体望遠鏡が、庶民の手の届くところまできている。
 
 
初心者の(すぐ忘れる)私の手順の記録
 
機器は、FMA135+Neptune-CⅡ、MAK127付属レッドドットファインダー、AZ-GTi、MacBookAir2019(ブートキャンフ°、Windows10、SharpCapPro)。
 
①夕方、FMA135に、NDフィルターなどをつけて、SharpCapProで、山の上の鉄塔のパラボラ鏡を照準。レッドドットファインダーの中心を合わす。
 
②観望開始。コンパスアプリ等で、AZ-GTiを北に向ける。AZ-GTiスイッチON。
  (もちろん、水平もとる)
 
③AZ-GTiの無線LANに、iPhoneを接続。SynScanProアプリで、アライメント開始。
 
④1スターアライメントで、シリウスを選択。レッドドットファインダーで、シリウスを中心に導入し、アライメント終了。
 
⑤SynScanProで、「天体」→「名前がつけられた恒星」→「シリウス」を選択。シリウスを追尾する。
 
⑥SharpCapProの画面を見て、FMA135のピント合わせ、さらに、アナログゲインを上げ、微光星を写し、SharpCapProのピントアシスト機能で、ピントの確認・再調整。
 
⑦SynScanProで、アライメントヘ戻り、ブライトスターアライメントを選択。シリウス、リゲルで、2スターで再アライメント。SharpCapProで、ど真ん中に入れて、アライメントを行う。
 
以上
 
全自動で星空を認識するプレート・ソルビングを実現し、この日記をこんなこともあったなと振り返れるように早くなりたい。