陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

就職氷河期世代、人生初のボーナス支給

2022-08-11 | 仕事・雇用・会社・労働衛生

就職氷河期世代、しかも、大学院に進学したものだから社会人デビューが遅れた私の経歴はこれまでさんざんでした。一番長く続いたキャリアは個人事業主の10年以上、会社勤めはなんどか正社員就職はあるものの、ほとんどが非正規雇用でした。

そんな私が念願かなって、やっと希望の専門事務職で正社員就業できた現在の勤め先。
なんと入社してまだ半年も経っていないのに、賞与をいただけることになりました。しかも、総務の責任者は私なので、社員の皆さんの賞与額を知っているのは、経営者と私だけ。いち早く自分の支給額を知ってしまったわけです。

過去の正社員就業先では、企画編集職であっても営業マンのように売り上げに貢献していなからと不支給だったり。勤続三年以上でないと支給できないなどの厳しい条件があり、私はこれまでにボーナスなるものを手にしたことがなかったのです。それが、はじめて支給される。しかも40代になって!

個人事業主専業時代および、不安定雇用との兼業が長かったものですから、毎月しっかりとお給料が払われるのにも感動していますが。それにくわえ、ボーナスが頂けるのは嬉しさ倍増。夏休み前のビッグニュースでした。正直、世間様の平均額には及ばないものの、それでもわずかでも頂けることで、報われた気持ちになります。大企業や公務員勤めの方の賞与額とは比較にならないけれども、そんなことを嘆いたってしかたがないものですし。正社員で勤められるだけマシなのですから。

しかも前任者よりも多い! コロナ禍なのだけれども、昨年よりも経営の数字がよいらしい。
この前任者がやらかした後始末を片付けていたので、短期間での成果を認めていただけたのか、もしくはある程度の学歴も加味されてなのかしりませんが。私自身もポカミスでご迷惑しきりなのですが、周囲に助けていただいてなんとか頑張れています。現就業先の経営者には御礼申し上げたいところです。派遣や契約社員で働いていた時には、人間関係がどこも最悪で、こんな会社には巡り会えませんでした。

その初ボーナスの使い道ですが。
パソコンを新調しようかとも思いつつ、その額には満たないので、結局貯蓄に回るのかも。貯蓄と言いますか、毎月の固定費支払いに消えていくのですけども。

なお、賞与を支給したら5日以内に標準賞与額の届出が必要。「賞与支給届」を日本年金機構の所轄事務センター宛に郵送せねばなりません。すでにその書類も作成済み。賞与からは、社会保険料、雇用保険料、所得税が控除されます。そうした控除分は、毎月の給与支給時と同様、個人負担分と会社負担分とを合わせて、さだめられた期限までに会社が納付書でまとめて支払います。

給与計算業務はなかなかひと苦労がありますが。
社保・労保および税務上の知識が活かせることもあり、とても楽しく働いております。まさに私の天職ですね。

なんどか正社員転職があるけれども賞与支給に恵まれなかった私が、ホワイト企業へ中途入社して数箇月で初めてのボーナスの支給をされて舞い上がってしまったというお話なのでした。
氷河期世代は正社員の皆さんが当たり前に享受している恩恵に飢えていますので、こんな小さなことでも喜びがちなのです。


(2022/08/06)








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