陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

SNSに向いていない二次創作者の特徴 10選(前)

2019-04-28 | 芸術・文化・趣味・歴史

私がネットで二次創作デビューしはじめた頃は、ブログの初期で、どちらかといえば個人サイトが隆盛の時代でした。それがブログへと移り、さらには、ツイッター、フェイスブックはじめとしたさまざまなSNSが充実して、いまではそちらの人口のほうが多くなっています。

自作を多くの人に見られたいならば、ひとの集まる場所に出向くのがいちばんです。
しかし、ひとには得意不得意があるもので、二次創作者のなかにはSNS向きではないひともいたりします。

・自ジャンルが現在あまりメジャーではない
二次創作の評価はもちろん本人の作風もありますが、原作ジャンルの人気度にもよります。過去の話題作も旬を過ぎてしまうと勢いが落ちてしまい、忘れられがちに。そもそも原作ファンのすべてが、二次創作も喜んで読むか見るかというわけでもないので、同好の士を見つけづらかったりもします。ジャンルが古すぎると、もともと個人サイトどうし、サークルどうしで繋がりがあって、世代でも価値観が異なってくるので、新規さんが入りづらいこともあります。
昔は、あと10年ROMしとけなんて言葉もありましたが、いまは子どもが現実社会でのもの言いを覚える前に、ネット空間での荒い言葉を知ってしまうので、教育上よくないですね。同ジャンルが話せるリアル友人がいないから、SNSに出会いを求めたいという人は、すこし注意しておいたほうがいいかもしれません。

・特定ジャンル、カップルにしか関心がない
SNSは多様な話題が湧出する場所です。アニメ、漫画、ゲームの話でもなんでもフラットに話せて、幅が広いほうがありがたがられるものです。交流仲間の属性にもよりけりですが、昭和世代のヲタクっぽく熱く語ると毛嫌いされることもあります。いつも似たような話ばかり絵ばかりネタばかり、性懲りもなく繰り返していると、すぐに飽きられてしまいます。新しいものに喰いつけないのもつらいですね。交流相手が自分の苦手ジャンルや嫌いなキャラ、カップルのイチ推し愛好者さんであることもあります。プロフィール欄に掲げてあっても、実際その話を一切しなくなったひともいます。作品自体にはなんら罪がなくとも痛い信者さんが多いので、そのジャンル者と関わりたくなくて、ベルリンの壁を築きたいひともいます。SNSは人種のるつぼなので、いろんな傾向があって当然なのです。

・他人様の私生活などに興味がない
SNSはそもそもセルフプロデュースする人には恰好の場。ツイッターはとくに、原作ジャンルの話題や二次創作以外のプライバシーが丸見えになってしまいやすいのです。芸能人や本物のセレブでもない限り、暮らしぶりを覗かれて楽しいと感じてもらえるようにできる人は少ないでしょう。二次創作そのものをより、自分の存在感を前面に押し出したいアイドル型は、人気を得ることもあれば、煙たがられることもあります。気持ちはわかるのだけれど、家族、友人、職場の愚痴も、食事や美容、旅行日記、汚部屋公開も、読む人を萎えさせ疲れさせてしまうことは多々あります。たとえ好きなクリエイターでも、作品に関する以外のことはほとんどスルーしています。逆にプライベートの吐き捨て場所を求めたい人は、自己責任自己完結できる個人ブログなどが向いているのかも。私もくだらない暮らしの話を流したことはあるし、書くのは自由なのですが、好意をもたれているとは思っていません。

・不特定多数の会話の流れについていけない
サイトやブログではコメントも1対1で、管理人が主導権を握れます。だって、自分が開いた場所ですからね。SNSでは基本みんながアカウントをもった者同士なのに、フォロワー数などの数字でお互いに増長もしくは萎縮してしまい、人間関係がギスギスしているのを見かけます。時ににぎやかなりし大喜利合戦で連帯感を楽しめますが、不毛な議論エンドレスの学級会は、外部からも冷ややかなまなざしを向けられがちです。多趣味で関心ごとが多いと、フォローしすぎて雑多なツイートが流れ、さばききれないことも。

・読者(フォロワー)さんの素性を知りたくない

ツイッターではリムーブやブロックなどのお別れはよくあります。これはかつての相互リンクと違って、サイト(場所)ではなく、キャラクター(個人)を直に繋げているからなおさらそうなのです。作品は素敵なのに、ご本人は…ってありがちな幻滅ですよね。初見のアイコンやプロフ欄からの好印象とかけ離れ、次第に相手の言動に疲弊してくるためです。なんとなく知らない相手のことを第一印象や好きなものの共通点、ファンとしての熱量で推し量ってしまい、勝手に期待したり失望したりするために、そうなるのです。サイトやブログだと飽きたらその場所ひとつを黙って去ればいいだけですが、SNSは出会いも別れも個々人の劇場なので、傷つきやすいのですね。相手の記憶を抹消したいがために、最悪、自分をSNS上で滅するところまで追いつめられてしまう。楽しい反面、失うものが大きいのです。
私もブログ活動上の反省点は多々あるのですが、交流するうちに、距離感を失ってしまうことの怖さがあります。SNSはなおさら距離が近いので火花も散りやすい。応援するなら見返りは求めない、飽きたらさっさと見限る、がお互いに後腐れなくていいのではないでしょうか。訪問者さんは、かならずしも好意的であるとは限らないからです。


【二次創作者、この厄介なディレッタント(まとめ)】
趣味で二次創作をしている人間が書いた、よしなしごとの目次頁です。
二次創作には旨みもあれば、毒もあるのですね…。



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