陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

職場にありがちなお菓子ハラスメントが嫌すぎる

2024-02-14 | 仕事・雇用・会社・労働衛生

職場のお菓子配り文化が嫌だという皆さん、仲良くなりましょう(苦笑)
誰が決めたのかわからない、会社の謎のルールにいたずらに反抗してみるアナーキストのつぶやき記事です。

毎年2月が近づくとうっとおしくなる。
個人事業上の確定申告が近いから、寒くて体調不良になるから、月次作業の日数が少なすぎてしんどいから。それだけではありません。バレンタインデーがあるからなのです!

昔は職場のバレンタインデーといいましたら、女性社員が男性社員や上司に配るのが定番とされてきましたが。
ここ近年は、女性経営者がスタッフに配ったり、女性社員どうしが半強制的に交換しあったりというイベントになっています。学校でも友チョコとかあるんですよね。マリア様がみてる、の世界みたいな。

私はとある社会保険手続きの公法人に勤務していた折、女性の先輩職員たちから配られた高級そうなチョコを、男性職員さん(お局が嫌っていて無視された人も含め)に「誰それさんからです」とお裾分けしたら、その部署の女性陣から総攻撃されてしまい、別の部署へ移動になったことがあります。これは今となっては私がKYすぎたとわかる事例ですが、それにしても無駄な正義感が身を滅ぼしてしまった事実です。ちなみに私が配るときは、価格帯の小さなものをそのフロア全員の机に、出社前にそれとなく並べていました。誰からもらったか、なんて知られたくなかったので。

バレンタインに限らないですが、女性が多い職場とくに事務職では、デスク上を意味もなくお菓子が行き来する傾向になりやすいです。餌付けなんでしょうか? わざわざお返しのために休憩時間にコンビニに走る新人さんもいます。先輩やお局さんが怖いんでしょう。そんなことに気を遣うなら、業務に集中すればいいのに、…と思わないでもありません。

身勝手なのは承知ですが、私はお返しを都度しません。三度いただいたら一度返すぐらいのマイルール。
毎日まいにち繰り返したら、財布に痛いし、個人事業上の経費にならないのでレシート管理も面倒なのです。もちろん、お礼は丁重に伝えますが、施してあげたのだから喜んであたりまえ、という姿勢は何か違うのではないでしょうか。

そもそもお菓子をいただくこと事態が好きではありません。
こちらが事務処理作業をしているときに手を止めないといけないし、たまに個別包装でないものを渡され、すぐ食べないとならず辟易したことがあります。薬の服用や歯磨き直後は口にしたくないですし、しかも味覚が合わないお菓子もあるんですね。私は食べたいものを好きな時に自由に食べ、あなたもそうしたらいいのに。どうして同じものを食べあわないと仲間になれないのでしょうか? (ダイエットをしている等で)食べることに対する罪悪感を、同僚を巻き込むことで減らしたいのでしょうか? 仕事上できちんと助け合えばよいだけなのでは?

出張や休暇中の旅行でお土産を催促されるのも、かなりうっとおしいです。
私の業務作業を誰かが代わりに処理してくれているわけでもないのに。また行き先を告げると、家族のお遣いみたいに、どこそこのものを買ってきてと頼むのも厚かましいですね。まあそういうコミュニケーションなのでしょうが。そして、営業マンのお土産があると、たいして好きでもなくとも、職場ですぐ食べないといけないのも困ります。私は持ち帰って同居人にあげるか、分けることもありますし。

私がこうしたお菓子含めた食品の贈呈文化を嫌う理由がいくつかあります。
ひとつには、過去にお菓子配りで自分がハブられた、もしくはその被害者を目撃したことがあること。お菓子配り、その返礼をしても気に食わないことがあれば、すぐに集団でパワハラをされてしまうこと。贈り物しだいで価値を値踏みされたり、逆に妬まれたりすること。嫌いな人物からもらった食べ物はいずれトラウマになってしまうこと。自分の好きなものはあなたも好きでしょ、という好みの押し付けに気持ちの悪さを感じていること。食べなれないものを口にすると体調が悪くなること、です。総務事務職のときに、事業所に届いたお歳暮お中元の配布で辟易したこともあります。

こんなことを書いてしまう自分ですが、咳がひどかった同僚に市販の飲みやすい風邪薬をあげたことがあります。
善意のつもりだったのでしょうが、相手にすれば、いい迷惑だったのでしょう。その直後に、宛名を書かないで郵送されるという、嫌がらせをされたことがあります。

職場になじもう、上司や同僚からの受けを狙おう、としてお菓子配りやお茶のサービスをする。
悪いことではないのでしょうが、こうした努力をする前に、個々人が責任をもって定められた業務をきちんと遂行してほしいと願うものです。心付けをしてさえいれば、自分は何をしても言っても許される、社内で優位になるだろうと甘えるという傲慢な方もいますし、組織の和たるものはモノの多寡ではなく、ひとの調和で結ばれてほしいものではあります。

ちなみに、お菓子ハラスメントをする方は、たいがい昼食の弁当の中身を覗いて料理スキルを評価したり、アフターでの食べ歩きをしつこく誘ってきたり、ととにかく食欲旺盛で、食べることに生き甲斐を見出す方が多い印象。私は食が細く、会食恐怖症なうえ、出社前にもストレスで吐いたりするので食べものの話題を振られるのが恐怖でしかありません。自分がお気にいりのカフェなども出没されるといやなので教えたくありません。会社の人間と休暇中に会うなんて拷問ですから。私の器量が狭すぎるのでしょうか。

付け加えておくと、お菓子配り文化が嫌なのは短期契約の仕事や非正規労働の職場であって、正社員として勤めた職場では手土産や適度なお茶菓子は渡すようにしてはいます。ただあまりに薄給すぎる職場や人間関係が最悪な会社だと、勘弁して頂きたい…というのが本音ですね。


(2022/02/05)

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